ゲーム概要
F&C・FC01より発売されたPC用ゲームのドリームキャスト移植作。本作には民俗学を基とした概念や用語、夢や幻といった哲学的な要素が登場するのが特徴。海辺に立つ少女。夢から覚めるために手にした矢を離し、自分を旦那さまと呼ぶ彼女を射抜いた。病院の病室で目覚めた瀬能 透矢は、記憶を失っていた。自らを自分のメイドだと名乗る雪や、友人の花梨らの励ましに支えられつつも記憶は依然として戻らない。
レビュー
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★★ ★★★ 2.0
超えられなかった「いつか」
元来Windows版18禁作品であったものをDC/PS2に移植し、一般作品とした本作。
Hシーンの削除に伴って、シナリオの改変(追加、とはお世辞にも言えない)とCGの追加が行われた。
しかし、CGはオリジナルスタッフの☆画野朗氏の絵に似せることに成功したとは言いがたい。
また、原作において、Hシーンに重要な意味を持たせていたため、それをキスシーンで代用するには無理がありすぎた。
心配されていた「声」については、思ったほどには悪くない。原作を知らなければ高評価を与えても良いだろう。
しかし、もう一方の「歌」、特にEDについては失敗したと言わざるを得ない。曲そのものならそう悪くはない。しかし、あのアップテンポでは、しんみりとしたシナリオの余韻をぶち壊してしまうのだ。
総括すると、評価は低くならざるを得ない。残念ながら、合格点を与えられる水準には達していないと思える。 -
★★★ ★★ 3.0
ベタ移植で終わらないように
パソコン版(18禁)からの移植。すでに声が入っている時点でイメージが崩れたたと嘆きそうですが、それでも追加シナリオの追加等、魅力的な要素が多くあります。
追加シナリオは言ってみれば「if」の世界、「フォロー」の世界であって、あまり前に出過ぎない(オリジナルを越えた盛り上がりを見せない)ほうが得策だと思います。それでもKIDの考えは、オリジナルを越えようという、つまり「意欲」なのでしょうか。おすすめ度はこのジャンル好きなら★×3。
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最終更新日:2021年5月23日 PR