ゲーム概要
5pb.より2009年10月15日にXbox360用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲーム。大好評の『CHAOS;HEAD NOAH』に続く想定科学アドベンチャー第2弾。携帯電話の扱いで物語が変化する「フォーントリガー」を採用。主人公たちが所属する未来ガジェット研究所で偶然に作ってしまった過去にメールを送る機械。秋葉原を舞台に、99%の科学と1%のファンタジーが紡ぐサスペンスが幕を開ける。
プレイ画面
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レビュー
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カズタマ
★★★★★ 5.0
投稿日:2025年5月25日
シュタインズ・ゲート
『シュタインズ・ゲート』は、現代の秋葉原を舞台にした科学アドベンチャーゲームで、プレイヤーを深いサスペンスと緻密なSF世界へと誘ってくれます。本作は、前作『CHAOS;HEAD』の物語から約1年後の時間軸で展開され、現実にありそうでない、しかしどこかリアリティを感じさせる「想定科学」が軸となっています。キャラクターデザインには『ブラック☆ロックシューター』で知られるhuke氏を起用しており、個性的かつ魅力的なキャラクターたちが物語をより引き立てています。
最大の特徴は、「フォーントリガー」システムと呼ばれる独創的なゲーム進行システムです。通常のアドベンチャーゲームにありがちな明確な選択肢は存在せず、代わりに主人公が持つ携帯電話の使用がストーリーの鍵を握ります。誰かから電話がかかってきたときに出るか出ないか、あるいはその場にいたかどうかといった非常に日常的な行動が、物語の分岐点となるのです。この仕組みは、プレイヤーに自然な没入感をもたらし、「自分が選択している」という感覚をより強く実感させてくれます。
秋葉原という電脳文化の象徴的な街を舞台にしたことで、現実とフィクションの境界が曖昧になり、物語への没入感はさらに高まります。科学と陰謀が交錯するストーリーは緻密に構成されており、プレイを進めるほどに次第に明らかになる真実に引き込まれていきます。登場人物たちの人間味あふれるやりとりや成長も見どころで、単なるSFサスペンスにとどまらず、深い人間ドラマが展開される点も大きな魅力です。
このゲームは、科学というテーマをエンターテインメントとして昇華させ、プレイヤーに選択の重みと物語の深さを実感させてくれる、まさにアドベンチャーゲームの傑作です。現代人にとって身近な携帯電話を通じて世界の運命を左右するという斬新な体験は、他の作品では味わえない唯一無二の魅力となっています。 -
ジーティン
★★★★★ 5.0
投稿日:2025年5月25日
秋葉原を舞台に、99%の科学と1%のファンタジーが紡ぐサスペンスが幕を開ける
本作は、秋葉原を舞台にした科学アドベンチャーである。物語は、未来ガジェット研究所というマイナーな発明サークルに所属する主人公たちが、偶然にも過去にメールを送信できる機械を作り出してしまうところから始まる。この設定を軸に、ストーリーは徐々に緊張感を増しながら展開していき、プレイヤーの没入感を高めていく構成となっている。
先に発売された『CHAOS;HEAD NOAH』の続編的立ち位置にある本作は、「想定科学アドベンチャー」と銘打たれているが、その名の通り、物語はほとんどが科学的理論に基づいており、そこにわずか1%のファンタジーが加わることで、現実感を保ちながらもフィクションならではの展開を楽しめるバランスが見事である。
本作で特徴的なのは、「フォーントリガー」と呼ばれる携帯電話を使った選択システムである。プレイヤーは通話やメールの送受信を通じて物語の分岐に関与する。このシステムが単なる演出にとどまらず、シナリオの深い部分にまで関わってくる点が興味深い。プレイヤーの些細な操作が、やがて大きな結果をもたらすという構造は、ゲームと物語の融合を巧みに実現している。
