ゲーム概要

任天堂より1989年4月21日にゲームボーイ用ソフトとして発売されたアクションゲーム。マリオシリーズの一つにして、ゲームボーイと同時発売のロンチタイトル。システムは『スーパーマリオブラザーズ』と同じ横スクロールアクションで、主な流れも同じだが、他のシリーズにはない独自の操作や仕様もある。宇宙怪人タタンガにさらわれたサラサランドの姫・デイジーを救うため、マリオの冒険が始まる。

プレイ画面

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レビュー

  • レビューアイコン カズタマ

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2025年6月27日

    スーパーマリオランド

    『スーパーマリオランド』は、ゲームボーイの黎明期を彩る名作であり、今なお語り継がれる横スクロールアクションゲームです。マリオシリーズの一作でありながら、舞台はキノコ王国ではなく、サラサ・ランドという異国情緒あふれる世界となっており、シリーズでは珍しくクッパやクリボー、ノコノコが登場しない点がまず印象的です。その代わりに、「チビボー」や「ノコボン」などのユニークな敵キャラクターが登場し、特にノコボンは踏むとしばらくして爆発するという、一風変わった仕様がゲームの緊張感を高めています。

    ゲーム内容は『スーパーマリオブラザーズ』に準じたシンプルな横スクロール形式ですが、スーパーボールマリオといった本作独自の変身要素や、上下に分かれたゴール、さらにはワールド2と4の一部に存在するシューティングステージといった多彩な工夫が施されています。スーパーボールは壁や天井で反射し、コインを遠隔で取得できるという特徴があり、戦略的なプレイを可能にしています。また、スーパースターの挙動がシリーズと異なり、ブロックを貫通して垂直に落ちていくため、反射的な判断力も試される点が面白いです。

    操作やシステムは簡素ながら、当時のゲームボーイの性能を最大限に活かした構成となっており、しゃがみジャンプで高く飛べる裏技のような動作や、ハートによる1UPなど、遊びながら発見できる驚きが随所に散りばめられています。ゲームオーバー後のコンティニューもスコアに応じて回数が増える仕組みで、やり込み要素も適度に用意されています。

    一見コンパクトに感じる内容ですが、異国風の4つの王国を巡る冒険や、独自の操作性・世界観など、短いプレイ時間の中でも強烈な印象を残します。ゲームボーイのモノクロ画面ながら、その制限の中で工夫された演出や音楽(特に無敵時に流れる『天国と地獄』)は、当時のプレイヤーに強いインパクトを与えました。

    このゲームは、単なる携帯版マリオではなく、独自の世界観とアイデアに満ちた小さな傑作です。コンパクトながらしっかりとアクションの楽しさが詰め込まれており、ゲームボーイという限られた環境でも“マリオらしさ”を見事に表現したその完成度の高さが、今なお多くのファンに愛される大きな魅力となっています。

  • レビューアイコン ジーティン

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2025年6月27日

    約419万本という驚異的な売上を記録した作品

    本作は、ゲームボーイの黎明期において誕生したタイトルの一つであり、約419万本という驚異的な売上を記録した作品である。マリオシリーズとしては珍しく、キノコ王国ではなく「サラサ・ランド」という全く別の世界が舞台になっており、そこにはエジプト風や中華風など、4つの個性的な王国が存在する。それぞれの国には独特の敵キャラが出現し、クリボーやノコノコ、クッパといったお馴染みの顔ぶれは姿を見せない。代わりに「チビボー」や「ノコボン」といった、見た目や挙動が異なるオリジナルの敵が登場し、特にノコボンは踏んでも蹴ることができず、時間経過で爆発するというクセのある仕様になっている。

    ゲームの進行は横スクロール型のアクションであり、基本的な操作感は『スーパーマリオブラザーズ』と共通しているものの、細部においては数多くの相違点が見られる。たとえば、パワーアップ時には通常のファイアボールではなく「スーパーボール」を使う仕様となっており、これが地面や壁、天井で直角に跳ね返る特性を持っている点がユニークである。また、アイテムのデザインもゲームボーイのモノクロ画面に配慮した結果として変更されており、1UPアイテムが「ハート」、パワーアップ後の外見が変わらないといった演出の簡略化も、本作ならではの工夫といえる。

