ゲーム概要

ナムコより2002年2月28日にプレイステーション2用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。現代から数千年後の宇宙が舞台となったSF要素の強いゲーム作品となる。生活の場を宇宙に移した人類を攻撃する謎の存在「グノーシス」との戦闘や、「ゾハル」を巡って争う人間同士の紛争の中で、巨大企業に勤務する主人公・シオンが自らの意志で行動できるようになるまでの物語がドラマティックに描かれている。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年4月18日

    ゼノサーガ エピソード1 力への意志

    『ゼノサーガ エピソード1 力への意志』は、現代から数千年後の宇宙が舞台となったSF要素の強いロールプレイングゲームです。
    本作では、戦闘パートやイベントシーンなど、ゲーム全編に渡ってリアルタイム3DCGを採用しています。PlayStation2の能力をフル活用して、豊かな表情で動くキャラクターはもちろん、航宙艦や宇宙コロニー、輝く星々などが美しく描写されています。さらにゲーム中のイベントシーンでは、シナリオ全てをフルモーション・フルボイスで表現しています。また、サウンド面では楽曲演奏を、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団に依頼しています。

  • ★★★★★ 5.0

    ゲームという装甲を施された最高のアニメ作品

    高橋哲也氏は物書きであって、それ以上でもそれ以下でもない、ということを思い知らされるタイトルだ。

    彼は物書きとしては紛れもなく天才だと思う。キャラクターや世界観の周到な設定、物語の回し方や盛り上げ方、どれをとっても完璧なストーリーテリング。

    今度作品を発表される際には、是非坂口博信のようなゲームシステムを丸投げにしてもそこそこのバランスを保障してもらえる人に監修をしてもらうか、もしくは完全な映像作品にして劇場で公開する道を模索していただきたい。

    私が仕方なくyoutubeの劣悪な画質でエンディングを観ざるを得なくなったのは、このゲームが言わばゲームシステムという装甲付のアニメ作品だからです。

    このゲームでは大雑把にストーリーが語られるカットシーンとゲームパートとの二つに分かれているが、プレイヤーが操作しなければならないゲームパートは、物語と物語の間に無理やり挟み込んである感じで、この作品を無理やり「ゲーム作品」にしなければならないと思い込んだ作者がスタッフにその仕事を丸投げにした結果できたようなお粗末、かつ時間を浪費させるためにあるだけの「作業」だ。
    それでも作品のストーリーを堪能したい人は、まるで薄給のために長時間こき使われる労働者のようにこの「作業」に付き合い、けなげにそれをクリアしていかなければならない。

    時間を浪費したくない人は、このゲームの唯一にして強力な魅力であるカットシーンのみを取り出してアップしているyoutubeなどのサービスを利用するしかないだろう。(それはゲームに対する懸命なアプローチではない。「ゲーム作品」としての存在をユーザーに否定されていることを最も判りやすく表している例なだけだ。)

    もし高橋氏がこのゲームを秀逸なストーリーをねたに社会人の時間を無駄に浪費させることを目的にして作ったのではないならば、彼はスタンスを変えるべきであろう。

    彼は最高のストーリーを、ゲームシステムという消化不良の外皮に梱包して市場に出してしまった。

    その実はあまりに厚すぎて、自分の時間を浪費して無理やりこじ開けるか、youtubeなどの「道具」をつかわなければ中身を味わうことも出来ない。

    この作品の続編などを見るにつけ、高橋氏は自分の作品に対して悲しいほど不誠実な人間なのだと思わざるを得ない。

  • ★★★★★ 5.0

    純粋に楽しめるまさに日本のエンターテインメント

    初めてプレイしたのはまだ学生時代でしたが、まるで宇宙空間にいるようなあの感じ…親しみやすいキャラクター達…
    初めて経験するストーリー…耳に残る素晴らしいメロディ…どれを取っても良い思い出です。