緻密に構築されたシナリオ、登場人物たちの個性的かつリアルな描写、そしてプレイヤーの選択が未来を左右するというゲームデザインが融合し、作品全体に強い引力を生んでいる。本作は、過去にメールを送るという一見奇抜な設定を見事にサスペンスとして昇華させ、科学と空想が調和する世界を描いている。科学的な裏付けを持ちながらもエンターテインメントとして完成度の高い本作は、特にシナリオ重視のプレイヤーにとって極めて満足度の高い一本である。フォーントリガー、過去改変、想定科学、そして秋葉原という舞台設定――これらの要素に興味を持つ者には、ぜひ一度手に取ってもらいたい作品だ。 -
アマチャ
★★★★★ 5.0
投稿日:2025年5月25日
ストーリーの作りは丁寧で、感心させられる
このゲームは、一見するとありふれた日常の延長線上にある物語かと思いきや、物語が進むにつれて想像をはるかに超える重厚な展開が待っていました。最初は秋葉原の未来ガジェット研究所というユルい雰囲気の中で、仲間たちが偶然発明してしまった「過去にメールを送る機械」から始まるのですが、それがやがて大きな陰謀や時間を巡るサスペンスへと発展していきます。この過程が非常に丁寧に描かれていて、思わずのめり込んでしまいました。
特に印象的だったのが「フォーントリガー」というシステムで、携帯電話の扱い一つで物語が分岐するという点がとてもユニークでした。単なる読み物ではなく、自分の選択が直接ストーリーに影響する感覚があり、緊張感と没入感を強く感じさせてくれました。ストーリーの序盤から中盤にかけては引きが非常に強く、息つく暇もなく次の展開を追いたくなるような面白さがありました。
キャラクターたちも実に魅力的で、特にヒロインたちの個性の違いが際立っており、誰を選んでも感情移入できる作りになっていたと思います。また、全体のボリュームも申し分なく、全ルートをクリアするのに30時間ほどかかりましたが、どのルートにもそれぞれのドラマが詰まっていて、時間の長さを感じさせませんでした。
音楽も素晴らしく、場面ごとの雰囲気をしっかりと支えていて、感情を引き立てる演出として機能していました。声優陣の演技も非常に安定しており、特に感情の起伏が激しいシーンでの演技には心を打たれました。加えて、HDの美しいグラフィックは背景やキャラの表情を一層引き立てており、静止画であってもシーンがまるで映画のように脳裏に焼きつきました。
このゲームを実際にプレイしてみて、これはただのアドベンチャーゲームではなく、まるで一本のよくできた映画を自らの手で体験したかのような満足感がありました。科学とファンタジーが絶妙に絡み合うこの物語を、ぜひ多くの人に味わってもらいたいと感じました。 -
★★★★★ 5.0
高評価が納得できるゲームでした
ついつい続きが気になって最後まで一気に読了してしまうゲーム
そしてもう少しゆっくり長く楽しめば良かったと後悔してしまうゲームでした。
皆さんの評価通りノベルゲームとしては最高峰レベルだと思います。
本体を買ってでもプレイする価値があるという意見も同意できます。
個人的には特に主人公の声優さんが素晴らしいと感じました。
厨二病モードの台詞回しは正直言って相当鬱陶しいですが
そこから一転して素の岡部倫太郎としての苦悩・葛藤・優しさ・ひたむきさが
込められた台詞の演技が素敵過ぎ、そのギャップにクラッときます。
厨二病的言動自体が演技であるという設定も
この熱演があって初めて成り立っています。
ゲーム性は低いと言わざるを得ませんが、
ゲーム性の高さは有限のテキストで構成されたノベルゲームを遊ぶ上で
突き詰めればセーブ・ロード・スキップの繰り返ししか生まないので
ゲーム的な面白さにはつながりません。
その点、このゲームにおけるルート分岐選択肢(のほとんど)はゲーム性云々というよりは
