ゲーム概要

任天堂より2002年3月29日にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売されたシミュレーションRPG。個性豊かなキャラクターが繰り広げる壮大な愛と勇気と戦いの物語。プレイヤーのゲーム進行により、ストーリーが変化したり、新たなマップが現れたり、何度も楽しむことができる。ユニット達が披露する様々なアクションはユニットごとに用意。迫力の戦闘アニメーションを再現。「2~4人の闘技場対戦」を新たに導入。

プレイ画面

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レビュー

  • レビューアイコン カズタマ

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2025年11月9日

    ファイアーエムブレム 封印の剣

    『ファイアーエムブレム 封印の剣』は、シミュレーションRPGの礎を築いたシリーズの中でも特に完成度の高い作品です。物語の舞台は、エレブ大陸という二つの大国と三つの小国が共存する大地で、長く続いていた微妙な均衡が、ついに戦争の勃発によって崩れていくところから始まります。壮大な戦乱の物語の中で、プレイヤーは若き指揮官ロイとして仲間たちと共に戦い、友情と戦略、そして勇気をもって激動の時代を駆け抜けます。

    本作はゲームボーイアドバンスで登場したシリーズ初のタイトルであり、従来の面白さをそのままに、新しいシステムを多く導入しています。まず注目すべきは「マルチストーリー」システムで、プレイヤーの選択や進め方によってストーリーが分岐し、新しいマップが登場するようになっています。これにより、一度クリアしても異なるルートを楽しむことができ、何度でも遊べる奥深い構成になっています。特定の条件を満たすと挑戦できる外伝マップでは、貴重なアイテムが手に入るため、やり込み要素も充実しています。

    戦闘システムも大きく進化しており、新たに追加された「救出」コマンドによって、危険な状況の仲間を他のユニットが助けることが可能になっています。この機能は単なる救助手段にとどまらず、戦略の幅を大きく広げています。敵の攻撃を防ぐためにあえて仲間を背負って退避するなど、判断力と先読みが求められるのが本作ならではの魅力です。また、新たに登場したユニット「遊牧民」をはじめ、個性豊かで魅力的なキャラクターたちが数多く登場し、彼らそれぞれの物語や関係性もプレイヤーの心を引きつけます。

    前作『トラキア776』から2年の歳月を経て登場した本作は、グラフィック、操作性、システムのすべてが洗練され、シリーズの伝統を継承しながらも確かな進化を遂げています。戦略性の高いマップ構成、緊張感のあるバトル、そして心に残るストーリー展開が見事に調和しており、長年のファンだけでなく、シリーズ未経験のプレイヤーにも十分楽しめる内容になっています。

    『封印の剣』は、戦略とドラマが融合した奥深いゲーム体験を提供してくれる作品です。シミュレーションRPGの魅力を存分に味わいたい人、キャラクターの成長や物語の分岐をじっくり楽しみたい人に、ぜひおすすめしたい名作です。

  • レビューアイコン ジーティン

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2025年11月9日

    伝統を守りつつも新しい方向性を模索した意欲作

    本作は、シリーズの転換点とも言える作品である。前作『トラキア776』から制作体制が大きく変化し、初代から関わっていた加賀昭三氏の退社後に開発された最初のタイトルでありながら、シリーズの原点に立ち返ったような硬派な作りが特徴的だ。シナリオを手掛けた堀川将之氏による物語は、派手な演出よりも「戦争を生き抜く群像劇」としての深みを重視しており、主人公ロイの成長を軸に、諸国間の政治・文化・思想が丁寧に描かれている。全体的に落ち着いたトーンでありながら、悪役ゼフィールの悲哀に満ちた過去や、「人竜戦役」という歴史的背景が物語に奥行きを与えているのも印象的である。

    戦略シミュレーションとしての完成度も高い。ノーマルモードでは適度な歯ごたえがあり、ハードモードでは敵の能力が大幅に上昇し、緊張感ある戦いを楽しめる。戦略要素はシンプルながらも奥深く、地形効果や敵AIの挙動、ユニットごとの特性を活かす戦術が問われる設計だ。救出システムの導入によって戦場での連携が重要になり、騎馬ユニットの有利性や、体格・救出値といった新要素が戦術の幅をさらに広げている。また、ロイ以外のユニット配置を事前に自由に調整できるようになった点も、戦略性を高める改良である。

