ゲーム概要

スクウェアより1996年4月5日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。人間族に残された時間が16日間しかない中で、3名の主人公がそれぞれの目的を達成するため行動し、やがて共通の敵を倒すために協力するという内容。3名それぞれ独立したシナリオとなっている他、魔法にあたる「言霊」を自由に作成できる「言霊システム」が特徴的。時間の概念があり、一定のタイミングで時間が経過する。

プレイ画面

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レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    隠れた名作です

    先日も押し入れから取り出してきてプレイしました。最高です。もう何年も何十年も前の作品になるのに新鮮です。

    ・言霊システムも新しく楽しい。
    たとえば同じ属性の言霊でもいくつかグラフィックパターンが用意されており、飽きません。
    効果は使う文字により千差万別ですが、初心者にも優しくビッグタイトル(FFやDQ)の魔法・呪文がそのまま使えたりもします。

    ・シナリオもよい。
    世界観がファンタジーに偏りすぎてもなく、リアルの世界的な環境事情も盛り込みといったなかなかほかにはないストーリーです。
    バハムートラグーンのような強くてニューゲームシステムはないですが、各プレーヤーの頭の中にある使える言霊がそのまま再プレイ時に使い直せるのもいいです。初期から強い言霊が使えてしまうのは難点ですが、浄化後にしか効果を発揮しない言霊が存在するという設定はあるのである程度は抑止できているかなと思います。
    時計仕掛けの扉の宝やジェイド宝箱は初回プレイで制覇するのは難しいですし、やりこみ要素はあります。
    ストーリーは同時並行で進んでもいいし、一人ずつクリアするもよし。これも新しいです。
    ヌークの店で売買することでほかのプレイヤーを間接的に助けたり、物や武器防具の交換をしたりといったことも可能です。
    また、微妙に絡み合う各主人公の関係性をプレイヤーとして目の当たりにし、にやりとする人も多いはず。

    ・音楽も最高。
    全体的に荘厳な雰囲気の曲とノリのいい曲が多いです。
    ロック寄りな雰囲気のバトル曲が戦闘シーンを盛り上げます。
    戦闘の曲を聴きたくてわざと戦闘シーンで放置していたことも。
    とくにこの作曲をされた方はロック系がうまいなと感じました。
    パーカッションとギターの使い方がうまい。

    ・でも、何より素晴らしいのは戦闘グラフィック。戦闘中の敵の細かい動きです。
    ドット絵でここまでできるんだと驚いたものです。
    たとえば、主人公キャラたちが言霊を発するときに細かいアクションをしますが、敵キャラも同じように、印を組むように手指を動かしてみたりとか軽いステップで足を動かして構えてみたり、しっぽをゆらゆら動かしてみたりと個性豊かで、敵ながらお気に入りになってしまったものもかなりあります。
    スクウェアのソフトにしては珍しくバグも少なく(ロマサガ1は相当だったので)、全力投球かつアイデア満載で楽しいゲームです。

    プレステ移行期だったこともあり、また単発タイトルであったため目立たない存在であったのですが、今も根強いファンがいる隠れた名作です。
    誰かにレトロゲームのおすすめは?と聞かれたら必ずこれを候補として最初にあげたいくらいの良作・名作です。

  • ★★★★★ 5.0

    SFC時代最後の名作

    時期的には丁度ノストラダムスの予言やらなにやらで滅亡まであとどのくらい? などと騒がれていた時だったと思います。
    そんな時期に出されたこの作品は、滅亡に抗うというテーマを3人の主人公視点で描いていきます。3人をクリアすると4人目の主人公がプレイ出来るという1本のソフトで4本分のシナリオを楽しめるのはお得感もありました。
    ルドラを倒す役割を持つ者や、知識を求める者、世界を浄化する者、各々のストーリーは複雑に絡み合い、なぜ4000年周期で滅びがもたらされるのかという部分へと繋がっていきます。
    シナリオだけでも惹かれるのに、言霊システムという魔法生成システムがまた面白い。6文字であればラスボスの技ですら自分で使うことが出来るし、法則がわかるとある程度狙った属性や効果のあるものが作れるように……それを探す作業がまた楽しく。メモを取りながらプレイしました。
    そして、音楽がほんとにいい。各キャラのボス戦や、フィールドの曲などわくわくする物が沢山あり、より深く物語にのめり込みます。
    特にリザ編の曲はお気に入り。
    壮大な物語に特徴ある魔法システムと盛り上げる音楽の3拍子揃ったこの作品をぜひともプレイしてみてはいかがでしょう?

