ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ
(タイトーベスト)

レビュー

• カズタマ

  ★★★★ ★ 4.0

  投稿日：2024年3月3日

  ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ(タイトーベスト)

  『ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ(タイトーベスト)』は、アニメ『ローゼンメイデン』の世界を堪能できるアドベンチャーゲームです。プレイヤーは「桜田ジュン」として、「真紅」や他のドールたちと次々と繰り広げられるイベントやエピソードを体験し、信頼度を上げていきます。そして、迫りくる「アリスゲーム」に立ち向かうことが目的です。物語は、転載人形師・ローゼンによって「ローザミスティカ」が7つに分割され、その7つの部分から7体の人形が作られたことから始まります。これらの7体の人形は後に「ローゼンメイデン」シリーズとして知られ、生きている人形として噂されるようになっています。
  
  このゲームの魅力は、まずは原作アニメや小説などで人気の『ローゼンメイデン』シリーズの世界を堪能できることです。プレイヤーは桜田ジュンとして、ドールたちとの交流やアリスゲームへの準備を通じて、物語の深淵に迫っていきます。また、物語の背景やキャラクターの設定が緻密であり、繊細な世界観が楽しめる点も魅力の一つです。
  また、本作は先にプレイステーション2で発売された『ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ』の廉価版となります。

• ★★★ ★★ 3.0

  廉価版でようやくの適正価格

  BESTで出ますか、ドゥエルヴァルツァ。
  あまりにも酷いその出来はファンの怒りを買うものでしたから、ようやく適正価格に収まったという印象ですね。
  
  <<ポイント>>
  ・キャラの立ち絵や挿入されるイラストはアニメ流用と新規で半々。後者のクオリティの低さは異常。
  ・立ち絵の種類は少なく演出が弱い。台詞に合わせた口の動作は無い。
  ・挿入されるアニメーションの作画レベルは原作アニメに遠く及ばず、台詞は口を閉じたまま喋る。
  ・声優は原作アニメと同一、フルボイス。
  ・BGMは全てゲームオリジナル(主観から言えば原作アニメに劣る)
  ・ストーリーは無印アニメをなぞったもの。シナリオに関わる分岐は少なく、ラストの展開が変わるようなものは無い。
  ・攻略可能キャラは「真紅」「雛苺」「翠星石」のみ。アニメ終盤で真紅が演じていた部分を、ルートによっては残りの2キャが演じる(シナリオの大幅な改編は無し)
  ・戦闘パートは縦スクロールの2Dシューティング。練られておらず、楽しめる要素は無い。操作可能キャラは「真紅」「雛苺」「翠星石」のみ。
  
  こんなところでしょうか。
  定価で買うには酷い内容ですので、BEST版の中古が1000円台に値崩れするまで待つと良いかと。
  ご購入の参考になれば幸いです。

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