プレイヤーに重要な決断をしたという実感を与えるためだけに存在しており
その辺もうまいなぁと感じました。
唯一もったいないと感じたのはフォーントリガーシステム。
ノベルゲームでなければ・タイムリープ物でなければ
もっと色々できそうな可能性を感じました。
タイムリープ物でストーリー的に破綻なく、システム的に矛盾なく作ろうとすると
本作のような感じが限界になりそうです。
せっかくのアイデアなので、もっと違った形でこれを活用したゲームが
出来たらよいなと思います。 -
★★★★★ 5.0
意外なところから名作出てきました。(失礼)
59時間程で、先ほどtrue endを見て、初めて投稿したくなりました。
私も結構長くゲームをプレイして今いますが、ここまで引き込まれて
心を動かされたのは、もう一本くらいしかありません。
今日ほどXBOX360を持っていて良かった思ったことはありません。。
今日ほど日本人でよかったと思ったことはありません。
内容は皆さん書かれている通りです。決して泣かせるのが目的
のゲームではありませんが、やはり泣かずに終えることは
出来ませんでした。最後のトリックについては単純ながら
まず気が付かなかった方法で、波状なくまとめられています。
個々のキャラクターも魅力的でしたが、一番輝いていたのは、やはり
主人公だと、思います。
仲間のためにあらゆる知恵を絞り、どう見たって喧嘩は強くもなさ
そうなのに、体を張って、絶対にあきらめず仲間を守る彼は、凄いやつです。
声優さんの迫真の演技も加わり本当に胸を締め付けられます。
是非、多くの人にプレイして欲しい、名作ですが、
@ちゃんねる用語が結構出てきますが、そういう
単語が意味不明でも、tipsという用語解説がありますから
少々手間を惜しんでも、参照してみていただきたい。
また、主人公は厨二病で、ゲーム序盤は痛いやつにしか
思えないと思います。それが原因でプレイをやめてしまう人も
いるでしょう。
でも、それを乗り越えてtrue endまでたどり着いたなら、
きっと主人公の厨二病が好きになるでしょう。
この名作を一人でも多くの人にプレイしてもらいたいです。
長文申し訳ありません。 -
★★★★★ 5.0
口コミから入りました。
発売時には特に話題にもならず、ある大手ゲームショップで
限定版が山積みだった記憶があります。
それは発売直後だけでした。
自分も特に気にも留めずに、洋ゲー等で遊んでましたし
「ベヨネッタ様」と「レフト2」の間の繋ぎのゲームを
ちょっと探していただけのことでした。
このゲームのシナリオが素晴らしいと
いろんな「秋葉系」を取り扱うブログ様達が記事に。
また、このAmazonレビューでもとにかく絶賛
しかもほとんどの意見が 「損はしない」と
自分は評判のいいゲームはチェックしておこうという
タイプの まぁお恥ずかしながら「右ならえ」人間でして
あんまり期待せずに注文しました。
内容やどれだけシナリオが素晴らしいなどは 他のレビュー様が
存分にご説明下さいますので 自分の稚拙な文等不要です。
限定版が欲しくなりましたが 軒並み売り切れ 値段高騰!
おやおやずいぶんと発売時と状況が一変
とにかく全てのエンディングを見ましたが(webで情報を頂き)
いやぁ限定版って「化物語」みたいに再販されませんかね
「文字」と「静止画」だけなのに恐怖を感じ、
空気や息遣いまで伝わってくるようなそんな錯覚を覚えました。
評判のいい、というよりも絶賛されるシナリオ
ご検討されている方いらっしゃいましたら
「裏切られる事はありません」とだけ記載させてください。 -
★★★★★ 5.0
まさに「Made in Japan」のゲーム
お盆にplayして、ざっとここのレビューを読みました。
この手のゲームをやるのはSFC「かまいたちの夜」以来ですが、
薦めてくれたダルのような体型の同僚に感謝します。
細かな不満点はあれど、これに☆5つをつけないで何につけるのか?
