この記事では、ゴルフしようよシリーズについて、誕生のきっかけから作品ごとの展開、そしてシリーズ全体が持つ特徴や魅力を整理して紹介しています。かわいらしい見た目と本格的なゴルフゲーム性をあわせ持つ点や、時代を先取りした挑戦的な要素などを中心に、シリーズがどのように進化してきたのかをわかりやすくまとめています。初めて名前を知る人にも、過去に遊んだことがある人にも理解しやすい内容です。
シリーズの概要

ゴルフしようよシリーズは、家庭用ゲーム機向けに展開されたゴルフゲームシリーズで、かわいらしいキャラクターデザインと、本格的なゴルフ要素をあわせ持つ点が大きな特徴です。シリーズの始まりは1999年にドリームキャストで発売された作品で、わかりやすい操作方法と丁寧な作りにより、ゴルフに詳しくない人でも楽しめる内容となっていました。作品を重ねるごとにキャラクター数やコース数が増え、ストーリーモードやミニゲームなど遊びの幅も広がっていきます。また、追加ディスクによるコース拡張や、インターネット通信対戦への対応など、当時としては新しい要素にも積極的に取り組んでいました。後には携帯ゲーム機向けの作品も登場し、シリーズの世界観を別の形で展開しています。販売面では厳しい時期もありましたが、遊びやすさと挑戦的な試みを両立させたシリーズとして、独自の存在感を残しました。
シリーズの魅力
わかりやすくも奥深い操作システム

シリーズを通して採用されている操作方法は、方向を決めてタイミングよくボタンを押すという、とてもシンプルな仕組みです。この円形のパワーゲージによる操作は、ルールを知らなくても直感的に理解できるため、ゲームに不慣れな人でもすぐに遊べます。しかし、風向きや地形、キャラクターの能力を考えながら操作すると、結果が大きく変わってきます。そのため、ただ簡単なだけではなく、上達する楽しさもきちんと用意されています。練習を重ねることで、狙った場所に正確にボールを運べるようになる感覚は、このシリーズならではの魅力です。
個性豊かなキャラクターたちの存在

ゴルフしようよシリーズでは、登場するキャラクター一人ひとりに明確な個性と能力差があります。飛距離が得意なキャラクターもいれば、コントロールに優れたキャラクターもおり、誰を使うかによってプレイ感覚が変わります。また、作品が進むごとにキャラクター数が増え、ストーリー要素も加わったことで、単なる操作キャラ以上の存在として描かれるようになりました。見た目や性格だけでなく、能力面でも選ぶ楽しさがあるため、自分に合ったキャラクターを見つけること自体が、ゲームの楽しみの一部になっています。
豊富なコースと遊びの幅広さ

シリーズ全体を通して、収録されているコースの数と種類は非常に豊富です。日本だけでなく、海外を舞台にしたコースが多く登場し、それぞれ地形や雰囲気が大きく異なります。そのため、同じ操作でもコースが変わるだけで、まったく違った攻略が求められます。また、通常のゴルフだけでなく、ミニゲームや特別なルールを取り入れたモードも用意されており、気分に合わせて遊び方を変えられます。長時間じっくり遊ぶことも、短時間で楽しむこともできる点が、多くの人に支持された理由です。
時代を先取りした挑戦的な姿勢

ゴルフしようよシリーズは、ただ安定した作りを目指すだけでなく、その時代としては新しい挑戦を積極的に行ってきました。インターネット通信対戦への対応や、追加ディスクによるコース拡張、携帯ゲーム機での3D表現など、どれも簡単ではない試みでした。結果としてすべてが大成功したわけではありませんが、遊ぶ側に新しい体験を届けようとする姿勢は強く感じられます。この挑戦心こそが、シリーズを単なるゴルフゲーム以上の存在にしており、今でも印象に残る理由となっています。
シリーズの一覧
ゴルフしようよ


1999年12月9日にドリームキャスト用ソフトとして発売された「ゴルフしようよ」は、シリーズの原点となる作品です。開発と販売を担当したのは株式会社ボトムアップで、ドリームキャストとしては初のゴルフゲームでした。当時の家庭用ゲームでは5,800円前後が一般的だった中、この作品は3,980円という手に取りやすい価格で販売されていた点も特徴です。

ゲーム内容は、方向を決めてショットし、円形のパワーゲージに合わせてボタンを押すという、直感的でわかりやすい操作方法が採用されています。そのため、ゴルフに詳しくない人でも遊びやすい作りになっていました。一方で、クラブの選択やキャラクターの能力差など、しっかりとした戦略性も用意されており、長く遊べる内容でもありました。
登場キャラクターは初期状態で4人用意されており、それぞれ能力が異なります。さらに、ワールドツアーモードで日本、オーストラリア、アフリカ、スコットランド、アメリカの5か国、合計90ホールをクリアすることで、新しいキャラクターが使えるようになります。こうしたやり込み要素も、本作の魅力の一つでした。