    PS4で遊んでいる今になって、押し入れからPS2をホコリまみれになりながら探し出し先月再びプレイしました。
    忘れられない魅力に溢れる作品です。

    敵が強すぎてストーリーがいつまでも進まないという事もしばしばありましたが、プレイしながら映画を観ているようでとても楽しめました。バイオやメタルギアに次いで感謝している作品です。

  • ★★★★★ 5.0

    色々不満点もありますが、やはり素晴らしい

    色々とごたごたがあったようで、当初の予定通りの三部作とはならなかったようですが、それでも、私の中でゼノシリーズはSFゲームのベストです。
    その一作目であるこの作品は、製作者の方の情熱が詰まった、良い意味でも悪い意味でも濃いゲームとなっています。
    ストーリーは、作中のキーワードなどを参照してもよくわからないくらい難解で、演出が素晴らしい分、ちゃんとストーリーが頭に入っていないと何がどうなっているのか分からないまま進んでいくので、ムービーはスキップするという人にはまったく不向きです。

    ムービーゲーではありますが、バトルや育成システムなどがかなりきっちり作られていて、やりこみたい人にはたまらないと思います。
    隠し要素などもあり、ストーリー自体はムービー多めで短めなんですが、全部の要素を遊ぼうと思うと結構楽しめると思います。
    ちなみに、PS2ハードディスクに対応してるので、戦闘のロードが長いと思っている人はインストールしてみると良いですよ。

  • ★★★★★ 5.0

    PS4 あたりで復活しないかな

    ナムコはテイルズシリーズという名作RPGがあり、その完成度をSFに持ってきた高い完成度。

    後続のII・IIIよりもこのIがもっとも面白くバランス良く作られていると思えます。
    ストーリーも壮絶で広大だけど、背景の見せ方なんかも、上手いんです。
    スターウォーズを日本のRPGに制御しきっているというか。
    (話は全然別物で、スケールは負けてないってことで)

    ビジュアルだけでなく、戦闘シーンがアクション的で面白いと言えばナムコ。
    SFでRPGと言えばスターオーシャン5 がありますが、ナムコほど細かく作り込めるメーカーはない為、やはり大味にはなります(5は雑みたいだったようですが個人的には期待)

    ゼノブレイドクロスも遊びました。フィールドの自由度は遥かに高いのですが、濃厚なストーリーも見たいのでやはり純RPG路線の方がいいですね。

    ファンタシースターはオンラインに偏りすぎており、家庭用も堅く名作を。

  • ★★★★★ 5.0

    評価が分かれるものだとは思うが

    既に言及されている通り、ストーリーとムービーで魅せるタイプのRPG。
    とはいえ、この頃はやや手探り状態だったのか、ムービー部分が明らかに突出して長く、ゲームとしての全体のバランスは欠いているため、ストーリーに魅力を感じない人には、ただだらだらしたゲームと思えるかもしれない。

    私としては、ストーリーや世界観が十分厚みがあって面白く、(そんなにPS2のRPGをやったわけではないが)、女神転生3と並んで、PS2のRPGの中でやり応えのある作品となった。

    ストーリーの内容だが、複雑で聞き慣れないSF用語をちりばめ、episodeIとはいえ、とうに成人を過ぎた私の頭でも、とても全容が見えない世界観や人間関係など、エヴァンゲリオンに構造が似ているのではないかと思わせるが(聖書の引用も)、自分は知性に自信がないので、あまり整合性を深く追求しなかった。
    つまり、ゲームとして楽しむ分には十分だった。

    バトルや成長のシステムに関しては私は専門的なことは知らないが、慣れるのに少し時間がかかったけれど、そんなに負担にはならなかった。
    必殺技へのポイント配分は理解に時間がかかったが、これは説明書をよく読まなかった私の責任かもしれない。

    このゲームをやった最大の動機は、ゼノギアスもあるが、私が光田康典さんのファンだからである。
    ただ、氏の仕事としては名曲が少ない気がする。
    とはいえ、 『Green Sleeves』、『pain』、『kokoro』は気に入っている。

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最終更新日:2023年4月18日 PR