【フィッシュアイズシリーズ】自然と癒しを描いた釣りゲーム

ゲームシリーズ
© 2009 マーベラス All Rights Reserved.

フィッシュアイズシリーズは、1996年に初代作品が登場して以来、自然と共に生きるような「癒し」と「リアリティ」をテーマにした釣りゲームとして、多くのプレイヤーに愛されてきました。ゲームならではの派手な演出を排除し、「本当に釣りをしている感覚」を追求した点が特徴です。ここでは、その歴史を作品ごとにたどりながら、シリーズがどのように進化していったのかを詳しく紹介します。

シリーズの概要

シリーズの概要
© 2000 ビクター All Rights Reserved.

フィッシュアイズシリーズは、1996年に登場したネイチャー&フィッシングゲームで、「癒し」と「自然との一体感」をテーマにした独自の世界観を持つ作品群です。プレイヤーは釣りを通して静かな時間を過ごし、自然の音や風景の中で心を落ち着ける体験ができます。シリーズを通してパワーゲージなどの人工的な要素を排除し、感覚だけで竿を操るリアルな釣りを再現。釣った魚を水槽で飼育したり、図鑑に登録したりと、自然と共に生きる要素も充実しています。プレイステーションから始まり、PS2、Wii、3DSなどで進化を重ね、グラフィックや操作性はより自然に近づきました。特に『フィッシュアイズ3 記憶の破片たち』では物語性が加わり、釣りが心の再生を象徴する体験として描かれています。静寂の中にある豊かさを教えてくれる、唯一無二の釣りゲームシリーズです。

シリーズの魅力

「自然との一体感」を追求した没入感

「自然との一体感」を追求した没入感
© 2006 マーベラス All Rights Reserved.

フィッシュアイズシリーズ最大の特徴は、自然との一体感を徹底して追求していることです。多くの釣りゲームが「釣る」ことそのものを目的にしているのに対し、このシリーズは「自然の中に身を置く」感覚を大切にしています。初代『フィッシュアイズ』では、画面上のパワーゲージやメーターを排除し、プレイヤーの感覚だけで竿を操り、魚との駆け引きを体験できるよう設計されています。これはゲームという枠を超えて、まるで川辺で静かに釣り糸を垂らしているような没入感を生み出しています。BGMは穏やかな旋律で、鳥の声や水の流れる音、木々のざわめきといった環境音がプレイヤーを包み込みます。これらの音や映像が調和することで、現実と仮想の境界が薄れ、プレイヤーは“自然の一部”になったような感覚を味わえるのです。

「癒し」と「静寂」をテーマにした独自の世界観

「癒し」と「静寂」をテーマにした独自の世界観
© 2003 ビクター All Rights Reserved.

フィッシュアイズは、アクション性や競技性よりも“癒し”を重視したゲームデザインが際立っています。作品を通して描かれるのは、ストレスや喧騒から離れ、静かな時間の中で自分と自然を見つめ直す世界です。『フィッシュアイズ2』では、23の釣り場と70種の魚が登場し、雄大な自然と共に過ごす癒しの時間を提供しています。自然の息づかいを感じながら釣りをすることで、プレイヤーの心は徐々に落ち着いていきます。シリーズを重ねるごとに癒しの演出は磨かれ、『フィッシュアイズ3 記憶の破片たち』では、物語性を取り入れ、都会に疲れた青年が自然の中で心を再生していく様子を描いています。プレイヤー自身がその物語の主人公となり、釣りを通して“忘れていた心の安らぎ”を取り戻す体験ができるのです。

「リアリティ」と「こだわり」が生み出す美しい映像世界

「リアリティ」と「こだわり」が生み出す美しい映像世界
© 2003 ビクター All Rights Reserved.

