星のカービィ 20周年スペシャルコレクション

Hoshi no Kirby - 20th Special Collection
★★★★4.8(6件)
機種
Wii
ジャンル
アクション (ACT)
発売日
2012年7月19日
メーカー
任天堂
定価
3,619

ゲーム概要

任天堂より2012年7月19日にWii用ソフトとして発売されたアクションゲーム。まんまるでピンク色をした人気者『カービィ』の誕生20周年を記念したソフトとなる。GB版で発売された『星のカービィ』から『星のカービィ64』までのシリーズ6作品が贅沢に収録され、Wiiリモコン横持ちで楽しめる。また、オリジナルゲームの「もっとチャレンジステージ」も収録されている。カービィの20年の歴史をお祝いしよう。

プレイ画面

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レビュー

  • カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2023年2月19日

    20年の歴史が詰まった星のカービィ特別パッケージ

    『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』は、これまでの「星のカービィ」シリーズ6作がWiiで楽しめる記念ソフトとなっています。
    ゲームボーイ『星のカービィ』からニンテンドウ64『星のカービィ64』までのシリーズ6タイトルを、Wiiリモコン横持ちで楽しむことができます。
    他にもオリジナルゲームやカービィの歴史をコンテンツと共に振り返る事ができます。

    ■星のカービィコレクション : これまでのカービィが楽しめるモード
    *「星のカービィ」(ゲームボーイ 1992年4月27日発売)
    *「星のカービィ 夢の泉の物語」(ファミリーコンピューター 1993年3月23日発売)
    *「星のカービィ2」(ゲームボーイ 1995年3月21日発売)
    *「星のカービィ スーパーデラックス」(スーパーファミコン 1996年3月21日発売)
    *「星のカービィ3」(スーパーファミコン 1998年3月27日発売)
    *「星のカービィ64」(ニンテンドウ64 2000年3月24日発売)

    ■もっとチャレンジステージ
    「星のカービィ Wii」に登場したチャレンジステージをリニューアル。
    新たなコピー能力を含めて合計10種類以上のステージでハイスコアを目指します。

    ■星のカービィ ヒストリー
    カービィシリーズのゲームの歴史がわかる電子年表。アニメやコミックの情報も掲載されています。

    ■記念特典もついた特別パッケージ
    『星のカービィ 20周年メモリアル ファンブック』
    20年間の歴史や未公開の開発資料などが掲載された特別なブックレット。

    『星のカービィ 20周年メモリアル サウンドトラック』
    「星のカービィ」から「星のカービィ Wii」までのゲーム音楽を厳選して収録したCD。

  • ★★★★★ 5.0

    カービィファンなら購入しましょう

    初代から64までの主要6作品が収録される盛りだくさんの内容。
    さらにカービィWiiのチャレンジモードや歴代の映像資料、サウンドトラックまでついて3千円代の格安価格。
    これで買わないカービィファンなんて居るんでしょうか?

    もちろんカービィを知らない人も十分楽しめることと思います(6作品も収録されてるからね)。
    収録6作品は全て完全クリアしていますが、その上で語らせて頂きますと、

    オススメは・・・・全部です。

    あえて言うなら夢の泉以降の作品ですね。初代は今プレイすると古臭いと感じるかもしれません(それでも名作です)。
    スーパーデラックスとカービィ3はとくにBGMが素晴らしいのでぜひ聞いてみて下さい。
    サントラにもいくつか収録されています。

  • ★★★★★ 5.0

    カービィファンもカービィファンでなくても

    横スクロールアクションゲームの傑作、星のカービィシリーズ。
    本作は20周年を記念して、過去作品やサントラCD等がセットになったメモリアル作品となっております。
    カービィファンは勿論、カービィファンでなくても興味があればおすすめです。

    ■星のカービィコレクション
    過去のメインシリーズから6作品が収録されています。
    内容はバーチャルコンソールのものと基本的に同じです。
    動作に遅延が見られたマリオ25周年のマリオコレクションとは違い、移植の完成度は問題ありません。

    星のカービィ★★★★★
    ゲームボーイで発売された初代カービィ。
    敵を吸って、吐くという基本アクションの確立。
    さらに空気を吸っていつでも空を飛べる「ホバリング」など当時では考えられない斬新さでアクションゲームが苦手な人にも人気が出た意欲作。
    今では当たり前なコピー能力はまだありませんし、1時間もあればクリアできるボリュームですが、とりあえずこれをプレイせずにカービィは語れません。