「神ゲー」という言葉に馴染めませんが、「稀に見る傑作」ということでしたら同意します。
「万人向けではありません」と言っている方、正しいようで間違いです。
少なくとも日本文化の中で育ってきた全ての人に向けられた作品です。
そして、ノベルゲーだとかギャルゲーだとか理論的にイマイチとかオタク臭いとか、
様々な理由をつけて、自分には合わない、面白くない、と言ってる方、
人によって感じ方はそれぞれでしょうが、ただただ可哀相としか思えません。
子供にウニやレバーの美味しさがわからないように、寿司や刺身に抵抗がある外国人のように、
この作品を受け入れる素地が出来ていない、もしくは無いのでしょう。
個人的に、ここまで没入できる理由について3つポイントがあると思います。
すでに語られていることでしたら申し訳ありません。
1. 誰もが共感できる普遍的なテーマ
「過去の選択の積み重ねが、現在、未来に繋がっている。全ては必然である。」
まだまだ若輩者ですが、30過ぎの妻子持ちである私にはすごく響きました。
2. 主人公とのシンクロ率の高さ
悩み、選択し、もがいている主人公の裏で
Playerもいつの間にか、悩み、選択し、もがいています。
これはノベルゲームのシステムならではの効果と言えるし、
主人公だけが違う世界線の記憶を持ち、他の人物は何も覚えていない
「リーディングシュタイナー」という能力も
違うシナリオに分岐し、何度もセーブ&ロードを繰り返しているPlayerの姿と重なります。
3. 散りばめられた馴染み深いネタの数々
メインのタイムトラベルに関する「相対性理論」「シュレーディンガの猫」を始めとして
「JOJO」「男塾」「マクガイバー」「キートン」「アキバ文化」「2ちゃん」等、
色々な分野からの小ネタが満載です。
しかし、なぜだか身に覚えのあるものばかりでしょう。
(日本で育ってきた30代前後の男ならば)誰もが少なからず通ってきた道なのです。
賛辞ばかりでも信憑性が無いので、引っかかった点も3つ
1. スーパーハカーすごすぎ
2. 主人公もてすぎ
3. True End のスタッフロールのタイミング
このメーカーの次回作に期待します。
日本のゲームの未来も、捨てたもんじゃないかもしれません。 -
★★★★★ 5.0
私のゲーム人生の中で過去最高の作品
私は全ハード所有するほどのかなりのヘビーゲーマーですが
そんな私から見てもこのゲームは「過去最高のゲーム」なのではないかと思います。
総プレイ時間は46時間ほどで全エンディングを見る事が出来ました。
2周目を終えた段階で総プレイは90時間を越えました。
私の場合は最初からすんなり物語に入り込む事が出来ましたが、序盤は日常や終盤へ向けての伏線なのでそこまで急展開はありません。
人によってはすぐにはハマれない事もあるかもしれません。
しかし、その全ての行動や出来事に意味があり、謎は進めていくうちに徐々に明らかになる。
その手法が非常に見事なので徐々に物語に入り込めると思います。
また、5章の後半からは一気に物語りはヒートアップしてそこからは最後まで衝撃の展開が多々あります。
笑い、緊張、切なさ、恐怖等の全ての感情を揺さぶられ
涙せずにはプレイする事は出来ないでしょう。
私も5、6回は号泣しました。2周目で結果は分かっていても自然と涙が溢れてきます。
そしてこのゲームは泣かせはするものの、最後には爽快感と感動で非常にすがすがしい気分になれます。
正直プレイした後にここまで余韻が残り、良い気分になれる作品は映画でもドラマでもアニメでもゲームでも今までにありませんでした。
とにかく、シナリオ、声優の演技、絵、音楽、演出の全てが最高なのです。
こういったノベルタイプのゲームを敬遠している方は是非これを手に取るべきでしょう。
おそらくその考えは良い意味で覆されます。
しつこいようですがシュタインズ・ゲートは私にとって今まで見たり、やったりしてきた数々のゲームや映画、ドラマなども含めた中でも
過去最高の作品となりました。
大げさなようですが、大げさではありませんよ。
XBOX360を持っていない方は本体と一緒にでも買うべきです。
それでも絶対に後悔はしないはずです。
最後にこんなに素晴らしいゲームを作ってくださった5pbとニトロプラスさん
本当にありがとうございました。
次回作も期待しています。
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最終更新日:2025年5月25日 PR