このシリーズが特別なのは、自然の再現に対する異常なまでのこだわりにあります。初代の時点で写真をベースにした背景を採用し、渓流や山の表情をリアルに描きました。その精神は続編でさらに進化し、『フィッシュアイズ2』では水面の反射や魚の泳ぎ、風に揺れる草木の動きまで緻密に再現されています。プレイステーション2以降は天候や季節の変化が導入され、時間帯によって光の差し込み方や川の色が変わるなど、自然の“息づき”が画面の中に宿っています。『フィッシュアイズ ポータブル』や『フィッシュアイズWii』では、機器の性能を活かし、動く水面のきらめきや霧のかかる渓谷、夕焼けに染まる湖など、現実の自然に近い空気感を生み出しました。特にWii版以降は体感操作が導入され、プレイヤーの手の動きと竿のしなりが一体化することで、視覚と感覚の両方でリアリティを感じられます。

「釣り」という行為を超えた“心の物語”

「釣り」という行為を超えた“心の物語”
© 2006 マーベラス All Rights Reserved.

フィッシュアイズシリーズは、単なる釣りゲームではなく、“心の物語”を描く作品でもあります。特に『フィッシュアイズ3 記憶の破片たち』では、主人公が友人のロッジで過ごす時間の中で、自分自身と向き合い、忘れかけていた感情を取り戻すというテーマが中心に据えられています。ロッジで過ごす犬との交流、旧友から届く手紙、釣りの合間に見つける日記や古いルアーなどが、失われた記憶の欠片を少しずつつなげていく物語構造になっています。釣りそのものが、心のリハビリであり、静かな対話であるかのように描かれているのです。プレイヤーは課題をこなすだけではなく、風景を眺め、自然の音に耳を傾ける時間を持つことが推奨されます。こうした“立ち止まる遊び”を肯定する姿勢こそが、他のゲームにはない哲学的な魅力です。シリーズ全体に流れる「癒し」「再生」「静寂」というテーマは、時代を超えて多くの人の心をつかんでいます。

「魚との共存」と「収集・育成」の楽しさ

「魚との共存」と「収集・育成」の楽しさ
© 1996 パック・イン・ビデオ All Rights Reserved.

フィッシュアイズのもう一つの大きな魅力は、釣った魚をただの“戦利品”として扱わないことです。釣り上げた魚はアクアロッジや自宅の水槽で飼育でき、鑑賞や育成を通して、魚たちとの“共存”を感じることができます。魚は一匹ごとに細かくモデリングされており、ヒレの動きや体表の光の反射まで丁寧に表現されています。『フィッシュアイズ ポータブル』や『Fish Eyes 3D』では、魚の種類ごとの生態や好む釣り具の違いも細かく設定されており、魚の習性を理解するほど釣果が上がるというリアルな仕組みが取り入れられています。また、水槽には魚図鑑の要素があり、一度釣った魚が自動的に登録され、成長の様子を観察することができます。3DS版では水槽を自由に装飾する「アクアルーム」も実装され、岩や水草、照明などを配置して自分だけの水中空間を作ることができました。単なる釣りの結果ではなく、“命を預かる感覚”をゲーム内で体験できる点が、このシリーズの深い魅力となっています。

シリーズの一覧

フィッシュアイズ

フィッシュアイズ
© 1996 パック・イン・ビデオ All Rights Reserved.
フィッシュアイズ|プレイステーション (PS1)|パック・イン・ビデオ|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
パック・イン・ビデオより1996年10月10日にプレイステーション用ソフトとして発売されたネイチャー&フィッシングゲーム。かつてないリアルさを実現したゲーム作品となる。パワーゲージなどゲームならではの表示などを全て省き、「自分の感…

1996年10月10日にプレイステーション向けに発売されたシリーズ第1作は、「ネイチャー&フィッシング」を掲げ、ゲームらしいパワーゲージや数値の表示を思い切って外した設計が特色です。画面に余計な情報を置かず、竿のしなりや魚の引きだけを頼りにやり取りを判断する構図は、釣りの“感覚”そのものを味わう作りになっています。

フィッシュアイズ
© 1996 パック・イン・ビデオ All Rights Reserved.

