ゲーム概要
コナミより2003年12月4日にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された野球ゲーム。シナリオや彼女、サクセスで人気を集めてきたパワプロクンポケットシリーズの6作目。「パワポケシステム」が初登場。アイテム持ち込みと裏サクセスの登場などを行える。本作はタイムパトロールの主人公が時間犯罪者を追いつつ零細工場を救う「表サクセス」と借金のカタに連れ込まれたしあわせ島の労働を描く「裏サクセス」がある。
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2025年11月22日
パワプロクンポケット6
『パワプロクンポケット6』は、人気シリーズ「実況パワフルプロ野球」のサクセスモードを独立させた育成特化型作品で、場所を選ばず手軽に遊べるゲームボーイアドバンスというハードの特性を存分に活かした一本です。実際に遊んでみると、野球の爽快感だけでなく、物語を追いながら選手を成長させていく楽しさがしっかりと融合しており、単なるスポーツゲームでは終わらない魅力を感じられます。今回のサクセスモードでは社会人野球をテーマに、未来からやってきた主人公が潰れかけた町工場を野球で救うというユニークな設定が描かれており、試合の勝敗が会社の運命に直結する緊張感がプレイの没入感を高めてくれます。
コマンド選択で能力を伸ばしていく育成システムは直感的で分かりやすく、それでいて選択の積み重ねが選手の個性としてはっきり表れるため、何度も最初から育成し直したくなります。加えて「俺のペナント」では、サクセスで育てた選手をさらに鍛え直すことができるため、一人の選手に長く愛着を持って遊べる点も印象的です。さらにGAMECUBE版とのパスワード互換など、他機種との連動要素も当時ならではの楽しさを感じさせてくれます。
ストーリー、育成、試合のバランスがうまく噛み合っており、テンポよく進められる一方で、しっかりとやり込み要素も用意されています。シリアスさとコミカルさを併せ持つ物語展開も魅力で、野球に詳しくなくても楽しめる構成になっていると感じました。総じてこのゲームは、手軽に遊べる操作性と奥深い育成、そして個性的なストーリーが融合した作品であり、育てた選手に愛着を感じながら成長を見守る喜びこそが本作最大の魅力です。 -
アマチャ
★★★★★ 5.0
投稿日:2025年11月22日
良い意味でクセの強い作品
このゲームを実際に遊んでみて、野球ゲームでありながら物語性の強さが際立つ作品だと強く感じました。野球パートはGBA版の中でも完成度が高く、操作の手応えと試合の緊張感がしっかりあり、裏野球大会での強敵チームとの対戦は何度挑んでも熱くなれます。大帝国キラーズ戦までは比較的遊びやすい難度で、そこから一気に歯ごたえが増していく構成は、物語と難易度の盛り上がりがうまく噛み合っている印象でした。BGMの質も高く、打席に立つたびに気持ちが引き締まる感覚があります。
ストーリーは「社会人野球編」と「しあわせ島編」のギャップが非常に大きく、前半の借金まみれの町工場を救う爽やかさと、後半の強制労働施設での重苦しい展開の落差が強烈です。特にしあわせ島編では、BB団やしあわせ草といった設定が生々しく、コミカルな会話の裏で容赦なく突きつけられる現実が心に残ります。その一方でキャラクターはどこか抜けていて愛嬌があり、山田や三船、小杉、倉刈といった変な仲間たちに自然と情が湧いていくのも本作の魅力です。
パワポケシステムによるポイント収集と強化要素は周回するほど快適になり、何度も遊びたくなる中毒性がありますが、サブポジションの扱いや一部の運要素の強さにはストレスを感じる場面もありました。それでも、重厚なテーマとブラックユーモア、クセの強い恋愛イベントやミニゲームを含め、他の野球ゲームでは味わえない独特の体験が詰まっています。
総合的に遊んだ感想として、このゲームは爽快な野球とダークで濃厚なストーリーが融合した、良い意味でクセの強い作品です。難しさや人を選ぶ要素はありますが、その分だけ印象に残る場面が多く、じっくり腰を据えて遊べるゲームとして非常に満足度が高い一本でした。 -
ジーティン
★★★★★ 5.0
投稿日:2025年11月22日
パワポケ独自のブラックユーモアとシビアなゲームデザインでまとめ上げている