    星のカービィ夢の泉の物語★★★★★
    ファミコンで発売された二作目。
    特定の敵を吸い込んで飲み込む事で、飲み込んだ相手の能力を使用出来る「コピー能力」が初登場。
    初代と共にカービィシリーズの礎を築き、カービィを語る上でも必ずプレイしておきたい作品です。

    星のカービィ2★★★★☆
    ゲームボーイで発売された三作目。
    ダークマター族との戦いを描いており、ダークマター三部作の一作目となっております。
    コピー能力の種類が減りましたが、代わりに合体できる3体の仲間が登場。
    能力と仲間の組み合わせで能力の効果も変化します。
    真のラスボスを倒し、真のエンディングを見るためにはステージのどこかにある7つの虹のしずくを全て集めなければなりません。

    星のカービィスーパーデラックス★★★★★
    スーパーファミコンで発売された四作目。
    シリーズでも最高傑作との呼声が多い本作ですが、オムニバス形式となっており様々なモードが楽しめます。
    また豊富な種類のコピー能力から「ヘルパー」と呼ばれる味方キャラを作り、2Pに操作してもらったりコンピュータにサポートしてもらうことも可能です。
    一つの能力から簡単なコマンド入力で多彩な技を出せるので遊び応えのある作品です。

    星のカービィ3★★★☆☆
    スーパーファミコンで発売された五作目。
    絵本のようなグラフィックが特徴的なダークマター三部作の二作目です。
    本作もコピー能力の種類が少ない代わりに、仲間が登場しますが3体から6体に増えました。
    ヘルパーの代わりにグーイと呼ばれるキャラが登場し、2Pに操作してもらったりコンピュータにサポートしてもらうことも可能です。
    本作では真のエンディングを見るためには全てのステージに1個づつ存在するハートスターを集めなければなりません。

    星のカービィ64★★★★☆
    ニンテンドー64で発売された六作目。
    3DCGを使ったグラフィックで新しい進化を見せたダークマター三部作の三作目です。
    能力同士を合体させるコピー能力ミックスが登場し、ミックスしてどういった能力に変化するのか楽しめる要素も増えました。
    例によって真のエンディングを迎えるためにはステージ中に存在するクリスタルを全て集めなければなりません。

    ■もっとチャレンジステージ
    星のカービィWiiに登場したチャレンジステージですが、新しいステージになって再登場しました。
    カービィシリーズは誰でも楽しめるのが基本ですが、チャンレジステージは上手ければ上手いほど爽快感が増して楽しくなるモードです。
    その為、腕のある人以外は最初は本当の面白さが分かりにくいかもしれません。
    クリアした時に貰えるメダルはランクによって4種類に分かれます。
    Wiiの方で全部最高の色であるプラチナメダルを取ったプレイヤーでも、手こずるように作られており、遊びごたえは申し分なしです。
    本作では全部プラチナメダルを取るとちょっと良い事がありますので、これを機に真のカービィマスターを目指してみてはいかがでしょうか。

    ■星のカービィヒストリー
    過去の全てのカービィ作品の概要を見られるモードです。
    ゲームだけじゃなく、アニメやマンガの情報も載っており、ファンでも初めて見る内容があったりするのではないでしょうか。

    ■ブックレット+サントラCD
    ちょっとした設定資料集と、シリーズから2〜3曲づつBGMをチョイスして収録されたCDも同梱されています。
    少し豪華なオマケ位に思ってもらった方が無難ですが、シリーズ入り口部分くらいは知る事が出来る内容です。

  • ★★★★★ 5.0

    シリーズ同様、全て丁寧なつくりのファン向けコンテンツ。

    「丸描いてー」のCMから20年、カービィというキャラクターを用いた様々なゲーム(他メディア)が世に送り出されました。
    この商品はその中から6作品の過去作と、その他ファン・コレクター向けのコンテンツ・アイテムをセットにしたメモリアルボックスです。
    メインは過去6作の収録+カービィの能力の代名詞「コピー」をつかいこなしてスコア・タイムアタックを行う「もっとチャレンジ」のが主です。
    ファン・コレクターや過去数作品はプレイしたが未プレイのものがある人、これらにあたる方にはこれだけのボリュームで定価で3,900円という値段は非常に良いと思います。
    完全新規の方には…ちょっと古いゲームでも気にならない方なら損はないとは思いますが、あくまでファンよりのコンテンツだと思います。