渓流のせせらぎや鳥の声といった環境音が丁寧に収録され、BGMも静かに流れるため、プレイ中は自然に包まれる心地よさが続きます。背景は写真的な質感で、当時の技術水準ながら水の流れや上流の風景に雰囲気があり、映像表現の工夫が感じられます。

フィッシュアイズ
© 1996 パック・イン・ビデオ All Rights Reserved.

魚の動きは分かりやすさを優先した挙動で、横方向に逃げるため取り組みやすく、釣り上げた魚を自宅の水槽で飼育できる要素もあり、鑑賞の楽しみまで備えています。ゲーム内では写真の人物がアドバイスをくれる演出もあり、CGに頼らない見せ方が味になっています。派手な勝負より、川辺で呼吸を整えるように遊べる作風が大きな魅力です。

フィッシュアイズ2

フィッシュアイズ2
© 2000 ビクター All Rights Reserved.
フィッシュアイズ2|プレイステーション (PS1)|ビクター|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
ビクターより2000年1月27日にプレイステーション用ソフトとして発売された釣りゲーム。限界に挑んだグラフィックで大自然の中での釣りを堪能できる釣りゲームの第2弾となる。23ステージを収録し、そこに生きる70種の魚は、意志を持った生命のご…

2000年1月27日に発売された続編は、自然表現の密度を高め、川・湖・海を横断する全23ステージと70種規模の魚相に対応します。水面の揺らぎや風景の奥行きが感じられる映像で、実際の釣り場に立っているかのような広がりを実現しました。

フィッシュアイズ2
© 2000 ビクター All Rights Reserved.

ルアーは100種類と選択肢が豊富で、狙う魚や状況に合わせたタックル選びが重要になります。初代から受け継いだ「釣った魚を水槽で飼う」遊びも継続し、釣りと鑑賞のサイクルを自然に往復できる設計です。

フィッシュアイズ2
© 2000 ビクター All Rights Reserved.

レビューでは、実写のような背景が臨場感に直結すると評され、ストレス発散やリラクゼーションとしての価値が語られる一方、釣りの競技性を求める人には穏やかすぎると映ることもある――という受け止めが示されています。シリーズの核である「自然のなかで呼吸するように遊ぶ」感覚を拡張した一作です。

フィッシュアイズ ワイルド

フィッシュアイズ ワイルド
© 2001 ビクター All Rights Reserved.
フィッシュアイズ ワイルド|ドリームキャスト (DC)|ビクター|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
2001年2月22日にビクターより発売されたドリームキャスト用フィッシングシミュレーションゲーム。自然の中で魚釣りを楽しむことができ、淡水魚、海水魚などの魚種や釣り場のバラエティが豊富で、一部作品を除き、釣った魚は水槽で飼育できる。本作意…

2001年2月22日にドリームキャスト向けに登場。淡水・海水の多彩な魚種と釣り場を揃え、シリーズの「自然と共にある時間」を据えつつシミュレーション性を押し出しています。釣り上げた魚を水槽で飼育できる点は一部を除き継承され、コレクションとしての面白さも用意されています。

フィッシュアイズ ワイルド
© 2001 ビクター All Rights Reserved.

海外では『Reel Fishing: Wild』としてリリースされ、評価は賛否が分かれました。レビュー集計は5割台後半、個別評価では6点台後半や、国内誌で40点満点中20点台後半といったスコアに落ち着き、臨場感は肯定されつつ、ビジュアルの平均的な作りや単調になりがちな操作感を指摘する論調も見られます。価格次第では“味わい深いリアル寄りの釣り”として勧められる――という評価軸が象徴的です。

フィッシュアイズ3 記憶の破片たち

フィッシュアイズ3 記憶の破片たち
© 2003 ビクター All Rights Reserved.
フィッシュアイズ3 記憶の破片たち|プレイステーション2 (PS2)|ビクター|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
ビクターより2003年6月26日にプレイステーション2用ソフトとして発売された釣りゲーム。美しく描き込まれた大自然のなかで繰り広げられる作品。「船着き場」「霧が淵」「滝つぼ」などの10種類にも及ぶ釣り場が用意されており、移ろいゆく季節や天…