本作は、ゲームボーイアドバンス向けの野球ゲームでありながら、単なるスポーツゲームの枠に収まらない物語性とシステムの両面でシリーズの転換点になっている作品である。表の「未来から来た男 町工場社会人野球編」では、タイムパトロール隊員である主人公が、町工場・和桐製作所を倒産の危機から救うべく奮闘するというSF寄りの設定を持ちながら、実際のプレイ感は地に足のついた社会人野球+中小企業の経営危機ドラマに近い。大帝国キラーズとの賭け試合や、金融業者フローラル金融、銀行との駆け引きなど、野球の勝敗が中小企業の運命と直結している構図が、スポーツものというより「会社ドラマ」として機能している点が興味深い。試合に負ければゲームオーバーというシンプルでシビアなクリア条件も、物語の緊張感とリンクしており、プレイヤーに常に適度なプレッシャーを与えるデザインだと言える。
一方で、しあわせ島を舞台にした「謎のしあわせ島編」は、名目上はもう一つのサクセスでありながらシリーズ世界の正史にも組み込まれている特殊なシナリオである。多額の負債を抱えた人々が送られる強制労働施設という設定、BB団によるしあわせ草の人体実験、収容者たちの反乱など、テーマ自体はかなりハードであるが、ゲームとしては「100日で1000ペラを稼ぐ」という明快な目標と、ペラを回して生活・育成・脱出準備を進めていく資源管理ゲーム的な側面が強い。試合操作は自分の打席・重要局面のみと簡略化されており、プレイヤーの腕だけでなく仲間育成やペラ運用が結果に影響するバランスになっている。犬レベルや気力、選択肢次第であっさりゲームオーバーやバッドエンドに転落する厳しさは、プレイヤーを選ぶ一方で、シナリオの残酷さや閉塞感を強く印象づける要素ともなっている。
システム面では、シリーズ以降の定番となる「パワポケP」や「プロフィール」が本作で導入されている点が大きい。プレイを通じて貯めたポイントで第2サクセスやミニゲーム、隠し要素を購入するメタ成長要素は、周回プレイの動機付けとして機能しており、1周ごとの濃度の高さとリプレイ性を両立させている。また、登場キャラクターのプロフィール閲覧機能は、イベントで断片的に語られる背景を整理し、テキスト量の多い本作のドラマ性を補完する役割を果たしている。グラフィック面でも、表サクセスの背景拡大やキャラクターの白縁取り、スライドイン演出やフェード切り替えなど、GBAというハードの中で見せ方を工夫しており、テキスト主体のゲームでありながら、会話シーンに動きとメリハリを与えることに成功していると言える。
野球部分そのものは、サクセスや「俺のペナント」を中心にシリーズ従来の遊びやすさを維持しつつ、個人タイトルの追加や天狗メーター、仲間評価といった要素でやり込み度を高めている。特に「俺のペナント」は1選手につき1回という制限や、能力の伸ばし方が表サクセスと共通になったことで、短期集中的に一人の選手のキャリアを遊ぶモードとしての色合いが強まっている。一方で、アレンジチームが最初から使えない、俺ペナのプレイ回数制限があるなど、遊びの自由度を絞った調整も見られ、ライトな遊び方より「腰を据えてやり込む」プレイスタイルを前提にしたバランスになっている点は好みが分かれうる部分である。
ミニゲームの数がシリーズ中でも少ない(おまけモードで3種)という事実は、単体で見るとやや物足りないが、個々の内容はかなり尖っている。「走って走って うんダバダー!」や「ゴキビューン」のように、ギャグとグロテスクさの境界を突いてくるセンスはパワポケシリーズらしく、人を選ぶが強烈なインパクトを残す。そしてしあわせ島編限定の「対決!メカ亀田」や「南海のとしお君対ガンダーロボ」は、がんばれゴエモンのインパクト戦を思わせる巨大ロボアクションとして仕上がっており、野球ゲームの枠内にいながら別ジャンルの遊びを無理なく取り込んでいる。ただし、メカ亀田やとしお君関連のミニゲームはリセット封じや能力減少などペナルティが重く、ストレスを感じるプレイヤーも少なくない難度設定である。
キャラクター面では、和桐製作所の社員や和桐バブルスのメンバー、しあわせ島の収容者たちが非常に濃い個性で描かれており、単なる「育成用の駒」以上の存在感を持っている。山田平吉や島岡希美など過去作からの継続キャラに加え、コロコロ公募の漁火剛やほるひす、しあわせ島側の落田、小杉、倉刈といった面々が、それぞれの事情や将来を持った一人の人間として描かれることで、シナリオの救いのなさや皮肉もより重く響く。多くのイベントがマルチエンディングや分岐を持っており、グッドエンドを得るには高い好感度管理やシビアな選択が要求されるため、「テキストを読むだけで自然に良い結果になる」タイプのゲームとは明確に方向性が異なる作品である。