    ステージ構成においても多彩な変化が見られる。ワールド2と4には『スーパーペーパーマリオ』以前には類を見ないシューティングステージが存在し、マリオが潜水艦や飛行機に乗り込み、敵と戦うシーンは非常に印象的である。また、各エリアのゴールは上と下に分かれており、上のゴールにたどり着くとボーナスゲームに挑戦できるという分岐要素も、プレイヤーのやり込み心をくすぐる。一見するとシンプルな構造ながら、しゃがみジャンプで通常より高く飛べる仕様など、バグのようでありながらゲーム性に影響を与える小ネタも盛り込まれている。

    操作の面では、「甲羅を蹴る」「ものを掴む」といったアクションが削られ、変身アイテムも3種類に絞られていることで、非常にコンパクトな作りとなっている。しかし、それが必ずしも簡単さを意味するわけではない。むしろ、当時の携帯機で可能な限りの工夫と試行錯誤を重ねた結果、今なおプレイに耐えうる絶妙なバランスを実現している。無敵時のBGMに『天国と地獄』が使用されるという思いがけない選曲や、スターがブロックを貫通して垂直に落下するという演出も、独自色を強めている。

    ゲームボーイという制約の中で多くの新機軸を打ち出し、シリーズの中でも異色かつ意欲的な一作である。独自の敵キャラ、反射するスーパーボール、異国情緒に満ちたステージ構成、そしてシューティング要素の導入と、コンパクトながらも豊富な特徴を備えた本作は、当時の技術的限界を逆手に取った創意工夫の塊であると言える。マリオシリーズの中でも特異な魅力を持つこのタイトルは、今なおプレイする価値のある作品として、ぜひ一度手に取ることを勧めたい。

  • レビューアイコン アマチャ

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2025年6月27日

    シリーズでおなじみのキノコ王国ではなく、舞台はサラサ・ランド

    ゲームボーイで発売されたこのゲームをプレイして、まず最初に感じたのは「これはいつものマリオではない」という驚きでした。シリーズでおなじみのキノコ王国ではなく、舞台はサラサ・ランド。そこに属するピラプト王国やチャイ王国など、国ごとに異なる文化や風景が広がっていて、異国情緒たっぷりの世界観が新鮮でした。敵キャラもノコノコやクッパが登場せず、「ノコボン」や「チビボー」といった本作独自のキャラクターばかりで、マリオの世界にいながらどこか別のゲームを遊んでいるような不思議な感覚が味わえました。

    プレイ感覚自体は、基本的に『スーパーマリオブラザーズ』と同じ横スクロールのアクションで親しみやすいのですが、細かい仕様に独自性が散りばめられています。アイテム面でも特徴的で、スーパーキノコではなくハートが1UPアイテムとなっていたり、フラワーでの変身は「スーパーボールマリオ」となり、跳ね返るスーパーボールを使って敵やコインを取れるのは斬新でした。特に、コインに直接触れずに取得できるのはテンポ良く感じられ、プレイ中の爽快感を高めてくれます。

    中でも個人的に印象に残ったのは、BGMのセンス。無敵中の音楽がシリーズでおなじみのテーマではなく、まさかの『天国と地獄』だったことには思わず笑ってしまいました。また、ゲームオーバー時に得点に応じてコンティニューできる仕組みも地味ながらありがたく、高得点を狙うモチベーションにもつながります。

    ゲームとしては非常にシンプルで、変身アイテムも3種類しかないなど、今の目で見ればかなり簡素です。しかし、それが逆に操作やルールを理解しやすくしており、携帯ゲーム機の制約下でしっかりと遊びごたえを保っているのは見事だと感じました。しゃがみジャンプでなぜか高く飛べるという“裏技”のような要素もあり、単なる操作ミスが攻略の鍵になることもありました。

    また、後のシリーズではあまり見かけないシューティングステージが2回も登場し、単調になりがちなアクションに良いアクセントを加えています。敵の動きや背景グラフィックも各王国のテーマに合っていて、モノクロ画面でも飽きずに楽しめました。

    このゲームは、シリーズファンにとって「異色作」でありながら、間違いなくマリオらしい冒険の楽しさが詰まった一本です。ゲームボーイ初期作品としては驚くほど完成度が高く、今でも色褪せない魅力を感じました。シリーズの原点を少し違う角度から味わいたい人には、ぜひ手に取ってほしいタイトルです。

  • ★★★★★ 5.0

    GB初期の名作です。

    このゲーム、本体と一緒に買ってきました。
    シンプルなグラフィックでも、内容はしっかりスーパーマリオシリーズを受け継いでおり、操作性の良さ・爽快なアクションはこのゲームでも受け継がれています。
    今の携帯ゲームのアクションゲームから見ると、画面の派手さでは見劣りしますが、一度プレイして見て下さい、丁寧に作ってある良く出来たゲームです。
    少しの時間で、気軽にプレイできる良いゲームです。

  • ★★★★★ 5.0

    ゲームプレイスタイルを変えた歴史的一作目!

