ゲーム概要

ユークスより1999年1月14日にプレイステーション用ソフトとして発売された3D対戦格闘アクションゲーム。ド派手な演出と徹底的に作りこまれた世界観が特徴のゲーム作品となる。キャラ毎に10話用意された独自のストーリーを楽しめる他、操作方法が簡単でド派手な必殺技を次々と繰り出せるなど爽快感抜群のゲーム性を実現。異世界「イ・プラセェル」を舞台に、個性豊かなキャラを操作して、各々の目的達成のために闘おう。

プレイ画面

※このページで利用しているゲームプレイ画像及びゲームイメージ画像の著作権は、メーカーであるユークス様が権利を所有しています。
© 1999 ユークス All Rights Reserved.

レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年1月9日

    封神領域エルツヴァーユ

    『封神領域エルツヴァーユ』は、ド派手な演出と徹底的に作りこまれた世界観が特徴の3D対戦アクションゲームです。
    本作では、世界で高い評価を受けるジャパンアニメーションの演出手法を3Dアクションゲームで再現しています。
    操作に関しても、使用ボタン2つで入力可能な独自のコマンドシステムが簡単かつ奥の深い戦いを実現しています。さらにストーリーモードでは、対戦アクションゲームとしては類を見ない程のシナリオ量が用意されているので、プレイヤーを深くエルツの世界へ導いてくれます。

  • ★★★★ 4.0

    埋もれてはいけない名作

    登場人物の各々に戦うことへの動機づけがハッキリと明記されており、このゲームのメインであるSTORYモードでは、アニメのように一話ずつ物語が展開していきます。

    発売当時の一線級の声優(現ベテラン&大御所)がキャラクターに声をあてており、(株)A.I.C制作の乳揺れアニメーション、歌には奥井雅美や桑島法子と豪華。

    3Dモデリングされたキャラクター達は、PS2以降のゲーム機のグラフィックに見慣れてしまった現在では、かなり荒く感じてしまうのですが、スカートが捲くれ上がったり髪がなびいたり、たとえばエリルという女傭兵は髪を結っているのですが、ダメージを受けると髪を下ろした状態になったりと芸が細かい。

    バトルは攻撃の全てが△ボタンで防御や移動に□ボタンを使用するという変則的な操作。奥行きのあるステージで、カメラアングルが自動的に迫力のあるアングルに変化したりします。特徴的な要素として時代劇ドラマのような視殺戦をしながら走り出すシステムや、投げの飛び道具ともいうべき捕縛攻撃などもよく考えられています。

    ネットワークプレイなどは当然無いので対戦は2Pコントローラーのみになりますが、クリアを重ねる毎にEXTRAにギャラリーなどの追加要素が増えていくので1人プレイでも十分に楽しいです。
    ネット対戦が当たり前のように可能になった現在の格闘ゲームといえば、対人戦メインのいわゆる対戦ツール化が進み、1Pプレイの要素が疎かになってたりしますが、このころの格闘ゲームには現代の格闘ゲームが忘れてしまった何か大事な部分が残っていますね。

  • ★★★★ 4.0

    やるほどに分かる奥深さ

    どう考えても時代を先取りしすぎたとしか思えないユークス不遇の3D格闘ゲーム。

    □と△しか使わないという異色の作りで、操作感としてはサイキックフォースが近いです。
    特筆すべきは演出へ力の入れ方で、相手が崩し(ピヨり)状態の時にカメラアングルが変化したり、とどめの時のみ超必殺技のモーション等が変わったりします。

    異様に演出の長い技などは二度目から短縮される親切設計。
    簡単操作で派手に戦えるので普段格闘ゲームをやらない方でも楽しめるかと思います。

    しかし簡単な操作感の弊害としてボタンを二つしか使わないために起こる技の暴発があり、人によっては逆にやりにくいとも感じるかもしれません。

    このゲームはシステム上確定コンボというのが無いに等しいので、対戦は読み合いと反応勝負になります。
    各キャラ3つの必殺技と1つの超必殺技、加えて性能変化と溜め必殺技や特殊技を持ち、それぞれに弱点があり単純化すれば三すくみのような状態になっています。

    しかし確定コンボとなる状況や反撃されにくい連携技なども確かにあり、三すくみだからと言って運にまかせるのではなく、相手と自分の状態を瞬時に判断する能力が大事になります。

    ゲームシステムで一番評価すべき点としては遠距離投げとも言える「捕縛攻撃」の導入で、距離を問わず攻撃が出来る為に逃げが不可能になっている点でしょう。

    マイナス点としては使用キャラが隠しを含めても10キャラと少なく、かつ性能があまり変わらない事です。
    やりこんでいけば僅かな性能差も感じる事ができますが、ほぼ全キャラやる事が一緒です。

    加えてCPUとの対戦がサバイバルとキャラ順に戦っていくモードしかなく、好きなキャラとすぐ戦うのが難しいというのも難点です。

    ストーリーモードはアニメ番組のような作りになっており、全キャラに専用のタイトルロゴと一戦ごとに次回番組予告が付いたりします。
    キャラ毎に作られた作品設定は異様に細かく、1キャラでそれこそ1番組作れてしまいそうです。
    声優陣は一線級を集め音楽も見事な出来で、奥井雅美の歌うOPアニメは99年の製作でありながら現在でも通用する素晴らしい仕上がりです。

    グラフィック面に関しては、10年以上前という当時のレベルを考えてもモデルの出来が今ひとつですが、ダメージで髪が解けたり鎧が壊れたりやたらとスカートがめくれたりと、演出では頑張っています。

    全体的評価としては合う人には合うでしょうが、ダメな人にはダメという感じだと思います。
    よくある格闘ゲームととは大分かけ離れているので、「キャラゲーでも気にしない」「ちょっと変わったゲームをやりたい」という方にオススメします。

  • ★★★★★ 5.0

    俺はエルツヴァーユが大好きだああ!