本作は、タイムトラベルと町工場の社会人野球、強制労働施設の脱出劇という異色の題材を、パワポケ独自のブラックユーモアとシビアなゲームデザインでまとめ上げた、シリーズの中でもストーリードリブン色の強い一本である。パワポケPとプロフィールによるやり込みと収集、表裏ともに正史に組み込まれた重厚なシナリオ、GBAながら工夫された演出、尖ったミニゲームと数多くのキャラクターイベントなど、特徴は多岐にわたる。難度の高さや理不尽さを感じる場面はあるものの、それを含めて「ただの野球ゲームではない何か」を求めるプレイヤーには強い印象を残す作品であり、濃いシナリオとクセのある育成を楽しみたいなら、一度プレイしてその世界観とドラマに触れてみる価値は十分にあると言える。 -
★★★★★ 5.0
パワポケアドバンスの最高傑作
個人的にパワポケアドバンスシリーズでは最高の名作です。
特徴としては「表」と「裏」の2種類のサクセスのストーリーが繋がっている事です。シリーズ作品でよくあるのは裏サクセスの内容が野球が全く関係ないハイファンタジーな味の濃い異世界が多いので、表も裏も野球な作品は異例なんです。
また、野球ゲームとしてのバランスもパワポケシリーズは不安定な事で有名ですが、本作は比較的にマトモです。
名言がこれでもかと飛び出してくるので、影響を受けてしまいハッキリと覚えているフレーズも特に多い作品です。
なんならパワポケ全作品1番。パワポケを語る上で外せないタイトルです。 -
★★★★★ 5.0
2つのサクセスがリンク
裏サクセス「しあわせ島」編は、黒松との賭けに敗れたタイムパトロールである主人公が島流しになってからを描いたものである。能力の高い選手はこちらが作りやすい。
2つの話が繋がっている点をはじめ、ストーリーの深さはシリーズの特長だ。
相変わらず諷刺が効いてる。本サクセス最後の敵は最強で勝つのはかなり厳しい。何より敵の監督がイカれてる(笑) -
★★★★★ 5.0
野球しよう。
今回のサクセスの期間は今までのように3年間では無く、平日と休日を1日ずつ交互に繰り返して1年間で選手を育てます。
その間に工場を救うために借金取りと野球の勝負をしつつ、歴史を変えようとする時間犯罪者を見つけ出すことが目的です。
うろつきは平日でも行えますが、デートや休息は休日にしか取れません。
もう1つのサクセスは「しあわせ島編」。
主人公は島で強制労働させられていますが、100日間で1000ペラ(お金の単位)をためて、日本に生きて帰るが目的です。
前作の忍者編ではステータスが全て最大の選手も簡単に作れましたが、今回は頑張っても無理みたいです。
俺のペナントは前作よりかなり内容が充実。
イベントも増え、能力のアップも月に一度では無くいつでも行えるようになりました。
全体的にかなり満足のいく内容なので、野球好きの方にお勧めです。 -
★★★★★ 5.0
まさに最高のでき!!
今回のパワプロくんはマジですごいって!!
試合での駆け引きは前作よりパワーUP!!もちろん日本のプロ野球チームも全部、今年のデータで入っているようです!
さらに、ペナントモードでは「俺のペナント」っていうシステムもあり
「天狗度メータ」やら、「俺の出番」など新システムも盛りだくさん!
さらに、サクセスモードではやればやるほどポイントがたまり、ゲームクリア後にそのポイントでアイテムが買うことができ、次のサクセスを有利に進められる!!なんどサクセスをやってもあきないぞ!!
まさに集大成なので?!もちろん、ミニゲームもたくさんあります! -
★★★★★ 5.0
これぞ野球ゲーム
パワプロの醍醐味それはサクセスにありですね。
自分が手塩にかけた選手を有名選手と一緒に活躍させ
さらにはチームまで作ってオールスターと試合も出来ます
選手育成と野球ゲームをバランスよく取り入れたパワプロ
それが携帯ゲームで出来るなら文句ありませんよね?
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最終更新日:2025年11月22日 PR



























