    【コレクター向けコンテンツ】
    ■ファンクラブ(ブックレット)
    :これまでのカービィ作品の紹介や未公開資料が小冊子になってついてきます。あまりこういうものには興味がないクチですが、装丁はかなり丁寧で、ゲーム同様しっかり作られていて好感が持てます。
    こぼれ話も「海外のカービィは白い?」のようなちょっと面白いコンテンツや、雑魚敵の「ワドルディ」のシリーズイラスト列挙によるタッチの変化など、ファンブックとしては内容的に充実していると思います。小冊子なので、ボリュームはかぎられますが。。。
    ■オリジナルサウンドトラック
    :カービィシリーズの楽曲を厳選して一枚のCDにまとめています。
    選曲についてですが、全タイトルからそれぞれ1ゲーム1〜3曲程度を選んでいます。そのため未プレイ作品が多いと知らない曲ばかり続いたり、
    楽曲の豊富な「スーパーデラックス」なんかは、選曲そのものに疑問符のつくファンも結構いらっしゃるかと思います。
    音質は当時のゲーム音楽を忠実に再現しているだけに、ちょっと残念でした。
    ■ヒストリー
    :星のカービィシリーズ20年間の歩みを、年表にした+おまけコンテンツをつけたものです。
    TVアニメやコミックは懐かしいですが、この作りは無難というか、様々なメディアでカービィを見ていないと少し置いてけぼりな感じもします。
    ■外箱
    :止めてあるシールが非常に開けにくいです。気を付けないと箱が傷つきます。
    コレクターアイテムなのですから、これはもうちょっと何とかならなかったのか…と思います。

    【ゲームコンテンツ】
    ■コレクション
    *「星のカービィ」(ゲームボーイ 1992年4月27日発売)
    *「星のカービィ 夢の泉の物語」(ファミリーコンピューター 1993年3月23日発売)
    *「星のカービィ2」(ゲームボーイ 1995年3月21日発売)
    *「星のカービィ スーパーデラックス」(スーパーファミコン 1996年3月21日発売)
    *「星のカービィ3」(スーパーファミコン 1998年3月27日発売)
    *「星のカービィ64」(ニンテンドウ64 2000年3月24日発売)

    :この6作品がWiiで楽しめます。画面の縦横比率はそれぞれのハードに依存しています。
    さすがに今やると「古い」「動きがもっさりしているような…(これはカービィシリーズの世界観かもしれませんが)」と感じるものが多いですが、
    初代「星のカービィ」からずっと「家庭用ゲーム機のアクションゲーム」の基本である「クリアしながらプレイに必要な技術を身につけられる」丁寧なつくりは一貫しており、どれをとっても楽しめます。
    その分、どの作品も序盤の難易度は簡単すぎるきらいもありますが、年齢層やゲーム経験の多寡を気にせず遊べるように配慮がされていて良いと思います。
    アクションゲームの肝である操作性も悪くなく、ゲームそのものも当時のものを忠実に再現できていて良いと思います。

    ■もっとチャレンジ
    「星のカービィWii」のステージを利用(流用)したオリジナルゲームです。完全新作ではありませんが、新鮮な気分でプレイはできます。
    やりこみ前提であればかなりボリュームもありますが、クリアするだけならそれほどでもないと思います。

    カービィが20年間という長い間愛されたのは、キャラクターのかわいらしさだけではなく
    ゲームがユーザライクかつ丁寧なつくりであったこと、アクションは早期に完成されながらその要素を活かしたゲームを展開してきたことだと思います。
    いまだにゲームは新作が出ますし、インターネットのいわゆるMAD動画などでも楽曲が利用されていたりします。
    是非プレイして昔からのファンの方は懐かしさに、ゲーム以外でカービィに触れた方にはその良さを知ってほしいと思います。

  • ★★★★★ 5.0

    資料集はファン必見かもしれない

    全作品プレイしたことはあるのですが、しばらくしてから改めてプレイすると面白いと感じます。
    アクションだけに絞ったのが良かったと思う。
    カービィって少しの新要素を追加しつつも、単純な横スクロールゲームで十分です。

    余談ですが、オリジナルプレイ済みの人は、Wiiの十字キーがどれほどにダメかを知る羽目になると思います。(意図しない斜め入力がひどい)

    ファンブック:
    全カービィのゲームの紹介や、途中変更点、作品ごとのデザインの変更など、企画経緯が書かれています。
    会社の特性のため絵は殴り書きではなく、とても丁寧できれい。
    最後には簡単なクイズコーナーもあるので、楽しめる構成になっている。
    夢の泉の公式ガイドブックでスタッフによってカービィのニセモノとして触れられていた「ティンクル・ポポ」に関する記述もあるので、ファンは楽しめると思います。

