ゲーム概要

パソコンで発売されたゲームの移植作。2人の主人公のシナリオを進めて物語の真相に迫るマルチサイトシステムを搭載している。SS版ではグラフィックをリメイクしキャラクターボイスとアニメーションを追加、シナリオも当時の倫理規定に沿って若干手直しされている。主人公は主観ではボイスが付かず、視点が変わった際に初めて声が聞こえる仕様(例えばアルバートはアルバート編ではボイス無しで、マコト編でボイス有りになる)。

プレイ画面

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YouTube|【セガサターン】ナイトゥルースシリーズ 未完の迷作アドベンチャーを紹介!

レビュー

  • カズタマ

    ★★★★★ 5.0

    投稿日:2024年5月19日

    デザイア

    『デザイア』は、パソコンで発売されたゲームの移植作です。このゲームは2人の主人公のシナリオを進めながら物語の真相に迫る、マルチサイトシステムを搭載しています。セガサターン版ではグラフィックがリメイクされ、キャラクターボイスとアニメーションが追加されており、さらにシナリオも当時の倫理規定に沿って若干手直しされています。

    特徴的なのは、主人公の視点ではボイスが付かず、視点が変わると初めて声が聞こえる仕様です。例えば、アルバート編ではボイスが無いのに対し、マコト編ではアルバートの声が聞こえるようになります。このシステムにより、プレイヤーは各キャラクターの視点から物語をより深く理解できる仕組みになっています。

    このゲームの魅力は、2人の主人公の異なる視点を通じて複雑なストーリーを体験できる点です。グラフィックのリメイクや追加されたボイスとアニメーションが、物語の臨場感をさらに高めています。プレイヤーは異なる視点から物語を追いながら、各キャラクターの背景や動機を深く探求することができ、物語の真相に迫る楽しさを味わうことができます。このゲームは、アドベンチャーゲームファンにとって、見逃せない作品です。

  • ★★★ ★★ 3.0

    ネタバレ少し有り

    このゲーム始めた時、前評判が結構良かったから期待してました。
    そしたら案の定面白かったですよ。
    最後のシナリオで、真相を知った時にカタルシスと悲しみがすごかった。

    ただ星を3つにした理由は
    1.キャラに感情移入がしづらい
    キャラはすごい魅力的。個性もあるし、可愛いし。
    ただ、感情移入できるかって言うと難しいと思う。
    特にマコトさん、あなたですよ。

    2.矛盾がある
    シナリオに矛盾があったりする。
    それとは別に、ゲーム中に出てくる特別な装置が万能というか科学的に説明されてないからご都合主義な印象を受けた。

  • ★★★★★ 5.0

    運命の螺旋

    このゲームをプレイしたあの衝撃は、今でも忘れられません。

    エンディング間際に謎のほぼ全てが氷解し、そしてエンディングと共に流れ行く音楽とスタッフロールを呆然とした気持ちで迎えていると、唐突に嗚咽をあげてしまいそうになった。

    (あんまりだ…あまりにも残酷だ…何故こんな運命に、閉じ込められ続けられなければならないんだ…)

    エンディングロール終了の後の映像、絶望の輪廻から再び生まれる微かな希望の光。

    誰かの為に運命を撒き戻し続けた某魔法少女は想い人に認められある意味救われましたがこのデザイアは正にそう言った方向性の先駆者と言えるかも知れません。
    後にプレイした同サターンのEVE burst errorも間違いなく名作ですがそのEVE burst errorよりも自分の中では上位にいる作品です。
    サターン本体が稼動していて、ミステリアスかつ衝撃を受けるアドベンチャーゲームに興味がある方なら是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
    人によっては涙が止まらなくなるラストが…あなたを待っています

  • ★★★★ 4.0

    買って良かった。

    マルチエンディングでは無く、ストーリーは一本道。
    その一つの話を3つの視点から楽しむ事が出来る作品である。

    3つの視点は、かならずAの次はB。Bの次はCと、選ぶ順番も決まっている。
    したがって3つの視点のどこから楽しもうか、というコンセプトでは無い。

    これがこのゲームを始めるにあたり、小さな不満ではあった。

    ただ、全てをクリアした今は、このやり方は正しかったなと感じる。
    C(最後の話)のストーリーでは、それまでの何となく謎であった部分が明かされるが、まんまと胸を貫かれてしまった。

    正直エンディングがどんなモノであれ、このゲームには満足はしていた。

    キャラクターボイスは、力のある声優さんが担当しており、すばらしい出来。
    キャラクターデザインは多少の古さを感じるものの、各キャラの設定がすばらしく、今でも十分感情移入できる。

    サウンドや背景も、CD=ROMという規格を考えれば、十分雰囲気を出してくれている。

    さらに、ボリューム感も丁度良く、長すぎず短すぎずといった感じ。
    AのストーリーとBのストーリーは、どこでもセーブ出来るというのも良いポイントだろう。

    こうした要素から、すでに満足感を得た上でのエンディングであったが、良い意味でエンディングに余韻の残るすばらしい作品だった。

    だが、この作品で唯一良く無いポイントとして挙げられるのが、Bのシナリオの中途半端さにある。

    ストーリーの流れとしては理解できるものの、そこにいたるまでの過程をもっと描写してほしかった。

    Bのストーリーにおいては、結果だけを見せられたという形で、なんとも消化不良だ。
    ただ、Cのストーリーを見る上では、このBのストーリーも意味があるので無くても良いという意見には賛同できない。

    しかしながら、この完成度の十分に良作といえるし、セガサターンソフトは、安価で買える分、気軽に買ってみてはいかがだろうか

  • ★★★ ★★ 3.0

    「禁忌と欲望の孤島への招待」

    フルボイス・マルチ・シナリオADV。
    驚愕のエンディングが展開する2人の主人公の視点から絡み合うマルチストーリー。
    南海の孤島にそびえる巨大研究施設「DESIRE」に新聞記者アルバート・マクドガルが取材に訪れる。
    殺人、爆破事件、そして記憶喪失の少女ティーナをつけ狙う謎の存在・・・
    事態は混迷の度合いを増して行く・・・
    創り込みが過ぎて(笑)序盤若干のタルさはあるものの、未だSSでプレイ出来る間違いなく名作シナリオADVです。

  • ★★★★★ 5.0

    アルでもマコトでもない

    このゲームの本編は第3のシナリオだといっても過言ではない。
    このシナリオで何度泣いたことか…。
    ラストは涙無しには語れない。

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最終更新日:2024年5月19日 PR