ゲーム概要

カプコンより1998年1月29日にプレイステーション用ソフトとして発売されたホラーアクションゲーム。戦慄のサバイバルホラー『バイオハザード』に圧倒的な恐怖と絶望が増した続編となる。アメリカ中西部の小さな街「ラクーンシティー」。大手一社の薬品産業に支えられ、普段はほとんど人の訪れることの無い静かなこの街が、奇妙な猟奇殺人事件にとり沙汰されて2ヶ月。街は今、新たな惨劇の舞台へと変わろうとしていた…。

プレイ画面

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© 1998 カプコン All Rights Reserved.

レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    前作を正当進化させたホラーゲームの傑作

    バイオハザード2は、基本的な楽しさは前作から引継ぎながらも、あらゆる面でパワーアップしているという続編の理想形とも言える作品だ。

    パワーアップしている点としては、まずグラフィックが大幅にキレイになっていることが挙げられる。
    敵も味方キャラも、画面でアップになった時に観賞するに堪えるレベルになった。

    操作方法は前作と同じだが、決定ボタンが○でもOKになったり(前作は□のみ)、△でMAPが表示されるようになったり(しかも前作と違い、現在プレイヤーが部屋の中でどの位置にいてどっちを向いているのかまで表示されるので大変便利)、アイテムボックスで同じアイテムを入れ替えようとすると自動的に組み合わせてくれたりと、格段に遊びやすくなっているのだ。

    そして新システムのザッピング。
    前作でも2人の主人公からキャラを選ぶことが出来たが、前作はどちらのキャラを選んでもほとんどルートが変わらず、もう一人のキャラは敵につかまっていて終盤まで出てこなかった。
    今作では、表と裏の2つのルートが用意され、ゲームのメイン舞台となる警察署へたどり着くまでのルート、そして警察署から脱出するまでのルートがそれぞれで違う。また、物語に登場するキャラクターも表と裏で違い、両方をプレイすることによってより深くストーリーを楽しめるようになっているのだ。
    表をクリアした人でも、新鮮な気持ちで裏を楽しめるつくりになっているのは嬉しい。

    前作はゲーム開始から館の中だったが、2はゾンビが徘徊する街中を歩きながら警察署を目指すところから始まり、物語の舞台がどういう状況なのかを視覚的にプレイヤーが感じることが出来る。
    警察署に入ってからのプレイ感覚は前作とほぼ変わらないため、物語の導入部分、またメインとなるゲーム部分においても前作+αのボリュームだと感じる。

    難易度の調整もうまい。
    バイオハザード2は前作に比べて出現する敵の数が多いのだが、EASYモードでは最初からハンドガンの弾を120発も持っているため、序盤から敵を銃でバンバン倒すことが出来るのだ。バイオハザードシリーズ初心者は、これでゲームに慣れてからノーマルに挑戦するといいだろう。
    ノーマルモードの難易度については、前作よりも高い。具体的には、かわしにくい攻撃を仕掛けてくる敵が多くなっている。

    どうしてもクリアできない人は、実機ではなく、ePSXeなどのエミュレータでプレイするといい。エミュレータだとロード時間がないし(ドアを開けたときもすぐ次の部屋が表示される)、いつでもどこでも何度でもセーブ出来るので、ドアを開ける前にセーブして納得いくまでやり直したり、ボス戦の途中でセーブしていろんな武器を試してみたりといったプレイが楽しめる。簡単にやり直せるため緊張感や恐怖感は激減するが、ゲームが苦手な人にはオススメだ。また、インクリボンや救急スプレーを全く使わずにクリアも簡単に出来るので、隠し要素を出現させたい時も有効だ。

  • ★★★★★ 5.0

    唯一Sランクを取れたバイオハザード

    バイオハザードは1から4とコード・ベロニカをプレイしましたが、Sランクを取れたのは後にも先にも、唯一この2だけです。

    2以外の作品にチラッと登場する(名前だけの場合あり)通称「死神ハンク」を主人公とした隠しミニシナリオ『第4の生存者』をプレイしたいがためだけに、必死で裏シナリオSランクを取得しました!

    ついでに豆腐君も出現させましたが、こちらはクリアならず。
    ナイフバトルがキツすぎて自分には無理でした…(泣)

    バイオ2で一番印象的だったのは、やはり裏シナリオの謎の大男こと"タイラント"でしょう!
    最初に遭遇した時の衝撃と言ったらもう…。
    ゆっくりと、しかし確実にこちらに近付いてきて、姿が見えた瞬間に音楽が鳴るのです。
    あの、のっしのしと歩いてくる姿は夢に見そうでした。

    しかし一番ビックリしたのは壁をぶち破ってきた時だったりします。一度ならず二度までも。
    レオン編はクレア編に比べ手順が少なく時間短縮できる代わりにタイラントに遭遇する回数が多いんですよね…。

    クレアは武器がグレネードランチャーだけで済むのでアイテム欄に余裕ができて楽です。
    サイドパックはレオンに譲りましょう。サブマシンガンいりません。

    レオンの名ゼリフ「全く女って奴は!」…はこのゲームから誕生しました。
    レオン裏編にてエイダとクレア、2人の女性に振り回され奔走するレオンの姿は必見です。
    「女は皆、勝手なことばかりを…」愚痴りながらもレオン君は頑張ります(笑)

    シリーズ中、2が一番簡単だと思うので、バイオを初めてプレイする人は2から始めるのがオススメです。
    入門編に最適!