    カービィWiiもっとチャレンジモード:
    コースが長く、敵が大量に出てきてトゲなどの仕掛けも多く、Wiiオリジナルより難易度が高め。
    カービィWiiで慣れた人向けかも。
    レースゲームのタイムアタックのようにゴースト機能があるのは良い。

    操作について:
    ゲームはリモコン以外にもキューブまたはクラシックコントローラでも操作可能ですが、コントロールのボタン名が元の作品のコントローラのボタン名にそのままに当てられています。(元作がAでジャンプする作品はクラコンのAでジャンプ)
    ややこしくなる人はリモコン推奨。

    システムについて:
    Wiiチャレンジ以外のプレイ中は、リモコンホームメニューのリセットをかけた時点がセーブされ、再開時はそこからはじめられます。(挙動は3DSのクラシックシリーズと同じ。)

    個々のゲーム内容にちょこっと触れておくと、

    星のカービィ:走る・コピー能力といったおなじみの要素は無いが、内容も短く操作がシンプルで練習に良い。

    夢の泉:上記にコピー能力と走る要素が入ったゲームです。隠しルートもあり、特定のコピーを保持したままそこに行かないといけないので、なかなか難しい。

    カービィ2:上記二つの要素に加え、3匹の仲間を利用して攻略。
    仲間とコピーの組み合わせで新しい攻撃方法に変化させることができる。
    コースは短く、コース数は少なめ。仲間の使い方になれるためのゲーム。

    デラックス:基本は同じですが、ルールの違うゲームが複数入った詰め合わせです。
    似たようなものの詰め合わせと考えている人、間違いです。まったく違うゲームとして楽しめます。大きく分けてルールは6種。(通常、競争、宝探し、時間制限、敵コピー不可、勝ち抜き戦)
    コピー能力も多く、個々の能力に格闘ゲームのコマンドのように、十字キーとの組み合わせで技の出が変わる。
    二人対戦可のミニゲームもあり。
    個人的には一番気に入っています。

    カービィ3:「カービィ簡単すぎ」という声にスタッフがプッツンしたような感じで、かなり難易度が高いゲーム。全アクション作品中、最高難度かもしれない。その名のとおり2の進化版です。
    回復アイテムが異常に少なく、追いかけてくる敵や動きがトリッキーな敵が多い。
    視界をさえぎる要素や速い強制スクロール面も多く、本気でプレイヤーを潰しにくる。かなりイジワル。

    64:二つの能力を混ぜて使うことができる新要素があります。同じ能力を混ぜるとより派手で強力になるし、特定の組み合わせのコピーでしか進めない隠しルートもある。カービィの最終進化系といった感じ。

    といった具合で、新しいほどほどよく新要素が入ったり難しくなり、優秀な形式です。
    まったくプレイしたことが無い人は、上記順にプレイすると良いかもしれません。

  • ★★★★★ 5.0

    カービィファンなら☆×∞!

    いちおう本作に収録されている作品は「3」以外は全てプレイしています。今回はこの「3」と特典、そしてパッケージのカービィのかわいらしさにひかれて購入しました。

    収録されている内容は以下のとおりです。

    ◎本編ディスク

    まず箱を開けた瞬間に目に飛び込む、木の板に焼き付けたような素朴なデザインのケースジャケットに、SDXファンはにんまりしてしまうかも(笑)。
    ゲームのオープニングのキャラの寸劇も凝ってて良いです。

    モードは、
    ''1、歴代のカービィ作品から6作品を忠実に移植した「星のカービィコレクション」
    ''2、カービィWiiに収録されていたチャレンジモードにアレンジと進化を加えた「もっとチャレンジステージ」
    ''3、歴代作品の様々なデータ満載の「星のカービィヒストリー」
    の3つです。

    ''1に関しては、どの作品もすでにお墨付きみたいなものだと思うので、あえて特典に焦点を絞ってレビューを書こうかと思います(いちおう初代と「SDX」「3」を少しだけプレイした限りですが、本編に大きな違いや問題はなさそうでした)。
    中断機能の追加、リモコンがWiiコン・クラコン・GCコンいずれにも対応していたり、ホームボタンで操作の説明も見れたりと、随所に心配りを感じる作りになっています。

    ''2はWii版のチャレンジモードに、新しいコピー能力や、敵をひたすら倒していくモード、マホロアと競争するモードを加えた大幅アレンジ版で、スコアアタック重視派の方にはかなりやりごたえのある内容になっています。
    Wii版をクリアしている方には、ラストでニヤリとできる趣向もあって、ただのミニゲーム集とは一味以上ちがう内容に仕上がっている辺りは、さすがカービィスタッフ!