2003年6月26日にPS2で発売。大自然を精密に描いた風景のなかで、10種類の釣り場(「船着き場」「霧が淵」「滝つぼ」など)が季節や天候に応じて異なる表情を見せ、イワナやニジマスなど30種の淡水魚と駆け引きします。本作はシリーズでも特に物語性が強く、都会暮らしに疲れた青年が旧友のロッジに滞在し、釣りを通して心を調整していく静かなストーリーが、友人から届く手紙によってゆっくりと進みます。ロッジには黒い大型犬が住み着き、プレイヤーが名前を付けられるほか、手紙を運んだり思い出の手がかりをもたらしたりと、生活の相棒として寄り添います。

フィッシュアイズ3 記憶の破片たち
© 2003 ビクター All Rights Reserved.

プレイ面では、旧友から課される「魚種・サイズ・匹数」などの課題に挑み、クリア状況はロッジの「パズルパネル」で確認。条件を満たすと新たな釣り場が開放され、釣具が送られてくる仕組みで、ルアー・フライ・エサまで網羅した約150種のタックルを状況に合わせて選びます。

フィッシュアイズ3 記憶の破片たち
© 2003 ビクター All Rights Reserved.

リールの巻き取りや竿捌き、テンション管理を繊細に行い、針掛かりのタイミングを見極めるやり取りは集中を要します。さらに、犬が拾ってくる古びたルアーや誰かの日記といった“記憶の欠片”を集める収集要素、釣った魚を水槽で育てたり図鑑に登録したりする鑑賞要素まで備え、静かな没入を支える仕掛けが丁寧に積み上げられています。

フィッシュアイズ ポータブル

フィッシュアイズ ポータブル
© 2006 マーベラス All Rights Reserved.
駿河屋 -フィッシュアイズ ポータブル(プレイステーション・ポータブル)

2006年9月28日にプレイステーションポータブル(PSP)向けに発売された本作は、湖・川・渓谷などのフィールドが時間帯や天候、季節で姿を変え、自然音まで含めて小さな画面に“現地の空気”を凝縮します。

フィッシュアイズ ポータブル
© 2006 マーベラス All Rights Reserved.

登場する魚は22種で、色彩や模様、泳ぎの表現が精緻に描かれ、イワナやニジマス、ヘラブナやブラックバスといった身近なターゲットを中心に構成されています。ヤマメとイワナの交雑種として知られるカワサバのように、特定条件下で狙える魚もいます。タックルは約150種を収録し、ルアー、フライ、エサ釣りまで選択の幅が広いのが強みです。

フィッシュアイズ ポータブル
© 2006 マーベラス All Rights Reserved.

釣り場・魚種・天候を手掛かりに最適解を探る過程がゲーム性の核で、昆虫を模したフライや、バッタ型のトップ系ルアー、サナギ粉末入りの練りエサ、基本のミミズなど、用途の異なる道具を状況に当てはめていきます。実際の釣りと同じく、仕掛けの相性と操作のタイミングを両輪に、テンションを管理しながら慎重に寄せる流れが小気味よく、釣り上げた魚は水槽で鑑賞・成長させることができます。

フィッシュアイズWii

フィッシュアイズWii
© 2009 マーベラス All Rights Reserved.
フィッシュアイズWii|Wii|マーベラス|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
マーベラスより2009年4月30日にWii用ソフトとして発売された釣りゲーム。長年釣りゲームファンに愛されている『フィッシュアイズ』シリーズのパワーアップしたWii版となる。美しい自然の中で釣りを体験でき、アクアロッジでは、水槽で魚を飼育…

2009年4月30日発売のWii版は、Wiiリモコンを竿、ヌンチャクをリールに見立てた直感操作で、シリーズの癒し路線に“体感”を重ねた構成です。海・川・磯など世界各地のフィッシングステージで40種超の魚を狙い、魚種によって釣り方が変わる手応えを強化。

フィッシュアイズWii
© 2009 マーベラス All Rights Reserved.