    シリーズを象徴する「支援会話システム」は本作で大きく発展を遂げた。キャラ同士の関係性が戦闘面だけでなくストーリー面にも深く影響し、支援レベルの上昇によって命中・回避・攻撃・防御などが向上する。さらに支援相手によって後日談が変化する要素もあり、キャラクターへの愛着を育てる仕組みが巧みに組み込まれている。これにより、単なる戦略ゲームにとどまらず、キャラ同士の人間関係を体験する「物語性のあるSRPG」としての魅力が際立っている。キャラクターの数は多いが、それぞれが支援会話でしっかりと掘り下げられており、脇役に至るまで存在感を持たせている点は評価に値する。

    システム面では、GBA作品らしくUIの作り込みが丁寧で、Rボタンによるヘルプ機能やチュートリアルモードの搭載など、初心者への配慮も抜かりない。携帯機でのプレイに合わせたオートセーブ機能も便利で、短時間プレイでも安心して進められる。また、通信機能を活用した「通信闘技場」は、育てたユニット同士を戦わせる対戦モードとして斬新であり、当時としては珍しいマルチプレイ要素が実現していた。さらにクリア後には「トライアルマップ」などのやり込み要素もあり、周回プレイでも飽きない工夫が随所に見られる。

    戦闘アニメーションは、当時のGBAとしては極めて高品質で、必殺の一撃時の派手な演出や滑らかな動きがプレイヤーの満足感を高めている。特にソードマスターの瞬間移動斬りや、ジェネラルの鎖付き武器攻撃などは今見ても印象的だ。演出の進化は会話シーンにも見られ、キャラクターの表情変化や動きが豊かになったことで、物語の臨場感が増している。

    全体として『封印の剣』は、シリーズの再出発を象徴する作品であり、伝統を守りつつも新しい方向性を模索した意欲作である。シンプルながら戦略的なゲームデザイン、硬派で丁寧な物語、豊かなキャラクター描写、そして携帯機としての完成度の高さ。これらの要素がバランスよく融合している点こそ、本作の最大の魅力である。シリーズのファンはもちろん、戦略RPG初心者にも自信を持って勧められる作品だ。戦略とドラマが交錯する本作は、今なお色褪せない名作である。

  • レビューアイコン アマチャ

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2025年11月9日

    物語・戦略・キャラクター育成の三拍子が見事に揃った作品

    このゲームをプレイしてまず感じたのは、物語の重厚さと戦略性の高さでした。はるか昔の「人竜戦役」に端を発する歴史背景から、ベルン王国のゼフィール王による侵略、そして若き将ロイの奮闘へと続く展開は、古典的ながらも熱く胸を打ちます。西のエトルリア、東のベルン、その間に点在する小国たちが織りなす勢力図が見事に描かれており、世界観にしっかりと引き込まれました。

    ユニットごとに異なるアクションや成長の個性がしっかりしていて、どのキャラクターも愛着を持てます。剣や槍、魔法などの武器にはそれぞれ得手不得手があり、戦況や地形を見極めながら最適な戦術を組み立てる楽しみがありました。特に特殊地形を活かして敵を翻弄する瞬間はたまりません。マップごとに変化する条件や外伝ステージも多く、同じ章でもプレイヤーの選択次第で展開が分岐するのがとても魅力的です。

    中盤以降は輸送隊の管理が重要になり、アイテムや武器のやりくりが戦局を左右するようになります。思わぬ場面で武器が尽きてしまったときの緊張感もまた、このゲームならではの醍醐味です。さらに、通信機能を使った2〜4人対戦の闘技場モードでは、育て上げたユニット同士をぶつけ合う心理戦が熱く、友人と夢中で遊んでしまいました。

    全体を通して、物語・戦略・キャラクター育成の三拍子が見事に揃った作品だと感じました。プレイヤーの判断ひとつで展開が変わる奥深い構成と、迫力ある戦闘アニメーション、そして愛すべき仲間たちとの絆が織りなす物語に何度も心を動かされました。遊ぶたびに新しい発見がある本作は、まさに何度でも楽しめる戦略RPGの傑作だと思います。

