ゲーム概要
任天堂より1995年7月27日にゲームボーイ用ソフトとして発売されたアクションゲーム。ドンキーコングとディディーコングが盗まれたバナナを取り戻すため、「ドンキーコングランド」の4つのワールドを冒険する。海賊船や遺跡など多彩なステージを舞台に、サイのランビやダチョウのエクスプレッソといったアニマルフレンドの力を借りながら突き進む。多彩なアクションと仕掛けがプレイヤーを待ち受ける作品となっている。
プレイ画面
※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーである任天堂様が権利を所有しています。
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レビュー
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カズタマ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2025年9月4日
スーパードンキーコングGB
『スーパードンキーコングGB』は、スーパーファミコン版をそのまま移植した作品ではなく、新たな仕掛けや敵を盛り込んだリメイクに近いアレンジ作品です。物語はクランキーコングの挑発から始まり、再びキングクルールに立ち向かうドンキーとディディーの新しい冒険が描かれています。ステージは海賊船や大都会、さらには空を舞台にしたものまで用意されており、SFC版とは異なる雰囲気を楽しめます。特に空のステージでは、浮かぶブロックや消える雲といった常識外れのギミックが多数登場し、驚かされることが多いです。
ゲームボーイの小さな画面ながらも背景やキャラクターのグラフィックは丁寧に描き込まれており、SFC版さながらの立体感を感じられます。しかし描写が細かすぎるあまり、背景とキャラクターが同化して見づらくなることもあり、遊びやすさの点では工夫が必要に思えました。BGMはSFC版の楽曲を基にしながらもゲームボーイ向けに美しくアレンジされていて、携帯機でも違和感なく名曲を味わえます。さらにデビッド・ワイズ氏によるオリジナル曲も加わり、耳に残る仕上がりとなっています。
ゲーム性の面では、KONGパネルを集めることでセーブができる独自のシステムや、リフトやトルネードを利用した複雑な仕掛けが特徴です。中でも「空中迷路」や「ノーチラスの追跡」などは非常に難易度が高く、シリーズ経験者でも緊張感を強いられる構成になっています。難しさゆえに挑戦心をかき立てられる一方で、セーブの仕様が煩雑であったり、視認性の問題からミスが増えやすかったりする点は少し惜しい部分です。
それでも、新規要素を多く盛り込んだ冒険や緊張感あふれるステージ構成、そして携帯機とは思えないグラフィックや音楽の完成度は高く、やり応えに満ちた作品となっています。このゲームは、ただの移植にはとどまらず新しい挑戦を感じさせてくれる一作であり、シリーズファンはもちろん骨太なアクションを求める人にも魅力を伝えられるゲームです。 -
アマチャ
★★★★ ★ 4.0
投稿日:2025年9月4日
ほぼ新作に近い形で作られたゲームボーイ作品
このゲームは、スーパーファミコン版の移植というよりも、ほぼ新作に近い形で作られたゲームボーイ作品です。実際に遊んでみると、まず驚かされるのはグラフィックの描き込みの細かさで、携帯機ながら立体感のある背景やキャラクターがしっかりと表現されていることでした。その一方で、背景とキャラクターが同化して見づらくなる場面があり、特にモノクロの初期型ゲームボーイでプレイすると敵に気づかずにぶつかったり、足場を見失って落ちることが頻繁にありました。これは携帯機ならではの制約を強く感じる部分でした。
ステージ構成は完全新規で、海賊船や水中遺跡、さらには空や都会といったこれまでのシリーズにはなかった舞台が多く登場します。トルネードで大ジャンプしたり、雲や風船を足場にしたりする仕掛けは斬新で、SFC版にはなかった遊びを体験できるのは大きな魅力でした。
BGMはSFC版をアレンジしたものが中心ですが、デビッド・ワイズ氏によるオリジナル曲も混ざっており、ゲームボーイの音源ながら厚みのあるサウンドを楽しむことができました。特にボス戦の楽曲は迫力があり、戦闘を盛り上げてくれます。
実際に遊んでみて感じたのは、このゲームが「携帯機でここまでできるのか」という驚きを与えてくれる一方で、その技術の高さが難易度や視認性の問題につながってしまったということです。背景の細かさや斬新な仕掛け、新しいステージ構成といった挑戦的な要素は確かに魅力的で、やり応えは充分にありましたが、全体的に遊びやすさよりも歯応えを重視した作りになっている印象でした。まとめると、このゲームはスーパーファミコン版を知る人にも新鮮な体験を提供してくれるアレンジ作品であり、難しさを楽しめるプレイヤーにこそ勧めたい一作です。 -
ジーティン
★★★★★ 5.0