    今プレイすると走る時の慣性が鈍いとか、一つのマリオゲームとしては物足りないかもしれません。
    でもこれ以前はゲームはTVに縛られてました。
    外でプレイするにはゲームウォッチなどのシンプルなものしか無かったところにゲームボーイと本ソフトが登場した時の衝撃。
    画面を自由に走り回って、画面がスクロールして、色々なステージが入ってる!
    マリオや敵がきちんとアニメーションしてる!
    和音で綺麗な、しかもステレオのBGMが聴ける!
    携帯電話も無い時代、TVが親と共有なら満足にゲームが出来なかったのがいつでも邪魔されずにマリオがプレイ出来る!
    もうそれだけで大興奮でした。

    どうやらFC版とは制作チームが違うらしく、マリオとしては珍しいSTGステージが入っていますがこれが中々面白いです。
    ステージ数も少なく難易度もそこまで高くないので、頑張れば誰でもクリア出来ると思います。
    このソフトでしか聞けないBGMも沢山あり、しかも名曲揃いなのでそれだけでも買う価値あり。
    最小限の容量、音色でいかに広い世界観を表現するかというのは単なるゲームではなく芸術の域に達していると思います。
    これが味わえるのもゲームボーイならでは。
    携帯ゲームの歴史が産声を上げた瞬間に立ち返る事で、逆に今の携帯機の素晴らしさを再確認もできます。

    スーパーマリオランド2はほぼ全てが違うほど一新してマリオ3に近くなった感じで楽しめますが、
    初代も味のある一作なので両方お勧めです。

  • ★★★★★ 5.0

    歴史と当時の最先端の技術を感じるソフト

    中年以上はご存知でしょうがゲームボーイ発売時のローンチタイトル
    当時はみんな憧れたし、携帯できるファミコン(=GB)に感動しながらプレイしたものです

    だからこの時代にリアルタイムで遊んだ人は
    価値や面白さが分かるけど
    スマホゲーや最新のゲーム機から始めたキッズには
    魅力や本作の凄さが分からないかもしれないな

  • ★★★★★ 5.0

    オススメ 楽しいマリオ

    まずゲームボーイのローンチタイトルということでファミコンマリオと比べて画面やデータの小ささ、ゲームデザインの簡略化があるんですがそれらがどちらかというと良い方に作用してます
    本家はだだっ広いワールドを進む中で割と間延びしたり逆に急に難度が上がったりして、テンポが悪くなりやすくそこにいつもストレスを感じていたんですが、このゲームは初めから終わりまで急激に難度が高くなる局面がなくて楽しくプレイできました
    かと言って油断すると一発死しますしなんどかしやり直す必要がある場面もあって簡単すぎて面白くないということもありません
    シューティング面も最初は死にますがプロパーと比べたら簡単なんで何度が繰り返せばノーミスで進めるレベルです
    全体的に意地の悪い配置や仕掛けはほとんどなかったんですけど前半は特にそれが徹底していましたのも良かったです
    他のゲームでは長くて辛いだけのボス戦がアッサリ終わるのも良かった
    本家との違いに不満が集中しているようですが「スーパーマリオはかくあるべし」という先入観がない人には今でも十分楽しめるゲームだと思います

  • ★★★★★ 5.0

    横井軍平版スーパーマリオ

    ゲームウォッチやゲームボーイの開発者・横井軍平の完全監修スーパーマリオはこのスーパーマリオランドのみと言われています。初期のわずかな容量のプログラムなのにゲーム性の豊かさは驚異的です。マリオが飛行機に乗って撃ち合いをしたり、エジプトを旅したり、同じスーパーマリオでもこうも違うのかと思い感心します。もちろん、宮本茂版はそれはそれで優れています。因みに横井は宮本茂の上司になるので、二つ返事で承諾したようです。本マリオはなにより音楽も素晴らしい。ゲームボーイのスイッチを何回入れてゲームオーバーになっても、あの音楽が聴きたいために、また一からしてしまう。ゲームの難易度も高くなく、丁度良い感じです。今となっては一作目のスーパーマリオブラザーズより優れている点も多く気付かされます。横井軍平という日本最初のゲーマーの功績の一つだと思います。

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最終更新日:2025年6月27日 PR