  • ★★★★★ 5.0

    イベントスキップがないこと以外は傑作

    1と違って舞台が街中や広い警察署となり、密閉空間の中で生き延びるという感覚が薄れましたね。
    製作者はそういうことは意識していたんでしょうか。

    今回はびっくり系の恐怖演出が多かったですね。
    取調室でのリッカーの奇襲や、タイラントがいきなりプレスルームから壁を打ち破って出てくる演出は心臓がかなりビクッとなりました(笑)

    ・良いところ
    前作に引き続き、主人公が2人いるところ。
    さらにザッピングシステムあり、その結果ストーリーが4つありで非常にすばらしいですね。
    前作ではクリス編ではジルが最後にしか出てこず(それもベストエンドの場合のみ)、ジル編ではその逆、ということで少し気になっていたのですが今回はどの話でも2人共活躍するので良かったですね。

    ガイドブックでスタッフの方が仰っていたように万人向けということで難易度が低められ、イージーモードがあることも手伝って初心者でも遊びやすくなったところ。
    弾数が増える以外にもクリーチャーの体力を抑えてあって親切ですね。
    1に慣れきった人は、イージーモードは親切すぎて「こんなのバイオじゃない」と思うかもしれませんが。

    アイテムボックスやタイプライターの場所が増えたところ。
    前者の数はともかく、後者は今作ぐらいの配置数がいいですね。
    多すぎると緊張感が薄れてしまってよろしくないかもしれませんが。

    クリア後のおまけとして、ミニゲームがあるところ。
    どちらも半端なく難しいのですが、それでもクリアしてやろうという気になってしまいますね。

    最初の画面からゾンビがいるという演出が良かったですね。
    1をやった人も恐怖感、緊張感にさいなまれたのではないでしょうか。

    音楽もいいですね。
    G第二、第三形態との戦闘のときに掛かる曲や、エンディングのプレイ成績が表示されるときの曲が秀逸です。
    あとスーパータイラントが出現するときの曲のイントロも心に残っています。
    なんであんなに壮大なんでしょう(笑)

    ・悪いところ
    1にも言えることですが、イベントシーンが飛ばせないところ。
    このゲームは非常に作りこみがよいだけに何回もプレイしたくなる作品なので、それが残念です。
    まあ3ではスキップできるようになっていて良かったですが。

  • ★★★★★ 5.0

    バイオの世界観

    1よりもスケールアップし、新たな敵も登場し、とても面白かった。
    売り上げに関わらず、現実的にバイオの人気が絶頂期だったのは3やベロニカあたりまでかと思う。

    最近のバイオは本当にプレイヤーと敵だけという感じかな。
    ひたすら倒すだけ。
    続編として、展開を広げていく上でやむをえないのは分かる。
    ゾンビがいる以上、キャラも「ゾンビ退治専門家」にならざるをえないのも分かる。
    けれど、バイオの世界観とは、本来は仲間とか人間の立場とウイルスに感染した者たち。
    この両者の間(はざま)で揺れるような世界観がありました。
    そういう部分が本当に淡白になってしまい、始めからゾンビが存在し敵として倒していく。
    こういう部分でこのシリーズは人気に翳りが出始めた要因の一つとしてあると思う。
    つまり、最初にバイオをプレイしていた感情としては、敵を殲滅させようという目的で始めたシリーズではなかったという事。
    (やってる事は敵の殲滅ではあったが)

    僕たちユーザーは生き伸びる為に必死で戦ったし、ラクーンシティを平和な街にしたかった。
    ラクーンシティを救助したかったのに、カプコンが勝手に壊滅させやがった。
    あれで確実に僕たちの腕はもがれた。
    カプコンがバイオシリーズを続ける為に、僕たちは戦っても戦っても結局は誰も救えないのだ。

    叶うならば、タイムワープしてあの洋館に行きたい。
    ブラッドも救いたいし、ブラボーチームも助けたい。
    平和な頃のラクーンシティは一体どんな街だったのか。
    僕は知りたかったんだ。

  • ★★★★★ 5.0

    こだわりのカメラワークに注目!

    この作品でまず驚かされるのは5分近くあるムービー。質のよい映画を観ているような感じになります。
    カメラワークやストーリーに映画的な要素がしっかりと盛り込まれています。そして全体で300以上もあるこだわりのカット割りにも注目。とにかくカメラワークのこだわりには脱帽です。

    今作はザッピングシステムの採用により、4つの視点からシナリオが楽しめるシステムに仕上がっています。同じストーリーを別の視点でプレーする楽しさと不思議さ、何かパズルが完成する快い感じを堪能しました。
    グラフィックやサウンド、テンポ、恐怖感、演出、明確なマップ構成など、前作をはるかに凌駕していると思います。

    ホラー映画をかなり体験したということもあり、恐怖のツボみたいなものがわかっていて、そこをするどくつき出しているような感じですよね。心臓がドキドキでしたよ。因みに映画「ゾンビーズ」とか、「バタリアン」などを参考にしたとあって、確かにその雰囲気が作品に反映されていますよね。

    ちょうどいい難易度のアクション性とアドベンチャーの謎解き、そして操作性も含めて、物凄い完成度の高い作品に仕上がっていると思います。間口は広いので万人向けだと思います。
    尚プレステ2でプレイした場合、読み込み時間は全体で15%位短縮します。

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最終更新日:2022年8月11日 PR