    ''3はパッケージの3Dモデル&オリジナルPVでシリーズを振り返る資料館+TVアニメーション3話+カービィ漫画を立ち読み感覚で覗けるモードで構成された、20年の歴史がつまったカービィ・ミュージアム。
    バックに流れる歴代の名曲が、ミュージアムに華を添える演出がニクイです。

    アニメーションは当時TBSで放映された作品から「出た!ピンクの訪問者」「宝剣ギャラクシア!」「ワドルディ売ります」の3話を収録。
    映像などはそれなりですが、ゲームの特典(しかも資料館の一部)であることを考えれば充分過ぎる内容かと思います。
    個人的なおすすめは「ワドルディ売ります」。アニメカービィらしいブラックな笑いに包まれた、うっかり大人向けな内容が最高です。ワドルディがひたすらにかわいいのも良いです(笑)

    漫画はさくま良子先生、ひかわ博一先生、谷口あさみ先生それぞれの作品の第一話を収録。さくま良子先生が20年近くずっとカービィの連載を続けられていたことにびっくり!読者の方は「小学生のころ、コロコロコミックで読んでたなぁ……」など、感慨深い気持ちに浸れます。

    ◎星のカービィ 20周年メモリアルファンブック

    厚紙全45Pで歴代作品の紹介、設定資料、当時の広告などが網羅されています。イラストも豊富で初公開の情報などもありますが、これだけのために購入を考えている方には、過度な期待は禁物です。
    個人的には歴代のワドルディイラストを集めた「あつめて!ワドルディ!!」のページにホッコリ(笑)。64版のアニメ絵コンテや「ティンクル☆ポポ」(カービィの元になった幻の作品)のイメージ画はとても興味深かったです。

    ◎星のカービィ 20周年メモリアルサウンドトラック

    個人的には今回の特典では一番の購入動機でした。歴代作品から厳選された42曲+ハル研究所サウンドスタッフによるボーナスアレンジ3曲の全45曲、収録時間は67分強と、かなりのボリュームがあります。
    曲目は公式サイトに掲載されているので、よければぜひそちらをチェックしてみてください。
    各作品からオリジナル音源で1〜4曲ずつ収録されていますが、懐かしの初代「GREEN GREENS」から「クーのテーマ」「VS.マルク」「VS.ゼロ・ツー」といった人気曲、最近作で評判の高い「銀河最強の戦士」「CROWNED」まで、幅広く収録されています。
    以前に別作品の特典として出た「THE VERY BEST OF KIRBY 52 HIT TRACKS」と被る曲もあるのですが、「カービィボウル」や「タッチ! カービィ」など、このたび初の音源化となる作品も網羅されているので、資料としての価値も充分です。

    ボーナストラックはテクノ調、弦楽器メイン、ピアノと木管メインと雰囲気の異なる曲調の3曲でこちらも聴きごたえがあります。
    各曲1ループが基本なため、もう少し長く聞いていたかった曲がいくつもあったのは残念でしたが、カービィのベストサントラとして本当に満足のいく内容に仕上がっていると思いました。
    (余談になりますが、クラブニンテンドーで本作のポイントを登録すると割安のポイントで引き換えることが出来るようになる「星のカービィWii」のサウンドトラックも、カービィファン必聴の名曲揃いなので、よければぜひ、そちらもチェックしてもらいたいです)

    全体として……
    個人的には以前に出たマリオのコレクションがちょっぴり残念な内容だったので、少し心配もあったのですが、今回はゲーム内容・特典共にかなり充実した内容になっていて、ファンならワープスター×∞のデキだと思います。
    不満は紙パッケージの封印に使われているシールが頑丈すぎて、開けるときに苦労したことぐらいでしょうか(笑)。

    プレイしていると、ミニゲームにいつの間にやら必死になっていたりして、子供のころに友達と集まってワイワイ盛り上がっていた自分とふと重なったりします。
    あの頃はカービィが20年も続くシリーズになることなんてさっぱり考えていなかったけれど、今は心から
    「20周年おめでとう!そして、ありがとう」と言いたいです。

    思いの丈が高まりすぎてずいぶんと長い文章になってしまいましたが;^^)、
    少しでも購入されるときの参考になれば幸いです。

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最終更新日:2023年2月19日 PR