ゲーム概要

スターフィッシュより2002年10月17日にプレイステーション用ソフトとして発売された3DダンジョンRPG。ダンジョンの探索を極めることで人気のRPG『ウィザードリィ エンパイア』の、より完成度を高めた続編となる。ビジュアルを一新し、マップ・アイテム・モンスターをボリュームアップするなど、魅惑の新システムを多数搭載。誘拐された自治領主ニルダを救出し、奪われた魔道解放の術を記した秘伝書を奪回しよう。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2022年12月17日

    ウィザードリィ エンパイア2 王女の遺産

    『ウィザードリィ エンパイア2 王女の遺産』は、プレイステーション版「ウィザードリィ エンパイア」シリーズの第2弾となる3DダンジョンRPGです。
    マップ数、アイテム数、モンスター数それぞれ前作を超え、新トラップとして壁爆弾、新コマンドとして寄付コマンドや質問に対する回答の文字入力するようなイベントなどが追加されています。もちろん、キャラクター作成、オートマッピング機能、アイテム収集・交換機能・冒険手帳などの前作からのシステムも継承しています。

  • ★★★★★ 5.0

    迷宮探索のススメ☆

    迷宮を探索するダンジョンRPG「ウィザードリィ」シリーズの新作。
    6人までのパーティを組んで、冒険を進めます。
    迷宮に消えたVIP、宝物の捜索など最終目標は決められていますが。
    それにいたる道は、プレイヤーにゆだねられています。
    マップを埋めるも良し。アイテム探しに燃えるも良し。遊び方は自由。
    NPCとアイテム交換もできるので、上手くやれば序盤から楽が出来ます。
    更に、今回は謎賭けをされるイベントもあるので、ちょっとしたクイズも楽しめます♪
    与えられたキャラクターではなく、名前、性別、職業、すべてプレイヤーが選んだ好みのキャラで遊べるのが魅力です。
    あなた自身が「冒険者」となって、迷宮を旅してみませんか?

  • ★★★★★ 5.0

    和製Wizの最高傑作 かっこおれのなかでかっことじ

    敵の強さのインフレや装備ネーミング、裏ボス戦で特定職必須など本作に否定的な人は多いが、呪文威力のマスタリーや攻撃回数のシステム、種族相性等々奥深いゲーム

  • ★★★★ 4.0

    挑戦者求む!笑

    全体的に難度は高いがシリーズ経験者なら問題なし、ただし問答扉は最悪です!(WIZとは全く関係ないクイズ)
    個人的意見としては全能者と狂戦士はいらない、特に狂戦士は侍の存在価値を消している

  • ★★★ ★★ 3.0

    そんなバカな……

    前作『古の女王』はクリアしました。
    プレイ時間は100時間以上。
    入手していないアイテムは6つだけ。
    特にドラゴンネオの忍者はHP30,000を超えていると推測され、ほとんどのモンスターをクリティカルでしとめる。魔法もすべて使える……しかし、前作をここまでやりこんでおきながら、本作品はあっという間に挫折しました。
    いくらなんでも難易度が高すぎだと思います。亡霊タイプのモンスターがいきなり現れ、なすすべなく全滅させられてしまいました。ゲームとまったく無関係のなぞなぞを仕掛けて、失敗したらパーティ全体になぜか大ダメージを与える『問答扉』には憤慨します。そのほか初心者が慌てる他ないトラップが満載。
    シリーズの基本は死んでいないので、攻略本さえ入手できれば楽しめます。しかし、残念です。

  • ★★ ★★★ 2.0

    WIZとしては駄作、同人作品としては佳作

    クリア後のダンジョンのボスを倒し、某有名レアアイテムを拾う程度にやり込んだ上での評価となります。

    【評価点】
    ・相性による特性値の補正、職業の選択制限、武器ごとの最大攻撃回数など、個性を強調するための独自の試みが行われている
    ・画面のスクロール以外はほとんどストレスを感じない、快適な操作性を実現している
    ・(一応は看板通りの)多彩なアイテムや強力なモンスター等、このタイプのゲームに欠かせないやり込み要素も実装している
    ・そこかしこに開発陣のウィザードリィに対する入れ込みが見て取れる

    【好みの別れる点】
    ・本家のバックストーリー中で空白となっている部分を補完する形で世界設定が構築されており、開発陣の独自解釈がかなり混じっている
    ・アイテムの名称や一部モンスター、その他諸々の演出に露骨なパロディ要素があり、中には世界観にまったく馴染まないものもある
    ・シナリオが面クリア型で後戻り不可&全般的にプレイヤー置き去りで話が進む
    ・問答扉は純粋にプレイヤーの知力や知識を問うもので、世界観と全く関係ない

    【明らかな問題点】
    ・難易度が「シリーズ経験者が相性最良の編成で探索した場合」を基準に調整されている
    ・独自要素がお互いの足を引っ張っており、趣味でパーティを編成すると間違いなく苦戦必至
    ・ミッションクリアのレベルに対して各職業が成長限界に達するのがかなり早い
    ・追加ダンジョンは「効率厨のみ歓迎、それ以外は全力で排除」なマゾ仕様

    【総評】
    ユーザーの意見(と称するマニアの判断基準)を取り入れてゲームを作った際に陥りがちなワナに見事にハマっており、Wizardryブランドの商業作品としてはクソゲーと言わざるを得ません。しかし、Wizardryスタイルの同人ゲーとしては佳作といった感じで、「多少理不尽なぐらいがちょうどいい」と思える人ならそこそこ楽しめるかもしれません。

    【余談1】
    次作となる「エンパイア3 覇王の系譜」の後、追加要素を盛り込んでバランス調整したPC版がリリースされています。問題点のいくつかは解消されたものの、新たに別の問題点が発生しており、アッパーバージョンとは言い難い出来です。

    【余談2】
    この時の開発陣の中心メンバーは後にTeam MURAMASAを結成し、エクスシリーズの制作を経て独立、エクスペリエンスという会社を設立して活動しているとの由。

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最終更新日:2022年12月17日 PR