ゲーム概要
任天堂より2004年10月7日にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売されたシミュレーションRPG。人気シミュレーションRPG「ファイアーエムブレム」シリーズGBA版第3弾。2種類の石をめぐって繰り広げられる戦いと、主人公や仲間達の友情と成長の物語が描かれる。2人の主人公が登場し、どちらかの主人公を選択するストーリーの分岐での選択によって、まったく異なるストーリー展開やマップ攻略が楽しめる。
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★★ 5.0
投稿日:2025年11月9日
ファイアーエムブレム 聖魔の光石
『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』は、シリーズの伝統を受け継ぎながらも、新たな挑戦が随所に感じられる作品です。
本作では、これまでの章立て形式のマップに加えて、何度でも挑戦できるサブマップが用意されており、自由に経験値を稼いだり、仲間を鍛えたりすることができます。
物語の舞台は、古の時代より魔物が存在するマギ・ヴァル大陸です。
人々はかつて五つの聖石の力によって魔を封じ、平和を手に入れましたが、今やその伝承も忘れ去られつつありました。
そんな中、聖石を守護石とするグラド帝国が突如として大陸全土に侵攻を開始します。
ルネス王国の王子エフラムは行方不明となり、双子の妹エイリークは騎士たちとともにフレリア王国へ逃れます。
彼女の決意と仲間との絆、そして兄を探す旅路が、戦乱と陰謀の中で描かれていきます。
本作の魅力のひとつは、育成システムの奥深さです。
クラスチェンジがさらに進化し、新たに「グレートナイト」と「ワイバーンナイト」が登場しました。
グレートナイトは高い守備力と3種類の武器を扱う戦術的な強さを持ち、ワイバーンナイトは空を駆ける槍使いとして、スキル「貫通」で敵の防御を無効化します。
どちらのクラスも戦略次第で活躍の幅が広がり、プレイヤーの戦術眼が試されます。
さらに、これまでのシリーズにはなかった「モンスター」の存在も大きな変化です。
人間だけでなく、さまざまな種類の魔物たちとの戦闘が可能になり、戦略性と緊張感が増しました。
モンスター相手に思う存分経験を積みながら、自軍を強化していく過程は非常にやりがいがあります。
このゲームは、戦略シミュレーションとしての完成度の高さと、自由な育成・戦闘の楽しさが見事に融合した作品です。
重厚な物語と戦術の深み、そして何度でも遊びたくなる自由度が、シリーズの中でも特に魅力的な一本となっています。 -
ジーティン
★★★★★ 5.0
投稿日:2025年11月9日
ゲームボーイアドバンス最後のFE作品
本作は、シリーズ8作目として登場したゲームボーイアドバンス最後の作品であり、ファンの間では「外伝」の現代的再構築と評されることが多い。舞台はマギ・ヴァル大陸。ルネス王国の双子の王女エイリークと王子エフラムを中心に、侵略戦争の裏に潜む真実と、魔物の脅威を描いた物語が展開される。物語中盤でプレイヤーはどちらの主人公を選ぶかという分岐を迫られ、選択によって全く異なるルートが用意されている。二つの視点から同じ戦乱を体験する構成は、キャラクター描写の深さをより際立たせており、とくに双子とその親友リオンの関係性はシリーズ屈指の感情的なドラマとして印象に残る。
本作の最大の特徴は、自由度の高い育成とマップシステムにある。従来の章仕立ての進行から一歩進み、ワールドマップを自由に移動しながら戦闘や買い物ができるようになった点は、シリーズに新たな風を吹き込んだ。特に魔物とのエンカウント戦や、繰り返し挑戦できる「ヴェルニの塔」「ラグドゥ遺跡」などのダンジョン要素は、経験値稼ぎと育成の自由度を大きく広げている。この仕様によって、従来作品で悩まされがちだった「育成失敗による詰み」のリスクが大幅に軽減され、初心者でも安心して自軍を鍛え上げることが可能になった。