投稿日:2025年9月4日
携帯機でありながら家庭用の『スーパードンキーコング』シリーズの魅力を凝縮
本作は、ゲームボーイ向けに1995年に登場した任天堂のアクションゲームである。携帯機でありながら家庭用の『スーパードンキーコング』シリーズの魅力を凝縮しており、移植というよりは独自の冒険譚として展開される点が特徴的である。舞台は「ドンキーコングランド」と呼ばれる4つのワールドで、海賊船や巨大遺跡といった多彩なロケーションが用意されている。プレイヤーはドンキーとディディーを操作し、盗まれたバナナを取り戻す旅へと挑むことになる。
この冒険では、アニマルフレンドの存在が大きなアクセントとなっている。突進力で敵を蹴散らすサイのランビや、滑空移動で難所を突破できるダチョウのエクスプレッソといった仲間が登場し、攻略の幅を広げてくれる。特に携帯機の小さな画面でも彼らのアクションはしっかりと存在感を放っており、ゲーム性に奥行きをもたらしている。
全体として、コンパクトなハードの限界を感じさせない完成度と、多彩なステージ構成、そして原作の持つ魅力を独自の形で落とし込んだアレンジが評価できる作品である。ドンキーとディディーが駆け巡る冒険にアニマルフレンドが加わることで、緩急あるゲーム体験を味わえることは間違いない。携帯機ならではの手軽さと、シリーズの本流に劣らぬ遊び応えを兼ね備えた本作は、今なおプレイを勧めたいタイトルである。 -
★★★★★ 5.0
GBシリーズで一番面白いシリーズだと思います。
これまでSFC版を全3作をプレイしていきましたが、一つだけ完全オリジナルの本作を存在を知り
本シリーズを2003年12月に最初に購入してから9年越しで本作をプレイしてみました。
操作性に癖がありますが、稀にデータが消失することもあります。
ある程度、慣れれば面白い作品と思います。
現在は3DS版を購入して楽しんでいますが、モノクロなのは承知で画面が大きくて見やすいです。
既にSFC版をお持ちの方は続編2作はおすすめ出来ません。興味のある方専用です。 -
★★★★ ★ 4.0
ゲームボーイ史上最高音質
これはもはやピコピコ音ではない、ゲームボーイの性能を最高までに引き出したサウンド。
曲がすごくきれいで今でも印象深く覚えています。
雲の上や大都会などSFC版には無いステージがあるので、新鮮な気分で遊べました。
ただ、物語性のある表現は何も無く、4面のボスを倒したら「はい、おわり」なので、ゲームとしては物足りないのかもしれません。
バナナ色のカートリッジが珍しかったので、部屋に飾って眺めていたりとかしましたね。 -
★★★ ★★ 3.0
グラフィックとBGMは良いのですが、セーブシステムが酷いです。
確かに、そのグラフィックとBGMはゲームボーイとしては秀逸の一言。しかし、セーブシステムがそれらを台無しにしています。このゲームのセーブ方法は、そのステージの中に散らばっている4つのアイテムを全て集めないとクリア後にセーブが出来ない仕様となっています。これは致命的です。セーブシステムさえ良ければとても良いゲームだったのに・・・
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★★★ ★★ 3.0
行く先が見えない
キャラクターをSFC版のように大きく描いて、
迫力があるのはいいが、おかげでフィールドの描写が狭くなってしまっている。
それなのにキャラクターは敵味方ともに動きが早いので
敵を認識しても操作が追いつかずぶつかってしまう
SFC版のような感覚でダッシュしてたら穴に堕ちて…
ジャンプ先の状況が全然見えないので
「先に床があるだろ〜」とジャンプすればなにもなかった…
(あるいは届かなかった)
なんてことが多いので、
序盤のマップからソロリソロリと進むことを余儀なくされる、
そのため最初はイライラするかもしれません。
ただフィールドの全体像さえ把握してしまえば流れるようにサクサク進める良バランスなので、
フィールドが掲載されている攻略本等を手に入れることをお勧めします。
そしてスーパーゲームボーイやゲームボーイプレイヤーによる大画面で遊んでください。プレイがとても快適になります。
これらがないならせめてアドバンスSPでプレイしてください。
(大画面プレイは攻略本でも推奨されています) -
★★★ ★★ 3.0
背景を描きすぎてドンキーコングが見にくい
スーパーファミコンで「スーパードンキーコング」を遊んだときは、
シリコングラフィックス社が協力したとかでとてもグラフィックが
キレイで驚いたものだが、本作品はそれをあのゲームボーイでも
挑戦してしまおうとした大胆な作品である。
ただいかんせん、描き込みすぎてモノクロではたいへんキャラクターが
見づらくて目がすぐにしょぼしょぼしてしまう。それが残念だった。
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最終更新日:2025年9月4日 PR