ゲーム概要
『Dの食卓2』は、株式会社ワープが開発し、1999年12月23日に発売されたドリームキャスト用ゲームソフト。建物の中を『Dの食卓』のように決められたポイントを歩いて探索する「アドベンチャーパート」と、外に出ている間は歩いていると怪物とエンカウントし、手持ちの銃器で応戦して戦う「ガンシューティングパート」に分かれている。このガンシューティングパートで勝利し経験値を得るとレベルが上がる。
レビュー
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★★★★★ 5.0
隠れた名作!、これは凄いデス!!。
1999年発売ドリームキャスト版ホラーアクションゲーム、あのホラー謎解きゲームの元祖といわれた1995年発売の名作ゲーム「Dの食卓」に続編が出ていたとは全く知らなかったので、とても驚きました、この4年でCGも飛躍的に進歩をし、女主人公のローラは前作の面影を残しつつも実に美しい女性に描かれていますね、現代ゲームでいうと「ウォーキングデット」が近いですが、人間に寄生をする驚異の植物、驚愕のローラの出生の秘密などが、壮絶なストーリーと共に進んでゆきます、あたかも最新のハリウット映画を観ているかの様なやり応えのある名作ゲームに仕上がっていました。
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★★★★★ 5.0
サバイバル感覚ゼロ…。
主人公ローラが乗っていた旅客機に、突如隕石が飛来し衝突。旅客機は墜落。ローラ達乗車客達は雪吹雪く山間に遭難してしまう。
ローラはキンバリーという女性に助けられる。しかしショックからか、自らの記憶を無くしてしまっていた…
どうにかここから生きて脱出しなければ。
突如現れる謎のモンスター達。
しかしその怪物は、墜落した時に死んだ者、もしくはかろうじて生き残った者達が変化した姿だった。
-あれはなんなのか。
得体の知れない恐怖と戦いながら、ローラは雪山からの脱出を開始する。
…このゲームで残念なのが何故かモンスターと戦闘してローラが勝つと、経験値がたまり、レベルアップするというサバイバルホラーらしからぬRPGのシステムになっているのです。モンスターとは銃(サブマシンガンやショットガン)で戦うのですが、その戦闘自体はキャラ視点で、恐怖と、臨場感がとてもいい感じです。
しかしモンスターを何匹か倒すたびにレベルアップして体力が完全回復します。…そのレベルが上がっていっても何が起きるでもないのでレベルの意味は無いです。
?これってサバイバルホラーじゃなかったの?
これでは、せっかくの緊張感が完全に萎えてしまいます。なんでこんなシステムにしたのか本当わかりません。この手のゲームは常に死と隣り合わせの感覚がウリどころ(つーか、基本)なのに…。
これがなかったら5つ星級のゲームなんです。
山の獲物を撃って食料にしたり(ハンティング)、某ゾンビ系サバイバルホラーにはない面白い要素もあります。
エンディングもかなり意外なものが用意されています。先の読めないストーリー展開にもかなり惹きつけられます。
もったいない作品です。レベルアップなんて変なシステム無かったらと、プレイする度に何度も思います。 -
★★★★★ 5.0
小説や独自の世界観を持つ文学作品の様な味わい在る大人のホラー
主人公(♀)の乗った飛行機が寒風吹きすさぶ雪山に墜落、奇跡的に遭難を免れるが一体何故・・・そんな主人公の現状とは真逆で皮肉な程の美しい情景と野生動物達、行く宛ての無い広大な雪原、息も白くなる寒さ、訪れる静寂、そして振りかかる孤独、焦燥感・・・本当の恐怖とは内なる秘めた所から来る事を思い知らされる、人間の心理を上手く突いた稀少名作サイコホラー。人間の無力さと自然の脅威、移動手段にスノーモービルが使える様になった時の安堵感、仲間達は本当に人間なのか?化け物に取り憑かれた人間の見分け方は? 「カナダの永久凍土の大地に眠る、巨大な恐怖が今、目を醒ます・・・」正に傑作ホラー映画「遊星からの物体X」を彷彿させる世界観「D2」が、堂々たるスケールと熱いメッセージ、そして圧倒的な魅力を携え再登場!謎を解いて行くにつれ、宇宙、地球、人類の運命に関わる壮大なストーリーが徐々にその姿を現してゆく─。映画並みの上質な世界観や大塚明夫、永井一郎、幸田直子ら豪華声優陣の迫真の演技は必見必聴!!君は生きのびる事が出来るか!?
やっぱり思った通り!これおもしろい!部屋真っ暗+音量大(ヘッドホン着用)+夜(出来るだけ深夜)=めっさ怖っ!!!是非味わって下さい。 -
★★★★★ 5.0
飯野賢治が大好きだった。彼を知って救われた。
当時、発売日買いしました。かなりドキドキしながら購入しましたね。飯野さんのことが大好きだったから、何年もこのゲームの発売を待ち続けていたのです。
待ち続けていた甲斐がありましたね。
面白かった!
今の時代ではなかなかお目にかかれない作家性の高いゲームでした。いかにも飯野さんらしかったですね。
飯野さんはやっぱりカリスマだったのだと思います。社会の中でマイノリティに位置する孤独感や疎外感を感じていたわたしのような人間にとっては、飯野さんは救世主のような存在でした。飯野さんの本音炸裂の発言の数々は非常に痛快であり、また共感でき、感動的でもありました。
このゲームをプレイすると、当時まばゆいばかりに輝いていた飯野さんを思い出し、たまらなく懐かしくなります。
飯野さん、夢と希望をどうもありがとうございました。 -
★★ ★★★ 2.0
真面目なレビュー
11年またいでのレビューです。
発売当初は「ファミ通などで特集されている。よくわからないけど買ってみよう」。
そして、プレーした後の率直な感想。「おもしろいとか印象に残った、というのがない」(失礼)。
以下に、大まかな評価。
まず、グラフィック面。
これはきれいだと思った。(1999年発売当初は)disk3枚以降、徐々に天候が明るくなる。それにともないゲーム全体の印象も明るくなっていく。(最終ボス戦も含む)
これは、物語が進行し、最後にはハッピーエンドになるという方向にいくから? と思われる。
というより、disk2までが暗いというのもあるが。
また室内にいるキャラクターがしぐさ、動作をするたびにギーギー読み込む。(こんな読み込み形式のはdcゲームのなかでも珍しい、と思う。)
次に、ストーリー面。
一言でいうと「飛躍しすぎ」。物語がつながっていない。不自然。(なぜ、仲間うちのキンバリーにだけクローンの敵がいるのか。おまけにdisk1で彼女はモンスター化していない人を殺している。麻薬の副作用?)
また一方で、グランドマザーや恋人デビットとフラッシュバックによる対話があるのだが。その対話の内容も、共感しにくくいまいち。それに、ミサイル発射やベルリンの壁崩壊の映像なんかも出てくる。(それまでのゲームの進行部には、一切そのことには触れていない)
これではよくわからない、という感想になるのが普通だろう。
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最終更新日:2024年1月8日 PR