機装ルーガ
(スーパーCD-ROM2専用)

レビュー

• ★★★★★ 5.0

  リメイクとゲームアーカイブス配信希望!!

  このゲームは超面白いですね!!しかも声優陣が豪華で、これは次世代ゲーム機へのリメイクとゲームアーカイブス配信も楽しみですね!!
  ちなみに2014年2月18日からプロジェクトEGGに配信されました。

• ★★★★★ 5.0

  戦術シミュレーションの最高峰

  「シュバルツシルト」や「パワードール」シリーズで有名な工画堂スタジオの作品。
  同社のシミュレーションは、私としては歴史ものが得意な「光栄」や、RTSでは世界最高峰だった「ブルフロッグ」と並ぶ、世界最高峰のものだと思っています。
  この「機装ルーガ」は上記の二作品がもともとパソコンゲームだったのに対し、PCエンジンオリジナル、しかも他機種への移植がいまだにされていないという不思議な作品。
  ではその出来は・・・といえば、はっきりいって「シュバルツシルト」や「パワードール」を凌ぎます!
  特にこの第一作は、戦闘をしながら武器のパワーアップをしていくという要素が絶妙。
  多くのシミュレーションでは、多少手ごわいステージでも主人公たちをレベルアップさせて倒すという「逃げ」がありますが、そこをあえて外し、しかも敵が迫ってくる中強化もしなくてはならないという緊迫感が素晴らしいのです。
  昔からあるターン制ストラテジーですが、RTSのような緊迫感を生むこの仕組み、考えた人は本当に賢い(なのに機装ルーガ2ではこの仕組み廃止されているんですよ・・・。これだとゲームが下手な人にはクリアが難しいという声があったのかな?慣れれば最高のシステムなんだが)。
  しかもそれでいて、同社のわかりやすさは健在で、シミュレーションにありがちな説明書分厚くてワケワカラン!ということは絶対にありません。
  直感的に操作でき、マニュアルは薄い上に操作が超簡単で、ざっと読むだけですぐにゲームに没入できます。
  
  内容は、太古に超科学力を持った人類がいたけど滅亡して何千年後・・・中世レベルの文化をかろうじて維持している人類の世界、というファンタジーな世界観で、遊牧民の辺境部族の青年ヴァイスが、謎の刺青を持つ少女エレナを助けるところから始まります。
  巨大帝国の皇帝が太古の遺物から「機装」という太古のパワードスーツを発見、その粗悪なコピー品(といってもこれをつけた兵士は超人的パワーを得る)を製造し始め、各国を占領しているという時代です。
  主人公の部族は、太古の遺跡から本物の「機装」を手に入れ、謎の少女を救ったことで帝国と真っ向勝負を強いられることになります。
  そして謎の超兵器「機装神」の存在、皇帝に寄り添う少女と同じ刺青を持つ美女の存在など、謎を呼ぶ展開、ダイナミックなファンタジー史劇的なストーリーがとてもナイスな出来です。
  本編でストーリーはきちんと完結していますが、続編の「機装ルーガ2」もお勧め。
  というより、このゲームプレーしたら、絶対に続編プレーしたくなると思う。
  この時期にはメサイヤの「ラングリッサー」やハドソンの「ネオ・ネクタリス」、任天堂の「ファイヤーエンブレム」など、日本でもシミュレーションの名作シリーズがゲーム専用機で数多く生まれましたが、本作も超名作。
  シミュレーション好きならお勧めです。
  
  なお、有名な裏ワザがあるので書いておきます。
  
  セーブデータがない状態にしておく。そして、起動画面のときに右上と'Uを押しながらランを押し、メーカーのロゴ画面が表示されるまで右上と2は押し続ける。そのあとゲームを始めてセーブをすれば、データロード画面でステージを自由に選ぶことができる。
  
  ゲームをスタートして第1章が始まったら、ヴァイスのメニューの攻撃を選んで戦闘に入る。そして次に、攻撃開始を選んで、敵との戦闘になったら待機を選ぶ。すると、敵が攻撃してきて、ヴァイスが攻撃を回避したり、クリティカルヒットを受けない限り、残りHPが2になる。ここで特技を選ぶとダブル真空斬が出せる。
  
  旧システムカードでこのゲームを起動させると警告画面がでる(スーパーCD-ROM2が最初から搭載されているDuoやレーザーアクティブでは当然出来ません。)
  
  セーブデータのあるとき、タイトルで右上と'Uを押したままコンティニューを選択すると、バグって止まってしまう。
  
  エンディングでENDと表示されたら、セレクト+'T+'Uを押し続ける。これでエリナの隠し画面を見られる。

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