グラフィック面では、ドリームキャストの性能を活かした美しいコース表現が評価されました。キャラクターは秒間60フレームでなめらかに動き、試合中には会話も行います。また、ゴルフ用品メーカー「キャスコ」との提携によるリアルなクラブデータが使われており、見た目のかわいらしさと本格さが両立していました。さらに、ゲートボールを題材にしたミニゲーム「G-BALL」も収録され、ゴルフ以外の遊びも楽しめる構成でした。
一方で、発売当時のゲーム雑誌では、他社の人気ゴルフゲームに似ているという評価も受けました。プレイステーションが強かった時代背景もあり、販売本数は伸び悩みます。その結果、2000年3月に開発元のボトムアップが倒産するという出来事が起こりました。オンラインサービスも2001年8月には終了し、シリーズの今後が不安視される状況となりましたが、後に権利がソフトマックスへ移行し、展開は続くことになります。
ゴルフしようよ 攻略パック


2000年6月2日に発売された「ゴルフしようよ 攻略パック」は、初代作品をベースにした特別版です。販売元はソフトマックスで、価格は初代と同じ3,980円でした。この作品の大きな特徴は、通常の説明書に加えて、各ホールの攻略ポイントがまとめられた攻略ノートが同封されている点です。
ゲーム内容自体は初代と同じで、方向指定と円形パワーゲージを使ったショットシステムや、個性豊かなキャラクター、ワールドツアーモードによる解放要素もそのまま引き継がれています。そのため、これから遊び始める人にとっては、より理解しやすく、安心して進められる構成となっていました。
攻略ノートには、各コースごとに注意すべき点が書かれており、メモを書き込めるようにもなっています。これにより、自分なりの攻略方法をまとめながらプレイすることができ、ゴルフゲームとしての奥深さをより感じられる内容でした。人気作品をより親切な形で再登場させた一本と言えます。
ゴルフしようよ コースデータ集アドベンチャー編


2000年8月3日に発売された「ゴルフしようよ コースデータ集アドベンチャー編」は、シリーズ唯一のアペンドディスクです。この作品は、新しいコースデータを追加することを目的としたもので、フィジー、ネパール、エジプト、メキシコ、カナダの5か国、合計90ホールが収録されています。
このディスク単体でも遊ぶことができますが、元の「ゴルフしようよ」のディスクを使うことで、16人すべてのキャラクターを使用できるようになります。コースは起伏が激しく、これまでとは違った工夫が求められるものが多く、遊びごたえのある内容でした。

また、本作ではインターネットを使ったランキングトーナメントも開催され、当時としては新しい試みが行われています。さらに、GD-ROMをパソコンで起動すると、スクリーンセーバーや時計、パズル、カレンダーといったデスクトップアクセサリーが収録されており、ゲーム以外の楽しみも用意されていました。シリーズ全体を通して、購入者へのおまけ要素が多い点も印象的です。
ゴルフしようよ2 新たなる挑戦


2001年1月に発売された「ゴルフしようよ2 新たなる挑戦」は、前作を大きく進化させた続編です。新キャラクターが追加され、使用できるキャラクターは20人以上に増えました。舞台となるコースも、日本やハワイ、ブラジルなど世界各地に広がり、合計で100ホールを超えるボリュームとなっています。

システム面では改良が重ねられ、新しいミニゲームや、ポイントを集めてアイテムを入手する要素も加わりました。ストーリーモードでは前作から2年後の世界が描かれ、キャラクター同士の関係性もより深く描写されています。

最大の特徴は、当時としては珍しかったネットワーク通信対戦に対応した点です。料金を支払うことで、遠く離れた相手と対戦できる仕組みは話題になりました。ただし、当時はモデム接続が主流で、通信環境のハードルは高く、深夜の時間帯に遊ぶ人が多かったようです。最終的に通信サービスは2001年8月に終了しましたが、先進的な挑戦として記憶されています。
黒ひげのゴルフしようよ


2002年4月に発売された「黒ひげのゴルフしようよ」は、シリーズの流れをくみつつ、携帯ゲーム機向けに大きく作り直された作品です。主人公には「黒ひげ危機一発」で知られる黒ひげが採用され、ゲームボーイアドバンス用ソフトとして登場しました。
携帯機でありながら3Dポリゴンによる立体的なコース表現に挑戦しており、当時としては意欲的な作りでした。コースはリアルなゴルフ場と、仕掛けの多い黒ひげ専用コースの2種類が用意され、違った遊び方が楽しめます。

モードも充実しており、世界を巡るワールドツアー、自由に遊べるフリーラウンド、ストーリー仕立てで進むアドベンチャーモードなどが収録されています。さらに、過去作のキャラクターも登場し、必殺ショットといった新しい要素も追加されました。シリーズの特徴を残しつつ、新しい方向性を打ち出した一本です。
まとめ

ゴルフしようよシリーズは、親しみやすいデザインと本格的なゴルフ要素を組み合わせることで、幅広い層に向けた遊びやすいゴルフゲームを目指して作られてきました。シンプルな操作方法により誰でも気軽にプレイできる一方で、キャラクターごとの能力差やコースの特徴を理解することで、戦略的な楽しさも味わえる構成となっています。シリーズが進むにつれてキャラクターやコース数が増え、ストーリー要素やミニゲーム、通信対戦など新しい要素も積極的に取り入れられました。販売や運営面では厳しい状況に直面した時期もありましたが、追加ディスクや機種変更といった形で展開を続けた点からは、作品を大切に育てようとする姿勢がうかがえます。大きなヒット作とはならなかったものの、遊び手のことを考えた丁寧な作りと挑戦的な試みによって、印象に残るゴルフゲームシリーズとして確かな足跡を残したと言えるでしょう。
ゴルフしようよシリーズの一覧





















