ゲーム概要
エニックスより1987年1月26日にファミコン用ソフトとして発売されたロールプレインゲーム。大ヒットRPG『ドラゴンクエスト』第2弾。前作の100年後を描いており、伝説のロトの血を継ぐローレシアの王子となり、同じくロトの血を引いた2人の仲間を探して3人で冒険する。マップが前作の4倍になってイベントも大増量し、船による冒険が可能になっている。世界に散らばる5つの紋章を集めて世界各地を巡ろう。
プレイ画面
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レビュー
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★★★★★ 5.0
これからも果てしなき世界へ
ヌルいヌルい。今のゲームなんぞ。そう思わせてくれる珠玉の1本。RPGの王道を今でも突き進む30年近く前の名作。名曲。トラップ。ストーリー。システム。全てにちょうど良い。武器防具においても程良い多さ。
時には長ったらしい復活の呪文さえトラップ。寝不足で呪文をメモると痛い目にあいます。しかし、それもまたヤル気にさせられました。平成生まれの方々が全クリするのは、攻略本なしでは無理でしょう。また、かなりの根性がないとエンディングはキツイかもしれません。当時は高いゲームを買ったらクリアするまで徹夜でやったものです。ソフトも作り手の提供したものを頑張ってクリアしたものです。現在は、作り手がプレイする側に合わせて作っているため、クリアは比較的に楽に出来るゲームが溢れています。ローレシア付近では気をつけないとスライムにやられます。ムーンペタからルプガナまでの長い道のりは、かなりキツイです。ラゴスを探すのにどれだけ時間を費やしたでしょうか?ロンダルキアの洞窟はおそらくRPG最難関でしょう。(今でも)
ロンダルキア台地に辿り着いた時に流れる『果てしなき世界』のBGMを聴いたら、感動が込み上げてきます。全てにおいても難しく、バランスのとれた良作はこれからも伝説をつくり続けるだろう。 -
★★★★★ 5.0
ドラクエ史上最もコアな作品
ドラクエ2とは何か。
一言では言えない魅力がある。
初めての仲間。
鉄の槍が最強のサマルトリア王子。ラスト近くでは、はやぶさの剣で悲しい程のダメージ(1ポイント)
使える女神。ベホマ命。ムーンブルクの王女。
そしてドラクエ史上初であり、後作には一切ない、呪文の使えないローレシアの勇者。しかし最強。強すぎる。 ここまでキャラクターのステータスに個性特徴を持たせたのは、後にも先にも本作品だけではないか。
3では職業システム導入で個性を付けた。これも大当たり。しかし6以降スキルシステム導入でゲームバランスは著しく崩れた。これが斬新ではあるが残念でもある。
船を駆り出し、壮大な物語へと羽ばたく、ロト伝説実質の最終章。
子供の頃に兄弟とコントローラーを取り合いして、喧嘩の原因になった。
兄弟のプレイした復活の呪文を自分が手伝って書き残し、間違っていた時にまた喧嘩。
そんな子供心くすぐり仕様に、ゲームの根幹を成す意義があるのではないか。
近年の完成されすぎたゲームを見てて、ふと考える事がある。
秀作。 -
★★★★★ 5.0
48文字の「ふっかつのじゅもん」
15歳上の夫は25年間、48文字の「ふっかつのじゅもん」を覚えていました。
そしてたびたび「この記憶が間違っていないか確認したい」と言っていました。
誕生日プレゼントにファミコンとセットで渡しましたが、子どものように喜んでくれました。
そして件のじゅもんを入れて、ロードし、
「おお ○○よ、よくぞ ぶじで もどってきた」
というメッセージウインドウが出たとき…私は驚きのあまり息を呑みました。
夫の覚えていた名前と合っていたんです。
夫がドラクエ2と離れた25年と「よくぞ ぶじで もどってきた」というセリフに、なんだか感慨深いものを感じました。
それからは毎日、仕事から帰ってきてすぐファミコンの電源をつけて喜怒哀楽いろんな表情を見せる夫を見て、楽しんでいます。
食事も用意してるのにテレビの前から離れない夫を見て、子どもの頃はこんなだったのかな…と、笑みがこぼれます。
ドラクエ2をプレゼントして本当に良かったです。
もちろん商品の状態も良好です(⌒▽⌒) -
★★★★★ 5.0
やはり名作は名作
初回プレイはかれこれ20数年前。当時、小学生だった時に勇者もょもと(ローレシアの王子がレベル48でスタートの復活の呪文使用)でやってもクリアしなかった記憶があります。ただそれでも学校が終わると友達数名で敵を倒す順番やらそろそろホイミ(ベホイミ)しなくちゃとか、ダンジョンの攻略本を見ながらそこを右とか・・・ワイワイやって楽しかった思い出しかありません。クリアはスーファミのリメイクでしましたが、こちらは難易度が下がっている上に既に高校生だったので何となくクリアした感じでした。それからまた数十年後の今。ファミコン版をクリアしてみたいともう一度、入手しました。今やるとシステム面とか不親切だし、何よりあの長ーい復活の呪文の入力は面倒だけど、やはりあのファミコンの音源とか最初の勇者一人で大ナメクジ数匹と戦うという一歩間違えたらレベル上げの前に死んでしまうようなシステムに感動すら蘇ります。Wiiやスマホアプリ版もありますがお値段も断然お得なのでファミコンを持っている人でまだ未プレイの人、自分と同じように昔やった人、やはり名作だと思います。もう一度如何ですか?
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★★★★★ 5.0
すごい作品
おそらく、シリーズ中最高の難度を誇ります。
自由度が高すぎて、いきなりとんでもないモンスターと出会ったり。
きんのかぎのヒントはもらえても、それがある町にたどり着くのがひと苦労だったり(たびのとびらから行った先で町そのものは見える)。
○○○○のかべをおしたり(逃げ出してねーし)。
○○○○で何も表示がないところを選んだり(分からなければアバカムを覚えるまでレベルアップ)。
海の真っ只中にある洞窟に行かされたり(場所のヒント無し)。
○○○の真ん中でじゃしんのぞうを使ったり(ノーヒント)。
ほこらの外に1キャラ分出られるところがあり、そこから回り込んであるアイテムを取ったり(しかもクリア必須アイテム)。
灯台からわざと飛び降りたり(死ぬって)。
川をさかのぼってその上かなり回り道をしてやっとたどり着く村があったり(自力では多分見つけられなかった)。
左隅から上1歩右1歩だったり(「ハイスコア」誌見て分かった)。
モンスターにメガンテ食らって全滅したり(出てきたら真っ先にマホトーン)。
まあまあ、謎解きも戦闘も難しいゲームです。
当時のファミコンユーザー層を考えたら無謀といえるでしょう。
でも、ハマりました。
真剣にプレーしていました。
もしかすると、今の親切設計RPGに慣れた人には受け入れられないかもしれませんね。
しかし、我々ファミコン世代には最高の至福の時をもたらしてくれたゲームでした。
余談ですが、MSX版ドラクエ2には「あぶないみずぎ」をムーンブルクの王女が着るイベントを起こすことが出来ました。
単色グラフィックで萎えましたが。
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最終更新日:2022年7月5日 PR