ゲーム概要

日本テレネットより1990年9月21日にPCエンジンのCD-ROM2専用ソフトとして発売されたシューティングゲーム。本作は次に進むステージを自分で決定する可能となっている。プレイヤーが選んだ順番によって、その後の展開やエンディングが変化していくのが特徴となる。3種類のアイテムを獲得することで、自機のパワーアップが可能となる。また、強力な特殊攻撃も使う事ができる。

プレイ画面

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レビュー

  • レビューアイコン カズタマ

    ★★★★ 4.0

    投稿日:2022年5月1日

    レギオン

    『レギオン(CD-ROM2専用)』は、日本テレネットが1990年にPCエンジン向けに発売した横スクロールシューティングで、ショットとボムを用いるシンプルな構成ながら、マルチルートやマルチエンディングを備えた意欲的な作品です。二人同時プレイが可能という点も当時のPCE作品としては珍しく、アイデア面では光るところがあります。しかし、いざプレイを始めると、序盤から容赦なく襲いかかる理不尽な難易度が真っ先にプレイヤーを打ちのめします。敵弾の速度が異様に速く、敵や地形が予兆なく迫るため、なぜミスしたのか理解できないまま残機が溶けていく展開になりがちです。しかもミスするとパワーアップがすべて初期化され、復帰地点によっては連続ミスが避けられないこともあり、無敵時間中にアイテムが取れない仕様まで相まって、救済要素がことごとく裏目に出ています。自機の判定が大きいことや地形の視認性の悪さ、スピードアップが存在しない鈍重な操作性も死にやすさに拍車をかけ、ステージごとの難易度バランスも極端で、特に衛星要塞ステージの凶悪さは上級者でさえ折れるほどです。対照的に、その前のボスが攻撃すらしてこないという温度差があり、徹底的に調整不足を感じさせます。

    さらに、ボンバーがないと進めないバグが“仕様”のように説明書で書かれていたり、パワーアップの色が間違って記載されていたりと、デバッグ不足を疑わざるを得ない部分も多く、CD-ROM2タイトルであるにも関わらず道中BGMがチープな内蔵音源だったり、ナレーションとBGM再生の取り回しが不自然だったりと、音周りの統一感にも欠けます。グラフィックもCD-ROM2としては物足りず、デザインも既視感が強いなど、見た目の面でも突出した魅力は乏しい印象です。

    とはいえ、CD-DAによるボス曲はさすがテレネットらしくクオリティが高く、加藤直之氏によるパッケージイラストも大きな存在感を放っています。また、基礎的なゲーム部分は決して破綻しているわけではなく、極端な難易度をパターン化とコンティニューの活用でどう攻略するかという、偶然生まれた“戦略性”があるのも事実です。マルチルートやエンディングの存在もあり、根気と腕前があれば周回して楽しむことも不可能ではありません。

    総じて本作は、理不尽な難易度やバランス崩壊によって多くのプレイヤーが挫折した問題作ですが、その一方で、極端ゆえに唯一無二の体験を味わえる奇妙な魅力も持っています。プレイヤーに厳しすぎるゲームではあるものの、この“尖りすぎた”設計そのものが、『レギオン』という作品の特異な魅力となっているのです。

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最終更新日:2025年11月30日 PR