リターン・オブ・タブルドラゴン

レビュー

• カズタマ

  ★★★★ ★ 4.0

  投稿日：2023年10月16日

  リターン・オブ・タブルドラゴン

  『リターン・オブ・タブルドラゴン』は、1992年にテクノスジャパンからスーパーファミコン向けに発売されたクラシックなベルトスクロールアクションゲームで、アーケードでの大ヒット作品の移植版として登場しました。このゲームは、主人公であるビリー・リーとジミー・リー兄弟がさらわれた恋人マリアンを救出するため、双截拳(そうせつけん)を駆使して暴力組織「ブラック・ウォリアーズ」に立ち向かう物語が展開されます。
  
  まず、ゲームの魅力の一つは、そのノスタルジックな雰囲気です。多くのゲーマーにとって、この作品は昔ながらのアーケードゲームの楽しさを思い出させてくれるでしょう。サウンドトラックやピクセルアートのビジュアルは、当時のゲーム文化を称賛するものとなっています。
  
  本作は、2人同時プレイが可能で、友達や家族との協力プレイが楽しめます。これは、協力して敵を倒し、難解なステージをクリアする楽しみを提供してくれます。また、ゲームの難易度は選択肢が豊富で、初心者からベテランプレイヤーまで、幅広いスキルレベルに対応しています。
  
  本作は、クラシックなベルトスクロールアクションゲームの優れた例です。ノスタルジアを感じつつも、今でも楽しめる素晴らしいゲームプレイを提供してくれます。ゲーム史に名を刻む作品の一つで、古き良き時代のゲーム体験を求めるプレイヤーにおすすめのタイトルです。

• ★★★★ ★ 4.0

  ベルトスクロールの始祖、その新解釈

  一見地味で、スピード感が弱く、キャラクターは小さめでは有るが、決して駄作に非ず。
  ベルトスクロールアクションには珍しくガードが可能で、そのガードもネガティブな要素では無く、攻撃に転ずるオフェンシブな要素のひとつ。ガードによって相手の攻撃を受け取る事で、反撃する事が可能。
  全体的にモッサリめなアクションだが、テクノスジャパン時代から受け継がれる手応えの良さは正に職人技。
  子供騙しな要素が無い為、世間的には評価は厳し目の様だが、燻し銀の魅力が有る良作。
  連打で誤魔化せないシステムで、一撃ずつの重みを楽しみつつ立ち回ると、徐々に面白みが出てくる。
  心地よいヒット感&ヒット音、多彩な技、やり応えの有る難易度、燻し銀の魅力…レトロゲーマーなら押さえて置くべき一本だろう。

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