また、分岐クラスチェンジの導入も革新的である。従来は固定だったクラス昇格先をプレイヤーが選択できるようになり、同じユニットでも異なる戦術的個性を持たせられる。これは育成ゲーム的な楽しさをもたらすと同時に、戦略性をさらに広げた。さらに、「新人兵士」や「魔道士見習い」といった見習いクラスの存在は、初心者にも育成の導線を提供しており、遊びやすさと奥深さを両立させている。難易度設定も「はじめて」「ふつう」「むずかしい」の三段階が用意されており、シリーズ未経験者から上級者まで幅広く対応しているのが魅力である。
一方で、戦闘バランスの調整はシリーズの中でも特に丁寧であり、極端に弱いキャラが少ない。登場ユニットの数を絞り、その分ひとりひとりの能力差を明確にした設計は、キャラクターの個性を際立たせている。どのキャラを育ててもきちんと戦力になるバランスは、長年のノウハウを積み重ねたインテリジェントシステムズならではの円熟を感じさせる。支援会話の密度も高く、登場人物の背景や関係性をより深く掘り下げており、単なる戦略ゲームを超えた人間ドラマとしても完成度が高い。特にラーチェルやルーテといった強烈な個性を持つキャラクターの存在は、作品全体に軽妙さと彩りを与えている。
音楽面でも評価が高く、GBA音源の限界を感じさせない壮大で印象的な楽曲が揃う。特に「Follow me!」や「哀しき皇子」などは、場面の緊張感や感情の流れを見事に演出しており、物語の余韻をより強く残す。
本作はシリーズとしては比較的難易度が低めであり、熟練者には物足りなさを感じる部分もあるが、育成と自由探索の楽しさがそれを補って余りある。クリア後も魔物退治を続けながらキャラを鍛え続けることができ、トライアルマップ以上のやり込み要素を備えている点も長く遊べる魅力となっている。
総じて本作は、シリーズ伝統の戦略性を保ちながら、自由度と遊びやすさを両立させた良作である。重厚な物語、洗練されたバランス、そして育成の幅広さが一体となった本作は、初心者にもベテランにも等しく薦められる一作だ。シリーズを知らない人にとっても、ここから「ファイアーエムブレム」の世界に入るには最適の作品である。 -
アマチャ
★★★★★ 5.0
投稿日:2025年11月9日
戦略性と物語性の両方が見事に融合した傑作
このゲームをプレイしてまず感じたのは、シリーズならではの緊張感と、キャラクターたちの絆が織りなす物語の深さです。戦いの最中に一瞬の油断で仲間を失ってしまう可能性があるというシステムが、常に手に汗握る展開を生み出しています。それぞれのキャラクターは勇敢な騎士から神秘的な魔道士まで個性豊かで、戦場だけでなくストーリーの中でもしっかりと描かれており、プレイヤーとして自然と愛着が湧きました。特に双子の主人公、エイリークとエフラムの物語は、それぞれの視点で世界を見つめることで同じ戦乱の中に異なるドラマを感じることができ、二人の成長を見届けるのがとても印象的でした。
物語の舞台であるマギ・ヴァル大陸は、聖石と魔石という二つの力を巡る戦いに包まれています。グラド帝国の侵攻から始まる物語は序盤から重厚で、国を失った王女エイリークが逃亡の旅に出るシーンでは、彼女の強さと優しさが静かに伝わってきます。一方で、行方不明となる兄エフラムの奮闘もまた熱く、彼を選んだ際の展開では王国再興に向けた力強い物語が描かれます。どちらの主人公を選んでも全く異なる道が待っており、2周目をプレイするモチベーションが高まる構成でした。
戦闘面では、戦略性の高さが際立っています。仲間をどう育成し、どのクラスに進化させるかという選択が非常に重要で、プレイヤーの判断次第で部隊の戦い方がまったく変わります。今作から導入された分岐クラスチェンジのおかげで、同じキャラクターでも別の役割を持たせられる自由度が増し、自分好みの編成を作る楽しさが倍増しました。さらに、何度でも挑戦できるEXマップの存在が、育成の幅をぐっと広げてくれます。お気に入りの仲間を何度も戦わせて成長させる過程は、まるで自分だけの物語を作っているようでした。
チュートリアルや辞書機能など、初心者にも優しい設計がなされている点も印象的です。ルール説明が丁寧で、シリーズ未経験でも安心して遊べる配慮が感じられました。細やかなサポートのおかげで、戦術の奥深さに集中でき、ゲーム全体の完成度をより高く感じます。
総じてこのゲームは、戦略性と物語性の両方が見事に融合した傑作です。二人の主人公が歩む異なる道、仲間たちの絆、そして何度も挑戦したくなる戦闘システムがプレイヤーを飽きさせません。遊び終えたあとには、戦いの緊張感とともに、彼らと共に過ごした旅路の温かさが心に残る、非常に満足度の高い作品でした。 -
