ゲーム概要

テクモより1996年7月26日にプレイステーション用ソフトとして発売されたトラップシミュレーションゲーム。館のなかにトラップを配置して、侵入者を罠にかけるゲーム作品となる。主人公の行動次第で物語は様々な展開となって行き、主人公が悪に染まるかそれとも別のエンディングを迎えるのかはプレイヤーの判断次第。国王殺しの濡れ衣を着せられ処刑された王子が、邪悪な魔神の力を借りて現世に甦り、暗黒の館へ降臨する。

プレイ画面

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© 1996 テクモ All Rights Reserved.

レビュー

  • ★★★★★ 5.0

    PS版ホームアローン

    罠を仕掛け侵入者を排除するゲーム。
    ゲームのシナリオはダークです。ひたすらダークです。

    3D酔いがはんぱなく、罠は一度外せばまた設置するために部屋に行き来しなくてはならない面倒さがあります。
    コツをつかむまで時間がかかるのと、罠にかからない始めは苛立ちで投げ出したくなるゲームですが、慣れたら一気に面白くなります。
    水平歩きと罠発動のタイミングがとても大事なゲームです。
    BGMが独特で心臓の鼓動と時計の針の音、犬の鳴き声をミックスさせた刻命館サウンドに衝撃を受けました。
    侵入してきた人間たちを素材としてモンスターに改造し、侵入者を攻撃させることもできるようになります。
    人間を狩るというモンハンならぬニンゲンハンターの主人公が大活躍です。

    本日クリア。
    マルチエンディングとなっており攻略サイトによれば6つあるそうです。
    過去と現在を行き来し、ラストはだいたい想像がついてましたが、どんでん返しが待ってました。
    私の勝手な憶測ですが、スタッフ的には魔人復活による世界の破滅が正史のような気がします。
    民衆の裏切り、とかく自分勝手なヒロイン、単細胞の弟、人の命を奪いつくし人生に悲観した主人公が選んだ道。
    それは自分を触媒とした魔人の復活。
    今まで根城としていた館の祭壇へと向かうバックグラウンドでオープニングのオペラが鳴り響く。
    この演出の見事さ、破滅の美学は本ソフトが未だ愛されていることの証左だと思われます。

  • ★★★★★ 5.0

    トラップゲームの元祖+ある意味最高傑作

    このゲームは基本となるシステム部分、肝となるアクション部分が本当の意味で完成されていないため、
    いま改めてプレイするとストレスを感じるし、爽快感とは無縁でしょう。
    ただこのゲーム・・・主人公が自分の運命を呪い、力が欲しい。と切に願うというくだりからのシナリオですが、
    これが本来あるべき姿の主人公ですしストーリー展開でしょうし、次々と続編が出て、その全てが女性という形のシリーズですが、コレこそが本当の意味での相応しい姿と現在でも強く思っています。
    自分はこのシリーズの大ファンなんですが、ハッキリ言って主人公が必ず女性なのがどうなんだろうか?
    とプレイする度いつも疑問と言いようのない違和感を感じています。
    ウケが良いから?でもそこまで拘って女性である必要があったんでしょうか?
    女性にした時点で、刻命館のように王子の設定には出来ないし、力を求めて悪に染まる。が正義の心は完全に死んでおらず、後々の心の葛藤を画いたりという展開が非常に難しくなってしまったんじゃないでしょうか。

    全シリーズを通してシナリオ部分はこの初代刻命館を超える作品は無いと思います。
    そう言い切れるほど素晴らしい物でした。

    もう女性キャラクターの新作は個人的にはやめてもらいたいし、出すならこの刻命館を生まれ変わらせてもらいたいです。
    安易なウケ狙いなどせずにメーカー様はもっとプライドと自信を持って欲しいです。
    それぞれのゲームにとって最も相応しいキャラクターを産み出していって欲しいです。
    コレがいち大ファンの正直な思いです。

  • ★★★★★ 5.0

    一番好きだったゲームと言って過言でない

    きっかけはもう20年以上前、VRどころか一番初期型の灰色のプレステで、当時の友人(ケンカした訳ではないが時の経過と共にフェードアウト)から「つまらないからこれあげるよ」と言われて手にしたのが、この『刻命館』だった。

    ところが「ふ?ん」って気持ちでやってみると、めちゃくちゃ自分にははまるゲームだった!!!
    ただ、とにかくメモリ喰うし、ロードもやたら長い…(もちろん今の目で見たらグラフィックは酷いものだし…)
    しかしこの世界観とゲームの構成が、ドラクエみたいな正統派英雄譚には何となく感情移入出来なかった自分にとって、罠をしかけてこっそり物影から獲物がかかるのを見定め、自分から正々堂々と直接攻撃をしかけない、おまけに主人公の設定も恨みつらみ、復讐心に燃えた卑屈感が原動力になっている事などからも、とても自分にとってははまれるゲームだった!!

    その後も『影牢』『蒼魔灯』、あと心霊写真を撮って幽霊を退治するのとか色々やり、それぞれ楽しめたが、どれも『刻命館』には及ばなかった…
    特に『刻命館』以外は一人称視点ではなくなり、主人公のビジュアルも見れる、しかも少女キャラ。
    それが直接の原因ではないが、何となく残念な気持ちもしたのも確かだった…

    今からでも良いから、『刻命館2』とでも言える、あのシステムをそのまま踏襲しつつ、グラフィックやセーブ等が現代に即したゲームがあるのだったら、十数年ぶりにゲーム自体もやってみたいと思う。
    大成功をつかんだバイオハザードなんかも好きでしたが、あれと張り合える作品だと思っています。

  • ★★★★ 4.0

    荒削りながら画期的なゲーム

    他の方のレビューでも触れられているように、セーブ・ロードが長い、消費ブロック数が多い、画質が粗い、という欠点はあります。

    しかし、トラップを操り人間狩りを行う、という年齢制限がかけられていないのが不思議なコンセプトは、挑戦的であり斬新です。

    館を訪れる人間は善人も悪人もそのどちらともいえない者もいて、すべてに簡素にではありますが設定が付けられているのがまた、なんとも…(笑

    館の増改築も楽しいです。
    迷路を作ったり、自宅を再現したり(笑

    ダークなストーリーなんですが、テンポも良く序盤から(設定上の)実力者が次々やって来るので退屈しません。

    ただ……冒頭で挙げた欠点がやはり大きい。
    時代を踏まえてもややキツいレベルです。
    システム周りが良ければ星4つは堅いのですが……。

  • ★★★★ 4.0

    ゲーム内容自体は素晴らしいが、、、

    プレイヤーが館の主になって館に侵入してきた悪い奴やいい人間を次々と罠にかけていくという奇妙なゲーム。他にありそうでないタイプのゲームなので新鮮。しかもハマる! 侵入者が罠にかかった時が一番おもろいが、自分が侵入者に追いかけられてる時も意外とおもろかったりするぞ。とにかくハラハラドキドキが楽しめる数少ないソフトだ。
    読み込み時間が少し長いが、ロード時に"今どこまで読み込んでるのか"といったメーターが表示されるので長く感じない。
    本当は☆5つでもいいのだがなぜ☆4つかと言うと、それはゲーム本編に問題がある訳ではなく、メモリーカードに問題があるのだ。このゲーム、なんとメモリーカードを9ブロックも使ってしまう。しかも、1つのセーブデータだけで9ブロックも使う訳だから、データを2つ作りたい場合はメモリーカードを2つも用意しとかなきゃならない。それだけがおしい。

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最終更新日:2022年6月28日 PR