    はっはっは、どう見てもこれはイデオンソードじゃーん!

    統一性が全く無いキャラ、宇宙刑事から魔法使い、女子高生、ビキニアーマー戦士、神っぽい奴などなどが己の目的の為に戦う格闘アクション。つーか格闘アクションと言うよりも飛び道具を撃ちまくる疑似3Dのサイキックフォースだな、これ。

    スノボゲームで世界的にも高い評価を得たユークスがこれ一本で傾いたと言う恐るべき作品。攻略本では続編も作るぜ、と発言していただけに残念すぎる。
    その余波は2012年現在、奥井雅美がこれ以降出した十枚以上のアルバムに主題歌『kiss in the dark』が再録されず、未だゲームアーカイブズにも入らないと言う事態になっている。

    演出がぶっ飛んでいて、全弾発射やイデオンソードで惑星真っ二つ、宇宙刑事と言えばダイナミックで振り向いて爆発とか、もう最高。
    突き詰めると飛び道具と投げ技の読み合いになるのでストイックに格ゲーを極めようとするタイプには向かないが、ネタ系の作品としてはすでに頂点に立ったと言っても過言ではない。

    ストーリーモードはテレビ番組形式で進む。新番組!から始まり次回予告やお便り紹介などが入り、最終回でENDとなる。
    声優は当時の人気声優だけを集め、OPはアニメ、主題歌は90年代後半のアニメソングを支えた奥井雅美。BGMは歌付きも有りと言う無駄に豪華な仕様。

    更に更に、キャラを使い込めば新コスが入り、宇宙刑事は青・赤・銀と言う当然のカラーになり、魔法使いの男の子はどう見ても女装と言う恐るべきオチを付ける。

    真面目な話、コンセプトが早過ぎたのとグラフィックが理想に届かなかったのが悲しい。
    どこか気合を入れてリメイクしてくれる男気あるメーカーは無い物か。

  • ★★★★★ 5.0

    見て楽しい格闘ゲームならナンバー1

    宇宙刑事、格闘女子高生、制服女子中学生、巨乳ロリ少女、魔道士等ここまでジャンル違いのキャラが一堂に会したゲームがほかにあったでしょうか。
    スト'Uから始まって2D、3D問わず、アーケード、コンシューマも問わず色々と格闘ゲームをやってきましたが、演出や技の見た目のおもしろさならこのゲームが最強です。技をかけてもかけられても楽しいゲームはそうそうないでしょう。
    操作も攻撃と防御ボタンのみとシンプルですが、操作方法同じでもキャラごとにスピードや技の速さや範囲に差があって、意外と駆け引きが重要になっていて、熟練ゲーマーも楽しめると思います。
    声優陣も相当豪華でOPのアニメも歌もいいです。さすがユークスの経営を傾かせたゲーム(笑)。このゲームが何故売れなかったのか、私にはわかりません。時代が早すぎたのでしょうか。発売当時で早くも萌えツンデレやレズ要素を取り入れてたわけですし。PS2や3、あるいはWiiでのリメイクなり2なりを期待しているのですが、今作の売り上げを見る限りは無理なんでしょうねぇ。この作品を作った会社だからこそ株を買ったりもしているのですが。
    あと、ゲーム内のガリィのキャラ解説に「ダイソン球天体」とかいう単語があって、こんなところでこんな単語に出会うのかと、爆笑しました。どんなとこまで細かい設定しているのか、そしてこんなの見て意味のわかるやついるのか、と。このゲーム作ったスタッフは天才か馬鹿かのどちらかですね。

  • ★★★★ 4.0

    せつなのテーマ、かっこ良すぎ

    全てを滅ぼす、イハドゥルカ。その脅威にさらされた異世界【イ・ラプツェル】が、宇宙中から勇者を呼び寄せる。アニメコミック系の魅力たっぷりな、3D格闘ゲーム。
    宇宙から集まっただけに、キャラが個性的。宇宙刑事から、陰陽師まで。キーひとつで必殺技が出せるし、ポリゴンのレベルもなかなか。もちろんフルボイスで、キャストは完璧。(南央実さんの“かくりね”、はまり過ぎ)音楽がかっこよくて、すごく好み。

    面白いのが、キャラを使ってると、態度が変わること。慧也など、「ふんっ」と鼻もひっかけてくれないのに、「あなたもこりませんね」から、最後は「さあ」と手を出してくれる。クリア後の“お楽しみ”も、充実。一度、やってみて。

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最終更新日:2023年1月9日 PR