• 西村京太郎ミステリー スーパーエクスプレス殺人事件|アイレム|ファミコン (FC)
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西村京太郎ミステリー スーパーエクスプレス殺人事件

Nishimura Kyoutarou Mystery Super Express Satsujin Jiken
★★★★★3.2(6件)
機種
ファミコン (FC)
ジャンル
アドベンチャー (ADV)
発売日
1990年3月2日
メーカー
アイレム
定価
6,500

ゲーム概要

アイレムより1990年3月2日にファミコン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。大人気ミステリー作家・西村京太郎原作の推理アドベンチャー第2弾。捜査方法に前作の「指紋照合」に加えて、「モンタージュ写真」を新搭載し、より深い操作が可能に。犯人護送の為、訪れた大阪府警に掛かってきた1本の電話が物語の始まりとなる。その直後に発生した新幹線殺人事件を御馴染みの亀井刑事と一緒に真相を暴いていく。

プレイ画面

※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるアイレム様が権利を所有しています。
© 1990 アイレム All Rights Reserved.

レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2024年3月2日

    西村京太郎ミステリー スーパーエクスプレス殺人事件

    『西村京太郎ミステリー スーパーエクスプレス殺人事件』は、1990年にアイレムからファミコン用ソフトとしてリリースされた推理アドベンチャーゲームです。この作品は、人気ミステリー作家である西村京太郎氏の原作に基づいており、彼のファンにとって待望の第2弾となっています。プレイヤーは、「指紋照合」に加えて「モンタージュ写真」など、より多彩な捜査手法を駆使して事件を解決していきます。物語は、大阪府警に掛かってきた1本の電話から始まり、そこから新幹線殺人事件へと展開していきます。亀井刑事と共に事件の真相を追い求める中で、プレイヤーは犯人を追い詰めるために膨大な情報を駆使しなければなりません。本作は、深いストーリーと緻密なゲームプレイで、ミステリー好きなプレイヤーを魅了してくれます。

  • ★★★ ★★ 3.0

    前作よりも更に硬派に、スタイリッシュに…

    西村京太郎原作『スーパーエクスプレス殺人事件』
    ファミコン版のゲームは前作『ブルートレイン殺人事件』に続いて第2作目にあたる。
    前作よりもさらにパワーアップした作品にしようとする熱意は伝わってくる。
    それは前作より硬派に、前作よりもスタイリッシュになった点である。
    だがその2点がファミコンアドベンチャーゲームの醍醐味を半減させてしまっている。

    まず硬派になった事で、無駄なポイント探索(⇒で背景を選択する場面)はほとんど無視される。
    気の利いたコメントも用意されておらず、電話を調べているのに○○さんの机です。なんて言われてしまう。挙句「そんなところは かんけいありません」と冷たくあしらわれてしまう。ファミコンAVGは無駄なポイント探索が面白いところなのに…。
    展開に関係の無いポイント探索のコメントにもしっかりと遊びを入れて欲しかった。
    一箇所だけ女性の部屋を探索中にタンスの引き出しから下着を見つけ、盗ろうとすると「下着ドロボーはいけません」とつっこんでくれるところがあったぐらいだ。

    次にスタイリッシュになった事で展開はスムーズだ。…が、そこに違和感が生じてしまっているのが残念。
    例えば、捜査中にポケベルに着信が鳴るのだが、その場で電話を掛けられるテンポの良さなので亀井がケータイを持っている感じになってしまう。ケータイあるならポケベルにわざわざ入れなくても…と思えてくる。(実際はケータイなんぞ持っていない…)
    東京から熱海に移動する際も、移動コマンドひとつですっと行けてしまうのでまさに瞬間移動してるように思える。
    そこは間に電車の移動シーンをひとつ挟んで(前作では出来ていた)遠い場所まで足を運んでいる感じを出して欲しかった。

    今回はデザイナー、ブティック関係の話なので似たような人物像や場面が多く展開が単調過ぎるのも難点。
    その登場人物も、ほぼ証明写真のような顔中心での登場なので面白みに欠ける。
    最後の山場、モンタージュ作成まではダラダラとした展開が続き、これがなかったらあまりに見せ場のない単調なゲームになっていただろう。