  • ★★★★★ 5.0

    シンプルだが飽きない

    前作のトラキア776に比べて、システムが簡単になりました。しかし、難易度自体は「烈火の剣」や「聖魔の光石」に比べ高いです。なので、初心者にはあまりおすすめしません。チュートリアルもありますが、あくまで基本中の基本しか教えてくれないので、いくらチュートリアルをしても、初心者はおそらく第13章あたりで詰むでしょうし、もしクリアしても神将器をすべて集められず、22章エンドを迎えます。しかし、他の作品のハードモードを軽々クリアしてきたプレイヤーにとってはおそらく簡単に感じるでしょう。そのような方には、一周目は我慢してプレイしていただき、二周目からハードモードでプレイすると、なかなか「戦える」ゲームになっていると思います。ちなみにハードモードを含めて10周クリアすると、ギネヴィアが使用可能になります。私は出しましたが、このゲームは一年周期ぐらいでプレイしたくなる、飽きないゲームなので苦になりませんでした。

  • ★★★★★ 5.0

    FEシリーズに挑戦しようと思い立っても

    FEシリーズはGBAで発売されたものだけで3作、発売順に封印の剣(本作)、烈火の剣、聖魔の光石があります。どれから挑戦しようか悩むかもしれません。
    そこで、本作のレビューに入る前に3作を簡単に比較してみたので、参考までに。

    遊びやすさはシリーズを追うごとに若干ずつですが改良されています。つまり、1作目である本作は遊びやすさでほんの少し劣る。戦闘準備画面でアイテムが使えない、とかそんな程度なんですけどね。
    一方、難易度はシリーズを追うごとに下がります。まあ難易度を選択できるので一概には言えないんですけど、3作の標準的な難易度をプレイした印象では発売が前のものほど難しく感じました。
    初心者が本作に挑戦して、難易度の高さから自分に合わないと誤解をしてはもったいないし、上級者が3作目に挑んで「簡単すぎる」と歯応えを感じられないのも残念。
    自身のSRPGへの慣れ具合、腕前を1度考慮してみるのも後悔しないためのポイント。

    3作は、そもそも登場人物から異なるので、全く別の話だと思ってもらっても大丈夫です。
    ただ、1作目と2作目は舞台が同じであるため、一部に同じ人物が登場したり、関連が存在したりします。とはいえ両方遊ばないと楽しめないということはなく一作完結で楽しめるので大丈夫。
    大筋を言えば、1作目は国同士の戦争、2作目は主人公達の冒険が物語の主な流れ。3作目は中盤までこそ国同士の戦争ですが終盤は人ではなく魔物を相手に戦います。
    イラスト等も公式ページに掲載されているので、これらも併せて比較し、自分の肌に合いそうな作品を選ぶのが一番だと思いますよ。
    どれを遊んでも、FEの基本システムは踏襲されているので、問題なくFEシリーズの面白さに触れることができます。
    まあ、シリーズファンとしては「どうせ全部面白いんだから3作とも遊んじゃえ!」と言いたいのが本音なんですけど(笑)。それなりにお金も時間も必要になりますから、まずは一番面白そうだと感じた作品から取り掛かるのがいいでしょうね。

    さて、本作で注目したいのは「支援会話」です。条件を満たすことで特定の2キャラクター間で会話が発生し、相方の近くにいることで能力が上昇する効果を得られるというものです。
    能力が上昇するため戦略上のメリットはもちろんあります。しかし「会話を行う」という その行為自体も、実は見逃せません。
    FEは非常に多くのキャラクターが登場します(本作は味方だけで54人)。中には中々活躍できないキャラクターもいるのですが、そういった脇役達も丁寧な個性付けがされているので登場したっきり埋もれてしまうのは勿体ない。
    この支援会話は、脇役に至るまでほぼ全てのキャラクターに用意されていて、様々な人間ドラマを覗く事ができるため、脇役達にも一層の愛着が沸くこと間違いナシです。

    このシステム自体は以降のシリーズにも受け継がれていくこととなるのですが、本作の時点では不満点もあります。
    前述した会話を発生させるための条件というのが「隣接数十ターン」と曲者で、意図的に発生させようとすると手間がかかります。これはGBAの3作に共通です。
    そして、既に見た支援会話をコレクションして何度も見るということができません。これは2作目以降解消された、本作のみの不満点です。

    あとは、歯応えを求める人には2周目以降より難易度の高いモードやエクストラマップが楽しめますし、慣れていない人にはチュートリアルも用意されています。
    複雑なルールなどは前作トラキアに比べてだいぶ削がれているので、初心者でも入りやすいほうだと思います。全体面白いですよ。