  • ★★★★★ 5.0

    全ての要素で最高の完成度。間違いなく人生で一番はまったゲーム

    初めてやったのはいつですかね、、
    叔父のもうやらなくなったSFC本体といくつかのカセット。
    叔父は割とゲーマーだったので良作が多く、その後PS2やキューブを買ってもSFCばっかりやってた記憶があります。

    そのいくつかのカセットの中の一つが、これでした。
    当時の自分には少し難しかったですが、幼いなりにストーリーを理解し、進め、ボスと戦う時などは非常に興奮しました。
    なんでしょうね、、 あ〜、この時代のゲームはやっぱり良いなあって感じ。
    幾らグラフィックが発達しても、きっとこれ以上のゲームを世に送り出すことは不可能だと思います。

    王道のRPGのシステムながら斬新な言霊システム、随所で流れる、非常に作品の世界観とマッチした音楽。
    全く違う四人が次第に引かれあって行くシナリオ。当時としては素晴らしいグラフィック。特にボスの。
    ボスの体力が一定以下になっていく度に赤くなっていく演出は、もう少し、もう少しと追い詰めて行く快感がたまらなかったですね。
    ボスの体力は見えないんで急に倒れて拍子抜け、ということが特にRPGは多かったので、この演出は非常に心に残りました。

    特に音楽は、MIDIでここまで興奮させられるのは未だに末恐ろしいものだと思いますよ。凄い、、凄いとしか言いようがない出来です。

    何度でも何度でも楽しめる、間違いなく不朽の名作。
    みんなに知って欲しいような、誰にも知られたくないような、そんな感覚を持つ不思議なゲーム。
    二作目を制作せず、これ一本で完結している点も自分には高評価でした。

    ドット絵だからこそ掻き立てられる興奮や、想像。
    時代と共にグラフィックが進化するのは仕方ないですが、その時代のそういった良さをもう一度再認識し、また良きゲームを制作して欲しいです。

  • ★★★★★ 5.0

    SFC、スクウェアの最高傑作のひとつ

    SFC末期の最高傑作の一つです。
    時期的にはロマサガ3や聖剣伝説3よりも後の作品になります。
    グラフィック、音楽、システム、シナリオ、どれを取っても文句なしです。
    特に自分はシナリオに引き込まれました。

    世界の破壊と創生に関わる謎に迫っていき、歴史の核心に迫っていく面白さがすごくいいです。
    物語が終盤に近付くにつれて面白くなります。

    それから難易度が割と高いので、言霊もそれなりのものを用意していかなければクリアは難しいでしょう。
    というか、クリアできないと思います。

    敵が使ってくる言霊をパクッたり、強い言霊のメモのようなものが落ちていたりするので、そういったものを使いながら探していくといいでしょう。

    言霊システムによって、レベル1の状態でも最強魔法が作れてしまうという恐るべきシステムですがそれでもゲームバランスが崩れない不思議な設定です。

    ぜひやってみて下さい。

  • ★★★★★ 5.0

    隠れた名作

    おそらく、このゲームの名前を聞いても、ピンと来ない人はかなりいるのではないでしょうか。私も知り合いに聞くまで知りませんでした。
    スクウェアというとサガシリーズばかりが出てくる私ですが、ある日500円でこのゲームが売られているのを見て購入しました。
    プレイしてみて、最初はちょっと変わったゲームかなと思いましたが、気がつくと夜中までずっとやっていました。すっかりはまってしまったのです。

    どこに魅力があるのかと考えてみるとやはり自分で術が作れる「言霊」システムでしょうか。音楽やマップも何気に結構作りこまれていますし。

    調べてみたら、この作品はロマサガシリーズほど売れてないようですね。
    このまま埋もれさせてしまうには惜しい作品です。
    移植すべきでしょう。

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最終更新日:2022年8月6日 PR