★★★★★ 5.0
合計ではなく1周に100時間
今回は2人の主人公が登場し、物語中盤でそれぞれのルートに分かれて別の物語を楽しむことができます。
エイリーク編とエフラム編、後者のほうが全体的に難易度は高めです。というかエイリーク編はFE全体で見てもかなり難易度が低い方だと思います。
その上物語が外伝も含めて全23章で終わってしまうので1周目を終えた時は「あれ、もう終わり?」という印象でした。
2人の主人公両方のストーリーを遊べば充分なボリュームと言えるのですが、片方だけだと前作までの封印や烈火に比べて不足を感じます。
比較的安全にレベルを上げられる救済措置もあることから、初心者にもおすすめです。難易度の低さ、物語の短さが手軽に遊べる長所になります。
そんなちょっと「ヌルめ」な印象の本作ですが、実は他のFEにできない楽しみ方もでき、安易に評価を下すことはできません。
本作はクリア後も楽しむことのできるFEです。クリア後も遊べるマップが多数用意されており、封印のエクストラマップなどとは異なり今まで通りに攻略・育成を行うことが可能です。
しかも本編より遥かに難しいマップも用意されており、本編で物足りなければさらに育成してこちらに挑戦するというのも勿論ありです。
他にも、クラスチェンジ先が分岐していて、より自分好みの部隊を編成することができるようになっています。本作は、FEの中でも自由度が高い。
新登場の上級クラスや敵キャラクター(主に魔物)のグラフィックも新規に描かれていて、従来のものに劣らないぐらいよく動きます。
公式でも難易度が低い扱いを受けた事のある本作ですが、「むずかしい」モードのエフラム編は従来作品と比べても遜色ない難易度だったと思います(救済措置を封印して…です)。
しかし、私の周りで聞いたのは必ずしも良い評判ではなかったのが残念です。個人的にGBAのFE3作で最ものめり込み、1周のプレイ時間が100時間を超えたのはFEシリーズでも本作だけです。
特にFE慣れしている方なら2周以上遊ぶこともザラでしょうし(エイリーク・ヘフラム編両方とも遊べる)、縛る(使うユニットなどを自分で規制する)ことで難易度調整を図るのもお手のものなはず。
FEならシミュレーションとしての歯応え、本編のボリュームを優先すべきだというのも理解できますが、上で述べたような楽しみ方があると分かれば、本作もあながち悪くないものだと思いませんか。 -
★★★★★ 5.0
毎回期待を裏切らないゲームです
シュミレーションやRPG好きでアドバンスのゲーム買うんなら騙されたと思って1度買ってみてください。あなたもきっとお気に入りのキャラに入れこんでいるはずです。説明は他のレビューの人がやってくれてるその通りです。上の画像の主人公やそれに負けてない登場人物を育てて戦っていきます。もし、死んだら間違いなくリセットしてしまいますから・・好きな人は宣伝なんか一切しなくても毎回必ず買うでしょうね。私も全作買い、今もすべて持っています。時々昔のもやりたくなってしまうので売るなんてできません。冬はキューブで出るというのでその為にキューブ買ったくらいですから。
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★★★★★ 5.0
完成され、熟成されたゲームシステム
皆さんご承知の通り、ファイアーエムブレムシリーズは、
1作目である「暗黒竜と光の剣」で、
すでにゲームシステムは完成されていました。
その後、「外伝」、「紋章の謎」、「聖戦の系譜」、
「トラキア776」、「封印の剣」、「烈火の剣」とシリーズを重ね、
今作の「聖魔の光石」で8作目。
90年の1作目発売から14年という歳月が経ち、
さらにこれだけシリーズを重ねてきても、
「ファイアーエムブレム」がユーザーからまったく飽きられないのは、
完成された、完全なるゲームシステムの上にあぐらをかかず、
常に新しい要素(システム)を必ず取り入れてきているからでしょう。(^O^)
今作では「EXマップ」、「分岐クラスチェンジ」の2つが
追加システム要素の中でも新しいといえると思います。
この2つのシステムが追加されたことで、