釣った魚は「アクアロッジ」の水槽で飼育して成長を眺められ、図鑑や雑誌を読む要素もあって、自分だけの癒し空間を作れます。最大4人対戦に対応しており、家族や友人と“釣り勝負”を楽しめるのもWiiならではの魅力です。

フィッシュアイズWii
© 2009 マーベラス All Rights Reserved.

Wiiリモコンの振りと巻きの操作が、キャスティングからファイトまでの流れに直結するため、自然の風景と身体の動きがシンクロし、シリーズの没入感が一段と高まっています。

フィッシュアイズ チャレンジ

フィッシュアイズ チャレンジ
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2009年7月14日に配信されたWiiウェア版は、価格を抑えて釣りのコア部分に絞った構成です。1人プレイで、CEROは全年齢対象。飼育モードを省き、代わりに「チャレンジモード」「フリーモード」「ランキング」という明快な3本柱でテンポよく遊べます。課題をクリアしていくと登場する魚の種類が増え、腕前に応じて遊びの幅が広がります。

フィッシュアイズ チャレンジ
© 2009 マーベラス All Rights Reserved.

『フィッシュアイズWii』のセーブデータが本体にあれば、進行度に応じて特殊な魚が現れる連動要素があり、両作品を合わせて楽しめます。舞台はオーストラリア、アラスカ、カナディアンロッキー、日本の山岳地帯や磯、フロリダの遠浅エリア、遠洋の船釣りなど、現実感のある景観が並び、自然音が風景の説得力を底支えします。手早く挑戦し、サクサク成果を積み上げたいときに最適な一本です。

フィッシュアイズ3D

フィッシュアイズ3D
© 2011 マーベラス All Rights Reserved.
駿河屋 -フィッシュアイズ3D(ニンテンドー3DS)

シリーズ15周年の節目にあたる本作は、ニンテンドー3DSで2011年6月に登場しました。開発は本作からタキオンが担当し、立体視の奥行きで“画面の外へ引き抜く”ような臨場感を演出します。初期は「大池」からスタートし、クエストを達成して釣り場を増やしていく進行。

フィッシュアイズ3D
© 2011 マーベラス All Rights Reserved.

渓流や上流、入り江、磯、寒冷地の湖、沿岸など、多様なロケーションを順に開放していきます。タックルは100種類以上で、魚との相性が★で示され、数が多いほど食いつきやすくなる仕組みです。スピナー、スプーン、トップ系、ミノー、バイブレーション、クランク、メタルジグ、ラバージグ、スピナーベイト、ワーム、各種フライ、エサまで選択肢が広く、狙い魚だけに相性の高い道具を選んで“外道”の干渉を避ける戦略が有効です。

フィッシュアイズ3D
© 2011 マーベラス All Rights Reserved.

フッキングのタイミングをロッド操作で合わせ、ライン音やテンションの変化を頼りにいなしていく釣り味は、シリーズらしい繊細さを3Dで増幅させます。釣り上げた魚は最大3匹までキープして持ち帰り、水槽で鑑賞可能。淡水・海水の「アクアルーム」はアクセサリーでカスタマイズでき、魚の拡大表示や個別情報の確認、エサやりや水槽を軽く叩いて寄せる鑑賞アクションまで備わっています。

まとめ

まとめ
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フィッシュアイズシリーズは、「釣り」という行為を通して自然の静けさと人の心をつなぐ、唯一無二のゲームです。感覚で釣りをする没入感、静寂に包まれる癒しの時間、徹底的なリアル表現、心に響く物語、そして魚と共に過ごす育成の喜び――そのすべてが、プレイヤーに“自然の中で生きる”という実感をもたらします。シリーズが長年愛され続けている理由は、派手な演出でも、複雑なシステムでもなく、「静かに美しい時間を過ごす」という体験そのものにあります。忙しい現代において、この穏やかな世界は、まるで心の休息地のように存在しているのです。

フィッシュアイズシリーズの一覧

ゲーム一覧|フィッシュアイズ|レトロゲームから最新ゲームまで検索できるゲームカタログのピコピコ大百科
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