  • ★★★★★ 5.0

    アドバンス版では一番

    ゲームボーイアドバンス版FE一作目です。
    後発二作と比べるとシステム面がやや不親切ですが、私は今作が一番FEらしいと思います。

    まず難易度が絶妙です。ぬるい訳でもなくトラキアのような鬼畜難易度でもなく、
    試行錯誤していけばいつかはクリアできます。(ハードはさすがに難しいです!!)
    難しいと批判を浴びる事が多いですが、外伝に行くためのターン制限(真のEDに行くのに必要)、
    増援・意味不明な行動をするNPCなど「初見殺しな要素へのイライラ」が主な原因だと思います。

    ストーリーは王道。主人公のロイが巨悪に立ち向かう物語を中心に裏切りや貴族の腐敗、
    王家の愛憎劇や竜の存在なども描かれ、シンプルでいながらなかなか重厚です。

    キャラクターも魅力的です。自軍は人数が多く、同じクラスでも複数名いるので自分好みの軍を
    作る楽しさがあります。同じ職業がいないのはロード・バード(踊り子)・マムクートだけです。
    サカ/イリアの分岐ルートは某キャラ達の成長が関わってくるので、
    完全に自由に編成できるというわけではありませんが…。

    敵もベルンのお偉方だけでなくストーリーにあまり絡まないボスなんかも面白い個性を
    付けられているので飽きません。砂漠の山賊とか、スタッフの遊び心を感じました。
    とりあえずサウルと西方三島の敵将・オロは是非戦わせて見てください。
    サウルのイメージ変わります。

    それと、「紋章の謎」へのオマージュでしょうか、紋章キャラを髣髴とさせるキャラも
    何人かいます。ミネルバ→ミレディなど往年のFEファンならば懐かしくなること請け合いです。
    個人的には紋章のニーナへのアンチテーゼ的なキャラ付けをされたギネヴィアがよかったと思います。
    結局全部放り出してしまったニーナに、かなりもやもやしたので。
    兄の暴走を止め自分の行動の責任を取り、決して逃げずに茨の道を行くギネヴィアは立派でした。

  • ★★★★★ 5.0

    アクションゲーム以上に爽快な数字遊び

    GBAでまだこんなおもしろソフトがあったんかいと、当時震えたソフト!さすが任天堂!というよりインテリジェントシステムズ!
    マリオストーリーやファミコンウォーズなんかもここ。シミュレーションだと難しい印象を持っていたが、やってみると非常に単純明快な操作法、わかりやすいマップデザイン。が、不意の奇襲や死んだらそれまでなゾクゾクするシビアさ。
    そもそもこれの存在は知らなかったからやることもなかった。64でもGBでも出なかったし、子供過ぎてファンには語り草な高難度なSFCのエムブレムは耳に入ってくることがなかった。が、スマブラDXきっかけで知り、キャラにも魅力を感じ、子供にもとっつきやすい携帯機で出るって事で何気なく手を出してみたら、未だかつてない強烈なインパクト私に残した一本。

    烈火と聖魔は一年おきに出たが、グラフィックが全く同じで、最新感を感じれるのは難易度のバランスが全体的によくなったのと、キャラ一新と取るに足らないおまけ的なマイキャラ同士のチャンバラごっこくらい。しかも、メニュー画面から出来て、ストーリーと無関係。

    封印が一番、ダークソウル的でいい意味でいやらしい難しさを感じれて圧倒的に好き。

  • ★★★★★ 5.0

    楽し〜

    DSが生きているので電池交換済みのを買ってみました。初代から暁のファンでこのなかで封印をまだやっていなかったので今更ながらプレイ。
    まだ一周しかやっていませんが一言でいうと面白かったです。ただ先に烈火をプレイしていたせいかそれよりは物足りないかなと思いました。特にサウンドが少ない (でもいい曲ぞろい)、一枚イラストがない、支援カップルのその後がロイ以外?ない、まばたきしない(sfcはしないものだと思ってるので違和感ありませんが、烈火やってからだと不自然に見えます)、そしてラスボスが異常に弱い(ロイを育てていれば)などが特に残念でしたね。でもそれ以外、程よい難しさ、外伝マップのBGMのリメイク、ロイ、マリナス中心会話だけど次が気になるストーリー、キャラを彫り込む支援会話、などやって損はありません。でもやるからには攻略本かそれ関連のサイト見たほうがいいですよ。でなきゃ外伝いけません。

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最終更新日:2025年11月9日 PR