    BGMも前作のほうが秀逸。全ての要素が前作に負けてしまっている。
    こちらの作品をプレイする前にまずは前作『ブルートレイン殺人事件』をプレイする事をオススメする。

  • ★★★★ 4.0

    西村京太郎シリーズもの推理ゲーム。

    サスペンスものといえば「山村美紗シリーズ」が有名で多くゲーム化もされていますが、今作は「西村京太郎シリーズ」のゲーム化作品、同シリーズでは他にも「ブルートレイン殺人事件」もファミコンゲーム化をされています、アイレム社1990年製作ファミコンゲーム、舞台は大阪府警本部、ひかり323号寝台特急で死体が発見をされるという事件が起こる!、これが総ての始まりだった、ファミコンでありながらもリアルに表現をされた背景、陰影のある登場人物達、いち捜査官となって事件を捜査をするシステム、実に味のある作品に仕上がっていました。

  • ★★★★★ 5.0

    亀さん!今日も徹夜かい?

    23時49分・・・新大阪駅着のひかり323号、ツイン個室内で女性の絞殺死体が発見された。
    たまたま大阪府警に居合わせた亀井刑事は現場に急行、捜査を進めることになった。
    西村京太郎ミステリーのファミコン版。操作性もシンプルなので、西村京太郎ファンはもちろん、ミステリーファンも必見!
    西村さん本人も登場するらしいぞ!?

  • ★★ ★★★ 2.0

    ブルートレインのノリを期待した当時!

    「ブルートレイン」のノリを期待すると外す。
    これを遊ぶとブルートレインの「ゲーム性やセンスの良さ」がよくわかる。
    (当時、ブルートレインは話題になったがこちらは・・・)

  • ★★★★ 1.0

    前作を大きく下回るデキです。

    良い所

    ・テンポ
    ファミコンのAVGには珍しく最初から最後までサクサク進みます(モンタージュ除く)。おかげでシナリオに集中できるのは◎。長文テキストの繰り返しもほとんどなくなったので、そこは前作から改善されています。

    悪い所

    ・難易度
    上記のテンポとは逆の評価になりますが、あまりにも簡単すぎます。前作以上です。常に選択肢が極端に少なく、人に見せろやここを調べろなどは一部の場所でしか現れないので、普段は選択肢が少なくなり、フラグ立てに必要な場合のみにそれらが出現するのでダブルで難易度を下げています。DSのAVGのようにユーザーフレンドリー過ぎてゲームとして成り立っていないかと。

    ・演出
    犯人を自白に追い込んで「これで終わりかな?」ってなったあとに少し意外な展開に進みます。そこはとてもいいと思うのだが見せ方が下手くそすぎます。もっと引っ張ったり、一旦事件解決からのどんでん返しなどいくらでも盛り上がる演出に出来たはず。そこ次第ではもう少し高評価なゲームに化けた可能性もあったので実にもったいないです。

    ・前作の試みをカット
    指紋採取は一人のみになり、列車のダイヤのトリックも時刻表を見るだけで解明…そして一番残念なのはザッピングがなくなったことです。前作は別々の2つの事件が起こったからこそのシステムではありましたが、今回もどうにか採用して欲しかったです。おかげでなんの変哲もない普通の普通のAVGになってしまいました。

    ・いろいろしょぼい…
    グラフィックがしょぼく、表示される人間もほとんどが肩から上のみ。BGMは曲も音源も良くない…せめてこれらが良ければと思ってしまうぐらい良くないです。

    ・モンタージュ
    いや、ヒントと正解が合ってないだろうと(笑)

    総評

    シナリオはまずまず、トリックもまぁ面白い、後半には少し意外な展開もあり…と、ファミコンのAVGの王道パターンではあるのだがどれも中途半端という印象。ファミコンAVGの中ではかなり後発ということも考えるとデキは良くないでしょう。簡単なので初心者向けになるかもしれませんが、それにしてはすべてが弱く、このゲームでAVGが好きになることはないと思います。
    前作の「ブルートレイン殺人事件」もそれほどではないのに、それをも大きく下回るデキです。オススメ出来るのはやはり西村京太郎ファンのみというところでしょうか。十津川警部と亀さんが活躍してくれるのはいいですがファン以外にはなにも魅力はないでしょう。なのでファン以外は他のAVGをオススメします。

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最終更新日:2024年3月2日 PR