仲間を育てていく楽しみを、
より多くの人たちに楽しんでもらえるようになりましたv。
(前作までは、レベルアップには闘技場を利用するしかなかったので、
根気もテクニック(諦めどころや金額で対戦相手を想定することなど)
も時間も必要でしたからね…。
まあ、それもFEの醍醐味かもしれませんが…。(^_^;))
コツコツ、ちまちまプレイして長〜く楽しむもよし、
サクサク、スピーディにクリアして、
何度もヤリ込んでみるのもよし、
その人なりの楽しみ方で遊べる、
初心者でも、ハードユーザーでも大満足のゲームですv。(^_^)b -
★★★★★ 5.0
一番快適なFE
タイトル通りです。
システムはそのままに、前作まであった「それ難易度じゃなくて不便なだけでしょ」という要素がいくつか解消されており、GBA三部作の中では最も快適にプレイできます。
なので三部作を全て遊ぶつもりなら、この聖魔は2番目以降にしたほうが良いでしょう。
(他を遊んだ時に不便さを感じるので)
シナリオは前作や前々作の2/3程度と短めですが、それだけにサクサク周回が出来るので、何度も遊びやすいという意味では良いものです。徹底的に遊びたい人のために、クリア後のフリーマップも用意されていますし。
ただ、評価システムが無くなってしまったのはちょっと寂しいかな…。目指すべき目標が(自分で定めない限り)クリアのみ、というのも虚しいと言えば虚しいです。
よく難易度が低いと言われますが、レベル上げをしなければハードは十分難しいです。
リセットや闘技場やステータス吟味が当たり前、という人にとってはヌルいというだけの話で。
何気に最初からハードが選べるようになっていますし、難易度を求めるなら初見ノーリセットプレイなどを試してみてはどうでしょう。
…まぁ、そういう試みが可能な程度には簡単になっているんですけどね。
前作や前々作に比べると評価は安定しない今作ですが、個人的には一番長く楽しめました。
サクサク遊べるのは勿論、キャラクターも中々の個性派揃いで楽しいです。助けてエイリーク!
恋愛があったりキャラが美形揃いな点は、苦手な人もいるのかな? 個人的には大歓迎ですが。
評価システム、あるいはハードの上にルナティック(仮)さえあれば完璧だったかなー、と。 -
★★★★★ 5.0
それは誰の心にもある聖魔の光石
所謂リーマンと呼ばれる社会人です
通勤ラッシュに揉まれ、顧客にも上司にも頭を下げ、
後輩の育成を押し付けられて色々やってる内に連日残業
通勤路に転がる、名前も知らない石にもイラっとする
フラフラで帰ってきたら夕飯を食べる気力も無く、お酒を飲んで寝る
ゲームする時間があるなら明日の仕事の準備でもしないとと、無駄に焦る
なんで生きているんだろうと素で思う日々・・・
切れたお酒を買いに行った日に見たゲームの店頭販売で思い出した、
子供の頃にSFCのファイアーエムブレムにドハマりしてた頃に、
「ファイヤーエンブレム?今時ゲームとかガキかよ!野球だろ!」と、
同級生に言われ恥ずかしく思った事
あの時、自分はヤンチャな同級生に反感を持たれたくない一心で、
「確かにもうゲームは幼稚だよね」と返した事も・・・
愛と気合いで使っていたモルダがへたれた時は
「モルダは夢破れし俺なんだな」とお酒をかっ食らいつつ、
オルソンの某シーンには
「この時代、こういう鬱展開が流行ったよね」と頷いた
ヴァネッサが愛人エンドを迎えた時は
「本人が幸せなら良いよね」と大人の妥協を噛みしめた
そして本作をクリア後には、名前も知らない石を見て、
「光石かも」と思えた瞬間、涙が溢れて止まらなかった
傍にいた学生や社会人達には「なんだコイツ」と思われた事でしょう
自分はSFC後期からPS1のSLGの黄金期に育ってきました
同様に時間に追われ、現状維持の為に憎まれてでも
日々併走する社会人にこそ薦めたいです
ゲームが大好きだった癖に幼稚と言った、あの日の嘘を謝りたい
今作のファイアーエムブレムに感謝したい気持ちと、
開発スタッフと任天堂に謝罪したい気持ちでいっぱいです
これからも唯一無二のSLGを心から楽しみにしています
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最終更新日:2025年11月9日 PR








